伝統的工芸品ニュース

伝統的工芸品ニュース

アーカイブ:2019年01月

2019/1/31イベント

漫画「ハルカの陶」題材の大皿や花器 岡山・備前で映画盛り上げへ企画展

 備前焼が題材の漫画「ハルカの陶(すえ)」に登場する大皿や花器といった作品にスポットを当てた企画展示会が30日、備前市伊部の備前焼伝統産業会館で始まった。2月4日まで。
 漫画は偶然目にした備前焼に魅せられた主人公・小山はるかが作家を目指すストーリー。漫画が原作で、今秋に公開される予定の同名映画を盛り上げようと、岡山県備前焼陶友会青年部が企画した。
 青年部員17人が漫画に描かれた作品に似通ったぐい飲みや茶碗など約100点を持ち寄り、該当するシーンのページと共に展示している。目を引くのは、はるかを備前焼の道に導いた大皿。50センチ四方の作品の中央には牡丹餅と呼ばれる三つの丸い模様があしらわれている。
 鮮やかな緋襷が映えるつぼもあり、来館者は青年部員の解説を聞きながらじっくりと鑑賞していた。原作漫画のファンという会社員男性は「興味深い作品ばかり。映画も必ず行きたい」と話した。

 午前9時半~午後5時半(最終日は同4時)。無料。問い合わせは県備前焼陶友会(0869―64―1001)。

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2019/1/31イベント

トイレットペーパーの芯がアートに 美濃市で個展

 岐阜県美濃市蕨生の美濃和紙の里会館で、トイレットペーパーの芯を使ったリサイクルアーティスト山田ゆかさんの「廻ルモノコト」展が31日から始まる。3月11日まで。
 山田さんが創作活動を始めたのは2010年。捨てられるだけのトイレットペーパーの芯に意味を持たせようと、芯のみを使った作品づくりで新たな分野を切り開いた。作品は着色などせず素材の持ち味のみを生かした、手のひらサイズから20メートル四方に及ぶオブジェまで幅広い。
 今回は100点を超える作品を紹介。裁断した芯をつなぎ合わせた横約4メートル、縦約1メートル50センチのウオールアートなど、直感のままに造形した多彩な作品が並び、独特の世界観が広がる。全作品が無題で、山田さんは「見る人の感性と視点で楽しんでほしい」と話す。
 3月2、3日には山田さんが講師を務め、芯と美濃和紙を用いて壁掛けを作るワークショップが計2回開かれる。参加費500円、各回定員8人。問い合わせは同館、電話0575(34)8111。

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2019/1/29イベント

「大堀相馬焼」新作展、6窯元参加 福島空港で2月22日から

 原発事故により窯元が避難している浪江町の「大堀相馬焼春の新作展」が2月22~24日、福島空港特設会場で開かれる。大堀相馬焼協同組合が26日、二本松市の同組合で全体会を開き、開催概要を決めた。
 各窯元は避難先で伝統を生かしつつ、新しい大堀相馬焼を追求している。今回は春山窯、半谷窯、いかりや商店、松永窯、近徳 京月窯、栖鳳窯の6窯元が新作を発表、約700点の陶器を展示販売する。浪江町地域おこし協力隊の3人も作品を展示する。運営、広報には福島大の学生が携わっている。
 春山窯の小野田理事長は「各窯元がそれぞれ特徴ある新作を発表する。ぜひ楽しんでほしい」と話している。
 入場無料で時間は午前10時~午後5時(最終日は同4時)。問い合わせは同組合(電話0243・24・8812)へ。

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2019/1/29ニュース

伝統工芸と音楽融合 「明珍火箸」の技、国内屈指の交響楽団楽器に

 風鈴などとして珍重される兵庫県姫路市の伝統工芸品「明珍火箸」を製造する明珍本舗が近年、独特の清らかな音色を放つチタン製品を中心に音楽分野での需要を広げている。国内屈指の交響楽団で使用する楽器の製作依頼も舞い込み、次期当主の明珍敬三さんは「音楽界にも伝統工芸の魅力を知ってもらえるよう頑張りたい」と意気込む。
 鉄や玉鋼で作る明珍火箸だが、敬三さんの父で当主の宗理さんは、十数年前から軽くてさびないチタンの火箸や鉢を製造してきた。当初、純チタンで作る火箸は音が響きにくい難点があったが、たたく時間を短くし、複数回削る工程も加えたことで、鉄よりも音に張りがあり、よく響く製品ができたという。
 昨年3月、明珍本舗の技術に目をつけた作曲家平野一郎さんがコンサート用の大きな鉢の楽器製作を依頼。敬三さんは宗理さんと2人がかりで取り組み、直径30~50センチのチタン製鉢を6個完成させた。「響鉢」と名付けて平野さんに無償で貸し出し、昨年6月に国立劇場であった邦楽公演で演奏された。
 平野さんは「標準化されたドレミの音階にはまらない多様な響きを含み、強いパワーも持っている。今後も響鉢の可能性を探っていきたい」と力を込める。

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2019/1/28イベント

美濃の町並みを巡る!岐阜県・美濃和紙あかりアート館で「謎解きみのまち」開催中

 岐阜県美濃市にある美濃和紙あかりアート館で、謎解きイベント「謎解きみのまち」が2月28日(木)まで開催されている。
 うだつの上がる町並みを歩きながら楽しむ回遊型の謎解きイベント。制限時間は3時間54分で、町並みに隠された謎を解くと次の場所へ誘導されるという内容になっている。
 ゲームは美濃和紙あかりアート館からスタート。開始前にスマートフォンまたはタブレットで「謎解きみのまち」アプリのQRコードを読み込むことで誰でも気軽に参加可能。制限時間内に最後の謎まで解いた人には景品がプレゼントされる。
 担当者は「岐阜県美濃市『うだつの上がる町並』で謎を解き、ときめきの場所を探し出せ!」とイベントを盛り上げる。謎を解きながら美濃の魅力を再発見しよう!(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

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2019/1/28ニュース

「金継ぎ」茶道具で一服 輪島の茶会で親子

 熊本地震で破損し、輪島塗の技法「金継ぎ」などで再生された茶道具が27日、輪島市ふれあい健康センターで開かれた茶会で使われ、親子11組24人が、ともに大地震に見舞われた経験のある輪島と熊本の絆に思いをはせて一服を味わった。
 同市の子育て支援グループでつくる「みらい子育てネット輪島」が企画した。再生された茶道具が茶席で用いられるのは、昨年10月の「金沢城・兼六園題茶会」(県茶道協会、本社など主催)以来で、市内では初めてとなった。

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2019/1/28イベント

米NY・31日開幕 笠間焼展、茨城県PR

 米ニューヨークで31日から笠間焼をメインにした展覧会が始まるのを前に、気鋭の現役作家3人が出品への意気込みを語った。会場には笠間市ゆかりの陶芸家で重要無形文化財保持者(人間国宝)、故松井康成氏の代表作と共に展示。現役作家と巨匠が、“チーム笠間”として展覧会に臨む。
 展覧会はニューヨークの会員制社交クラブ「日本クラブ」(会長・吉森桂男米国三井物産社長)が主催。同クラブから笠間焼を主題とした展覧会の提案を受け、県は「世界に向けた茨城県のPRにつながる」と企画に賛同した。展覧タイトルは「自由な作風-笠間焼」。会場は同クラブが所有するビルの7階に設けられた「日本ギャラリー」で、会期は31日〜2月27日。

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2019/1/28イベント

おひな様、時代で特色 磐田・香りの博物館が企画展

 磐田市の香りの博物館で26日、ひな祭りをテーマにした企画展「おひな様と春の香り展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が始まった。3月24日まで。
 静岡の伝統工芸品の駿河雛人形や駿河雛の源流とされる菅原道真公をかたどった幕末から明治期の天神人形を出展。京都御所を模した御殿に内裏びなを置く御殿飾りや関東で流行した屏風段飾り、つるしびなも並び、時代や地域で異なるひな人形を楽しめる。
 春の訪れを感じさせるサクラやモモの香りの体験コーナーも設けた。同館担当者は「ひな人形を飾る家庭は減っている。日本の伝統文化に触れる機会になれば」と話した。
 2月3日午後1時半からは、駿河雛人形伝統工芸士の望月明さんによる講演会を開く。問い合わせは同館<電0538(36)8891>へ。

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2019/1/25イベント

和紙が醸し出す温かな光120点 鳥取市で因州和紙あかり展

 和紙を生かして造形したあかり作品の公募展「因州和紙あかり展」が、鳥取市のあおや和紙工房で開かれている。温かな光が会場に満ち、来場者を魅了している。3月24日まで。
 用途に多様性がある伝統工芸品、和紙。生活や芸術表現における可能性を知ってもらおうと、平成16年から開催している。今回は県内外から、一般・ジュニア両部門の公募作品と作家らの招待作品の計120点を出品。
 「身の回りの生活に溶け込みやすいデザイン」の作品が目立っている。
 大賞に選ばれたのは坂野清一さんの「和のあかり」。ワイヤで気球形に造形し、色鮮やかなステンドグラス風に仕上げた。紙すきの際に水を落として穴を開けた和紙「落水紙」に凹凸を付け、表面をけば立たせて、光の乱反射による新しい風合いを生み出した。
 準大賞の圓山昭憲さんの作品は、繊維をすき込んだ和紙と木を組み合わせた三角錐形で、見る角度で陰影が変化する。

 会場には、和紙の魅力を表現した斬新な作品が並んでいる。

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2019/1/25イベント

故平山郁夫さんの絵画、西陣織で細密再現「シルクロード展」

 シルクロードや仏教に関する作品を数多く残した故平山郁夫さん(1930~2009年)の絵画を西陣織で再現した「西陣美術織平山郁夫シルクロード展」が24日から、京都市中京区の京都新聞2階で始まった。絹糸で色やタッチが細密に表現された織物が並ぶ。
 ラクダのキャラバンが進む「パルミラ遺跡を行く」や月明かりにモスクが浮かび上がる「朧月夜ブルーモスク イスタンブール」、「浄土幻想 宇治平等院」など7点で、美術織物を手がける「とみや織物」が織り上げた。
 職人の支援や伝統を守る活動に取り組む西陣経済研究所の尾田美和子代表が原画の使用許諾を得た。尾田さんは「文化財保護に尽力した平山さんに共感する。作品の色と西陣織の伝統色がマッチすると思った。職人の方々が伝統工芸に携わっていて良かったと思える企画を続けたい」と話す。
 26日までの午前10時~午後5時(最終日は4時まで)。無料。西陣美術織工房などでつくる同展実行委員会の主催で、全国150会場を3年かけて巡回する。

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