伝統的工芸品ニュース

伝統的工芸品ニュース

アーカイブ:2018年07月

2018/7/19商品

アボリジニ楽器に輪島塗 輪島の漆器店「新境地開拓」 見た目に加え「響きも向上」

 輪島市河井町の八井浄漆器本店は18日までに、オーストラリアの先住民アボリジニが祝いの儀式などで使う管楽器「イダキ」に輪島塗を施した。富山市の奏者の依頼でこれまでに2本を仕上げたところ、堅牢優美な出来栄えだけでなく「響きが良くなった」と好評で、今月からさらに2本で取り掛かる。完成後は輪島でお披露目の演奏会が予定され、同店は輪島塗の新たな需要開拓に弾みを付ける。
 イダキはシロアリに食べられて空洞となったユーカリの木の筒を使った楽器で、唇を振動させて息を吹き込むと「ブォーン」と音が響き渡る。長いものは2メートルを超え、ディジュリドゥとも呼ばれる。
 輪島塗を依頼したのは、富山市八尾町のイダキ奏者浅岡秀彦さんで、上質な光沢を求めて2011年、八井浄漆器本店に長さ約160センチの2本で黒、赤の仕上げを注文した。同店によると、浅岡さんは「イダキをたくさん持っているが、輪島塗を施したものが一番音がいい」と気に入り、14日、新たに長さ約140センチの2本を発注した。
 今後は、強度を高める布着せや研ぎ出し、中塗り、上塗りといった輪島塗の手仕事の工程を積み重ね、3~4カ月掛けて完成させる。依頼があれば家紋や意匠を蒔絵の技法で入れる。

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2018/7/19伝統的工芸品

土面を知事に寄贈 「陶炎祭」コンクール受賞者の2人

 笠間焼の祭典「第37回陶炎祭」の作家土面コンクールで、最優秀の県知事賞に輝いた石岡市の佐野有子さん(43)と県議会議長賞を獲得した笠間市の安藤昌彦さん(47)の2人がきのう、県庁を訪れ、大井川和彦知事と山岡恒夫議長に受賞作品を寄贈した。
 佐野さんは東京都出身で笠間市の窯元で修行し、2005年に独立。受賞作は木目と歌舞伎を組み合わせた作品で、本物の木材を参考にしつつ、人間らしい表情にアレンジした。「受賞できたことは光栄。これを励みに、歌舞伎シリーズも作っていきたい」と意欲を見せた。
 安藤さんも東京都出身。受賞作はピカソの作品から着想した。「もやのかかったような表現や色使いにこだわった。受賞には驚いている」と喜びをにじませた。大井川知事は「笠間焼は若手がどんどん入っていて勢いを感じる。今後が楽しみ」と期待感を示した。

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2018/7/17商品

サムライワークス、西陣織と牛革を使用したiPhoneケースを発売

 サムライワークス株式会社は、「TSUMUGI」ブランドより、西陣織を使用したiPhoneケース「TSUMUGI 西陣織×牛革 iPhoneケース」を7月20日に発売すると発表した。
 同ケースは、「TSUGUMI」ブランドの第3弾となるケース。西陣織だけを使用するのではなく、牛革を取り入れることで色合いにアクセントを加えてデザイン性を高めた。
 着物の帯や能衣装などで使用されている西陣織の「金襴」を使用している。ICカードなどを収納できるポケットも装備している。デザインのラインアップは26柄(20柄は直営店舗限定販売)を用意している。

サムライワークス株式会社
価格:6800円(税抜)
URL:https://collaborn.com/feature/nisijin.php?pr2018

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2018/7/17伝統

夏の日差しで漆精製 輪島の工房、天日黒目始まる

 生漆を夏の日差しにさらして精製する「天日黒目(てんぴぐろめ)」の作業が16日、輪島市横地町の大徹漆器工房で始まった。気温30度を超す暑さの中、職人が汗を拭いながら漆を丁寧にかき混ぜた。
 天日黒目は、輪島塗の仕上げ工程「上塗り」用に漆を精製するため水分を減らす作業で、市無形文化財となっている。炎天下、職人2人が交代で、おけに入れた乳白色の漆を櫂(かい)でかき混ぜると、1時間半ほどで光沢のある茶色に変わった。
 同工房は長年、岩手県浄法寺町産の漆を使っており、今年は12キロを精製する。初日は4キロで、八井凡親会長は「暑すぎて冷ますタイミングなど調整は難しかったが、上質の漆ができた」と話した。

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2018/7/17ニュース

珠洲焼と備前焼が技術交流 粘土を交換、公開制作

 珠洲焼と備前焼の交流事業「アーティスト・イン・レジデンス珠洲」(北國新聞社後援)は16日、珠洲市陶芸センターで始まった。岡山県の備前焼作家3人が珠洲に滞在し、8月4日まで初の公開制作に取り組み、備前焼と同様に古代の須恵器(すえき)をルーツとする珠洲焼との技術交流を深める。初日は作家3人が陶芸愛好者18人に備前焼の技法を伝えた。
 備前焼作家の森大雅さんと藤田祥さん、備前焼宝山窯の森敏彰さんの3人が珠洲市の「日置ハウス」に寝泊まりし、市陶芸センターを拠点に制作過程を公開しながら作陶する。

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2018/7/17イベント

「作陶過程も見て」 金城秀義さん、那覇市で個展

 南城市玉城に工房を構える壺屋焼の陶工・金城秀義さんが、17日から那覇市のパレットくもじ7階美術サロンで個展を開く。自身3回目となる今回の個展では作品展示だけでなく、工房の雰囲気を再現しようと、サロン内で染め付けや線彫りなどの陶工作業を披露する。金城さんは「出来上がった作品を見てもらうだけじゃなくて、どう作るのか見てほしい」と話し、訪れた人との出会いを心待ちにしながら準備を進めている。
 金城さんは18歳で作品を作り始め、1995年、南城市玉城に工房「秀陶房」を開いた。金城さんの作品の多くは、壺屋焼を代表するデザインである魚紋が描かれている。
 「実は、ヘアピンで彫っているんだ」。金城さんの作品は手作りの道具から生まれる。ヘアピンを木の棒に挿した線彫り用の道具、那覇大綱挽で手に入れた綱をほどいて作った染め付け用の筆や、竹ぼうきの掃く部分を使った筆などなど。
 個展は23日まで。入場無料。午前10時から午後8時半まで(最終日は午後5時まで)。問い合わせはリウボウ美術サロン(電話)098(867)1291。

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2018/7/13伝統的工芸品

大堀相馬焼の絵柄作り体験

 原発事故で被災した浪江町伝統の大堀相馬焼について、地元の子どもたちに知ってもらおうと、絵皿のデザイン作りを体験する教室が開かれました。
 この教室は、原発事故の影響で避難を余儀なくされ、一部の窯元が避難先で伝統を守り続けている大堀相馬焼について地元の子どもたちに知ってもらおうと、窯元などが12日、浪江町の小学校で開いたもので、この春に地元で再開した浪江町と富岡町の小中学生が参加しました。

 はじめに、西郷村で焼き物作りを再開した窯元の男性が、走る馬の伝統的な絵柄や、表面に入った細かなひび割れ状の模様などの伝統的な作品の見本を紹介しました。
 続いて、子どもたちは直径10センチほどの皿に付ける絵柄の下絵作りに挑戦し、プロのデザイナーの指導を受けながら、ふるさとの風景や好きな動物などを思い思いに描いていきました。
 子どもたちが絵柄をデザインした皿は、今後、窯元が作品に焼き上げて、届けられることになっています。
 生徒たちを指導したデザイナーの中村至男さんは、「地元でなじみがあって、みんなが知っている大堀相馬焼に自分のデザインが入ることはおもしろく、意味があることだ。」と話していました。

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2018/7/13イベント

夢メッセみやぎで「全国やきものフェア」 全国120の蔵元・作家出展、「にゃっ展」も

 夢メッセみやぎ(仙台市宮城野区港3)本館展示棟で7月12日、「全国やきものフェアinみやぎ」が始まった。
 全国の主要産地の窯元・個人作家が一堂に集まり作品の展示・販売を行う同イベント。「産地の陶磁器に触れる機会を提供し、東北の皆さまの暮らしに器を通した日常的な潤いを取り戻してほしい」との思いから、東日本大震災の翌年の2012年に初開催され、今年で7回目を迎える。昨年は県内や近県から約3万3000人が来場した。
 今年は、益子焼、笠間焼、美濃焼、九谷焼、瀬戸焼、信楽焼、伊賀焼、京焼、備前焼、萩焼、波佐見焼、唐津焼、有田焼、伊万里焼など、全国120の窯元・作家が出展する。
 家具と器による空間づくりを提案する「引き立て合う家具と器 monmaya」、東北の陶芸家をピックアップして紹介する「東北の陶芸家たち」、全国の猫好き作家が手掛けたアクセサリー・バッグ・小物雑貨を展示販売する「にゃっ展」などのイベントコーナーも用意。南部鉄器や熊野筆など全国の職人作品が勢ぞろいする「匠(たくみ)の職人展」、北海道グルメ集めた飲食ブース「味力発掘!北海道」も同時開催する。
 同イベント担当者は「好きなものは皆さんそれぞれ違うと思う。皆さんのお気に入りを会場で見つけていただきたい。ワクワクするお気に入りの作品を豊かな暮らしのアイテムとして取り入れてもらえれば」と来場を呼び掛ける。
 開催時間は10時~17時(最終入場は閉場30分前まで、最終日は16時閉場)。入場料金は500円(中学生以下、身体障がい者およびその介添者1人無料)。今月16日まで。

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2018/7/13商品

博多人形の製法生かした筥崎宮おはじき

 博多に秋の訪れを告げる筥崎宮(福岡市東区)の祭り「放生会」。風物詩の一つ「放生会おはじき」は色とりどりのデザイン。「悪災をはじく」という意味を込めた縁起物だ。近年は希少価値から人気が高まり、購入のための徹夜の列ができるほど過熱。販売中止を余儀なくされた。
 そんなおはじきが生まれ変わった。博多人形師団体、白彫会(福岡市西区、小副川祐二会長、092・881・0850)が作る「筥崎宮おはじき」は「お宮参りの原点に戻っていつでも手に入るように」との思いで3月から通年販売を始めた。
 10円玉ほどの大きさのおはじきは、御神紋や楼門、放生会の露店など筥崎宮にちなんだ20種が1セット。
 通年販売による人形師の負担を減らすため一つひとつを分担して作り、セットにする。テーマに沿って人形師たちが「アイデアや技を競い合う」ことでデザインや色使いなど個性の違いを楽しめる。

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2018/7/13ニュース

飯山市の伝統工芸品「内山紙」を使い小学生が工作

 飯山市の伝統工芸品の「内山紙」をちぎって、地元の小学生たちが工作をしました。
 工作をしたのは、飯山市の東小学校の5、6年生の9人で、トラやウサギの顔などが書かれた内山紙を思い思いの形にちぎりました。
 使われた内山紙は、ながの東急百貨店で開かれるイベント=「白いどうぶつ園」の開催を記念して作られたもので、飯山市内のすべての保育園と幼稚園、小学校に贈られます。
 ちぎった動物は同じく内山紙で作られた模造紙に貼り付けました。
 完成した作品は、ホワイトタイガーや白フクロウなど白い動物を集めて今月26日から、長野市のながの東急百貨店で始まる「白いどうぶつ園」で展示されることになっています。

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