伝統的工芸品ニュース

伝統的工芸品ニュース

アーカイブ:2018年11月

2018/11/30イベント

工芸に宿る魂伝え 金沢・しいのき迎賓館で展覧会開幕

 東アジア文化都市2018金沢の関連展覧会「工芸×霊性」は29日、金沢市のしいのき迎賓館ギャラリーで始まった。若手を中心とした工芸作家33人が九谷焼や象嵌などで、宝物や思い出を入れる「玉箱」を表現した作品を並べ、工芸に対する自身の考えや作品に宿る魂を伝えた。
 会場には、色鮮やかな糸をステンレスの枠に張り、蚊帳を模した箱や、「人が最後に入る器」として想像を膨らませたという骨つぼなどがずらりと並び、来場者の関心を集めた。12月9日まで。会期中の2日には、作家や民俗学・文化人類学者の小松和彦氏によるトークイベントが開かれる。申し込みは金沢クラフトビジネス創造機構=076(265)5107=まで。

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2018/11/27イベント

歩く越前和紙 強く美しく メインの造形作品完成

来秋、鯖江で国際工芸サミット
 「21世紀のレオナルド・ダビンチ」と称されるオランダの芸術家テオ・ヤンセンさんが、越前和紙を使った造形作品2体を完成させた。県の依頼を受けて6月から制作。県が21日、「国際北陸工芸サミット」のプロモーションビデオを公開し、その中で完成作品を披露した。 (藤共生)
 国際北陸工芸サミットは来秋、北陸三県と文化庁が連携して鯖江市のサンドーム福井で開かれる。今回の完成作品はサミットのメイン展示となる。
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2018112202000227.htm

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テオ・ヤンセン展inふくい 2019年秋のイベント
youtubeでもPVを公開中

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2018/11/27イベント

伊勢型紙と“コラボ”目玉に来月1日から ステンドグラス展【岩手】

 一関市三関のステンドグラス教室・創作工房スタジオK(加藤憲子さん主宰)の生徒による「ステンドグラス展 伊勢型紙とステンドグラスのコラボレーション」は、12月1日から3日間の日程で同市田村町の蔵のひろばで開かれる。
 同教室は2002年にオープン。週3回開いており、ステンドグラスに魅せられた16人が通う。作品展は3~5年に1度開催しており、4回目。
 今回の見所は、着物の生地に柄や文様を染め付けるために使う伝統的工芸品の伊勢型紙を、ガラスとガラスの間に挟んで模様を浮き上がらせた作品で、ティファニーランプやついたて、ステンドグラスをはめたドア、ミニテーブルなど約70点を展示する予定。

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2018/11/27イベント

韓国最大の工芸イベント「2018工芸トレンドフェア」、ソウル・COEXで開催

 韓国文化体育観光部が主催し、韓国工芸デザイン文化振興院が主管する「2018工芸トレンドフェア」が、ソウル市三成(サムソン)洞のCOEXで開催された。
 今年で13回目を迎える韓国最大の工芸イベント「工芸トレンドフェア」は、工芸専門の博覧会で、工芸流通・事業のために設けられた場である。ことしは、韓国と日本を含む8か国を代表する工芸作家1600人と300の工芸企業およびギャラリーが参加し、6万人ほどが来場した。
 特に2019年4月「ミラノデザインウィーク」の期間に開催される「韓国工芸の法古創新展」が見られるのがみどころ。芸術監督は“黙々として苦しい”をテーマに工芸作品を伝統の水墨画的な技法で解釈した企画展示を演出した。墨の実直さや強さ、形状の明瞭さや美しさ、材料の多様な解釈を通じて韓国工芸の真骨頂を伝えた。

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2018/11/27伝統的工芸品

綴織の名品、華やかな手仕事 京都、西陣織会館で所蔵品展

 西陣で作られた綴織の名品が並ぶ所蔵品展「綴織の魅力」(西陣織物館主催)が、京都市上京区の西陣織会館史料室で開かれている。繊細な手仕事から生み出された巨大な掛け軸や、華やかな帯に来場者が見入っている。12月24日まで。
 綴織はよこ糸で文様を織り出す技法で、絵画のように細やかな色使いや柄を表現できるのが特長。西陣では江戸時代中期から盛んに織られるようになった。
 会場には法隆寺の観音菩薩像壁画を精巧に模写した大作や、水上勉の小説「西陣の女」をイメージした作品など約30点が並ぶ。戦時中に高級品の製造が禁止される中、技術伝承のため特別に作られた牡丹の壁掛けなど、歴史を伝える名品もある。午前10時~午後5時。入場無料。

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2018/11/26イベント

イッセイミヤケに京都の匠の技 職人手掛けたコートなど展示販売

 絞りや絣といった伝統技術を生かした男性向けのジャケットやコートが、京都市中京区柳馬場通三条下ルの「ISSEY MIYAKE KYOTO」のギャラリーで展示されている。京都の2人の職人が受け継いだ技術がモダンに生まれ変わり、訪れる人たちの目を引いている。
 京鹿の子絞に70年以上、携わる伝統工芸士の重野和夫さんと、染め分けた経糸で文様を作る西陣絣で唯一の若手職人の葛西郁子さんが制作した。世界的なデザイナーの三宅一生さんによるブランド「イッセイミヤケ」は伝統的なものづくりを重視する。2人は欠かせない職人といい、卓越した技と生み出される文様の魅力に目を向けてもらおうと展示が企画された。

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2018/11/26伝統的工芸品

岩手の誇る『浄法寺塗』~国産で作られる『漆』はわずか2%

 11月13日は『うるしの日』です。これは1985年(昭和60年)に『日本漆工協会』が定めたものです。
 絹本著色虚空蔵菩薩像 東京国立博物館蔵 平安時代後期 国宝(虚空蔵菩薩ーWikipediaより)。平安時代に文徳天皇の皇子、惟喬親王(これたかしんのう)が京都の法輪寺にお参りされたときのことです。そこで、ご本尊の『虚空蔵菩薩』様から漆の作り方を教わって、身に付けた日が11月13日だったことから、この日を『うるしの日』にしたそうです。
 『ウルシの木』は1万2000年以上も前から存在しています。その『ウルシの木』から採った漆は、9000年前の縄文時代から既に使われていました。実際、当時の遺跡から漆を使った装飾品が発掘されています。
 現在、日本で使われている漆の98%は中国から輸入されたものです。ですから、国産の漆はわずか2%ということになります。このうち約7割が、岩手県二戸市浄法寺町で生産される『浄法寺漆』です。浄法寺町の漆は量が多いだけではなく、質がとても優れていて、その漆を使った『浄法寺塗』は、岩手を代表するブランドになっています。

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2018/11/26イベント

27日まで田村敬星展 郡山・うすい、九谷毛筆細字を紹介

 九谷焼の磁器に九谷毛筆細字を描く技法を一子相伝で受け継いでいる田村敬星さんの作品展は二十七日まで、福島県郡山市のうすい百貨店・十階催事場で開かれている。三連休の最終日は大勢の来場者が訪れ、趣深い作品の数々に魅了されていた。
 福島民報社の主催。九谷毛筆細字とは、万葉集や百人一首などの和歌の文字を極細の毛筆で超絶技巧を用いて磁器に描き込む九谷焼独特の技法。約百三十年の歴史があり、田村さんは三代目。香炉や花器、酒杯など約六十点を展示・販売している。作品展では、田村さんの長女で四代目の田村星都さんの作品も展示・販売している。
 二十五日は星都さんが会場を訪れ、自らの作品を来場者に解説するなどした。

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2018/11/22イベント

京都の伝統のものづくりと東京の最先端アートとが出合う、『PARCOのKYOTO展』へ行こう。

 古来、ものづくりの街として伝統の技や美を育んできた京都と、最先端のアートやカルチャーを発信する東京。そのふたつをクロスオーバーさせた展覧会『PARCOのKYOTO展』が、2018年11月22日から12月3日まで、東京・池袋のパルコミュージアムで開催されます。
 匠の技をもつ京都の職人と現代アーティストとのコラボレーションにより、現在進行形の“進化する伝統”を表現しようという本展。参加する京都の匠は、京うちわの「阿以波(あいば)」、漆器の「西村圭功漆工房」、京和傘の「日吉屋」など、京都を代表する錚々たるラインアップ。一方の現代アーティストは、古典的モチーフをほのぼのとした世界観に変容させる鈴木博雄や、“現代の浮世絵師”として注目を集める石川真澄、リボンでクラフトワークを制作するRIBBONESIAなど多彩な顔ぶれの17組です。

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2018/11/22伝統的工芸品

名物木彫ネコ26匹に 井波・瑞泉寺門前

 南砺市井波地域中心部の井波別院瑞泉寺に通じる八日町通り沿いの商店や工房に、木彫のネコが増設され、合計で“26匹”となった。地元彫刻師らの手によって一昨年から作られ、これで全てが完成。木彫の町にふさわしい名物として、散策客の呼び込みに一役買う。(南砺総局長・宮田求)
 設置されたのは、井波別院瑞泉寺の門前にある八日町と六日町のエリア。石畳の通り沿いに格子戸付きの木造家屋や商店が並び、彫刻工房から響くのみ音が風情を引き立てる。観光客らの散策スポットとして人気が高い。
 木彫の町らしい雰囲気をさらに高めるため、地元の瑞泉寺前商盛会(清都英雄会長)が、木彫ネコの設置を発案。瑞泉寺前彫刻部会(前川正治部会長)の協力を得て、昨年秋までに13点を設置し、さらに13点を増やした。
 新たなネコは軒下や屋内に設置した。イワナをくわえ、柱の穴から抜け出そうとしているように見える姿や、獲物を狙う様子など多彩。長さは主に30センチ前後の等身大で、生命感が漂う。日光東照宮の「眠り猫」を題材としたレリーフもある。これらを探し歩く楽しみが味わえる。
 前川部会長は「女性や子どもを含む大勢の人に井波彫刻が親しまれるきっかけになればいい」と願いを込める。
 八日町通りは、文化庁認定の日本遺産「木彫刻美術館・井波」の構成文化財の一つにもなり、その価値に改めてスポットが当たる。彫刻師でもある野村光雄商盛会副会長は木彫ネコによる魅力アップで「観光客の滞在時間延長につなげたい」と狙いを込める。来春、ウオークイベントを企画する。

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