伝統的工芸品ニュース

伝統的工芸品ニュース

アーカイブ:2019年03月

2019/3/22イベント

伊勢型紙の技鈴鹿で作品展 24日まで

 鈴鹿市飯野寺家町の市文化会館で21日、「伊勢型紙『わざ』継承展」が始まった。24日まで。
 国の重要無形文化財保持団体「伊勢型紙技術保存会」(鈴鹿市)の会員らが彫刻した型紙作品26点と、その型紙で染めた生地を展示する。髪の毛のように細いしま模様など精巧な技法で彫られた文様に来場者らが見入っていた。
 和紙を柿渋で貼り合わせて作る「型地紙」の製作工程を紹介するコーナーも設置。23、24日には伝統工芸士による江戸小紋の型染めの実演がある。保存会の兼子吉生副会長は「技の保持と継承の成果を見てほしい」と話していた。

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2019/3/22ニュース

西洋音楽と友禅染が”協奏”の音楽会 芸大生が開催へ

 京都市西京区の市立芸術大音楽学部の学生が、友禅染について体感できる公演「大人のための音楽会」を、23日に中京区の京都堀川音楽高で開く。地元城巽学区の伝統産業を公演に取り入れる。
 25人の学生による「城巽 音楽のまちプロジェクト」実行委員会が主催する。クラシック音楽になじみのない人でも楽しめるよう選曲し、藍染めを連想させる「ラプソディ・イン・ブルー」など10曲を演奏する。学生が染色したタスペトリーを展示するほか、アジサイや五重塔など柄入りの染色Tシャツを衣装として着用するなど友禅染を目で楽しめる。
 城巽学区は約20年前から音楽のあるまちづくりを進めている。前・同自治連合会長で染色職人の宮崎健次さんを招いたインタビューや同学区の飲食店などを掲載したまち歩きマップも配布する。
 プロジェクトの学生リーダー松川創さんは「西洋音楽と染色文化を継承したいという思いで企画した。二つのクラシックの“協奏”で、魅力にふれてもらいたい」と話す。
 午後4時から。入場料1000円。和装着用の場合は800円

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2019/3/19イベント

コシノさん、福島産素材で「フクシマプライド」

 2019~20年秋冬東京コレクション(東コレ)が18日、東京の表参道ヒルズなどを会場に開幕した。初日に登場したコシノジュンコさんは、福島県産の素材を使ったブランド「フクシマプライド」の婦人服を初めて披露した。
 コシノさんは、東日本大震災の影響や後継者不足に悩む同県の地場産品の復興に16年度から携わってきた。今回は同県内の10事業者と協業。植物のツルで作る「奥会津編み組細工」、つややかなシルクなどを使い、前衛的なドレスなど55着を披露した。
 コシノさんが東コレに参加するのは12年ぶりで、「新しいことにファッションで挑戦してみた。福島に新しい風が吹いたと思う」と話していた。
 東コレは「アマゾン・ファッション・ウィーク東京」(日本ファッション・ウィーク推進機構主催)のメイン企画。23日までに国内外の約50ブランドが新作を披露する。

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2019/3/19ニュース

国登録文化財に県内7件 川上幼稚園や錦窯

 文化審議会(佐藤信会長)は18日、金沢市幸町の川上幼稚園の園舎や小松市大文字町の同市立錦窯展示館主屋など、25都道府県153件の建造物を有形文化財に登録するよう柴山昌彦文部科学相に答申した。石川県内は金沢、小松の計7件で、登録されれば県内の登録有形文化財は270件、全国では1万2281件となる。
 川上幼稚園の園舎は1918年、米国出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で建てられた。トラス構造と呼ばれる西洋式の骨組みや、採光に配慮した大きな窓が特徴で、明るく快適な室内空間となっている。
 幼稚園には現在、2~5歳の77人が通っている。現存するヴォーリズ建築の幼稚園として全国でも希少で、改田陽子園長は「これからもこの素晴らしい建物の中で子どもたちを育んでいきたい」と喜んだ。

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2019/3/18伝統的工芸品

伝統守りながら進化 秀衡塗の歴史、技法紹介【岩手】

 平泉町の宿泊交流体験施設「浄土の館」主催の伝統工芸教室「秀衡塗について学ぼう」は16日、同町平泉字毛越の同施設で開かれ、参加者が秀衡塗の歴史や伝統技法を生かした新たな試みなどに理解を深めた。
 町内の家族連れら10人が参加。同町平泉にある「翁知屋」代表取締役の佐々木優弥さんが、約150年前から奥州市衣川の増沢地区で漆塗り工房を営んでいた同社の歴史や、職人がさまざまな工程を経て仕上げる漆器の作り方を学んだ。
 作業工程の説明では、佐々木さんが白木の木地素材や下塗りを施した段階のわんを手にしながら、わんは木地の状態で約5年かけて乾燥させることなどを紹介。16世紀に作られた秀衡塗のわんも持参し、十分な手間と多くの熟練した職人の技術が長く使われる工芸品を生み出すと語った。

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2019/3/18イベント

信楽焼で「天空の城」も 陶器個展、意表突く作品並ぶ

 信楽焼作家の桝本佳子さんの手による個性的なオブジェの展示会が同町長野のギャラリー陶園で開かれている。建造物や乗り物の立体作品と皿やつぼを組み合わせるなど、大胆で、意表を突く作品が並んでいる。
 桝本さんは京都市立芸術大で陶芸を学び、2013年から信楽で作陶を始めた。「自分にしかできない作品を作りたい」とオブジェ制作を続け、昨年の秀明文化基金賞を受賞。奇抜なアイデアに加えて、繊細な絵付け技術による精緻な絵柄も特徴という。
 展示会は受賞を記念し開催。つぼと城跡を合体させ、つぼの中に加湿器を組み込み、小さな穴から蒸気を出すことで雲海に囲まれた竹田城跡を表した作品や、校舎と皿、トラックと茶碗、観覧車と急須、タワーとつぼなどを自在に組み合わせて町並みを表した作品が並ぶ。

 桝本さんは「陶芸でこんな楽しい表現もできると知ってもらいたい」と話す。21日まで。20日休み。無料。

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2019/3/18イベント

愛媛)親子で砥部焼作り 日本伝統工芸展で体験会

 陶芸や染織など日本の伝統工芸の粋を集めた「第65回日本伝統工芸展」の松山展が開かれている松山三越で16日、親子が砥部焼作りに挑戦する催しがあった。
 午前にあった手びねり体験には約50人が参加。砥部焼の産地・砥部町にある砥部焼陶芸館のスタッフや窯元らに教えてもらいながら、手回しろくろを使って茶わんや湯飲みを作った。
 作品は同館で焼き上げ、5月上旬に参加者の手元に届く予定。初めて体験したという松山市の小学6年生の藤永遥斗さんは「回しながら角を整えるのが難しかった。完成した食器を使うのが楽しみ」と話していた。

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2019/3/14ニュース

県花の梅をデザイン ねんりんピックの大会メダル完成

 和歌山県は12日、県内で11月に開催する「全国健康福祉祭(ねんりんピック)」の入賞者らに贈る大会メダルを披露した。県花の梅をデザインし、海南市に伝わる紀州漆器の技法を取り入れている。
 各種目上位3人に贈る金、銀、銅メダルは直径6センチ、厚さ5ミリで、各千個作製する。
 4位以降の入賞者に贈る優秀賞メダルは直径5センチ、厚さ4・5ミリで2千個作る。「きいちゃん」もデザインしている参加賞のメダルは直径4センチ、厚さ3ミリで1万5千個作製する。
 県から依頼を受けた「紀州漆器協同組合」が制作。メダルの外側は亜鉛製で、塩化ビニールの円盤をはめ込んでいる。塗料は漆の代わりにウレタンを使用している。
 仁坂吉伸知事は「和歌山らしいメダルにした。梅をデザインし、紀州漆器の技術が使われていて、なかなかいい」と話した。

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2019/3/14ニュース

五輪公式ショップ開店 「伝統工芸品」第1弾販売

 二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの公式ショップ「東京2020オフィシャルショップ福島店」は十三日、福島市丸子のコジマ×ビックカメラ福島店内にオープンした。常設の公式ショップ開設は東北で初。伝統工芸品を大会公式ライセンス商品化するプロジェクトの第一弾として選ばれた、福島県の大堀相馬焼のぐい飲みや白河だるまが販売されている。
 店頭には五輪エンブレムなどがデザインされた大堀相馬焼、白河だるまをはじめ、岩手県の南部鉄器、宮城県の玉虫塗を商品化した計八品が展示されている。他に公式ライセンス商品のTシャツやタオル、鉛筆や自由帳など約七百点が並ぶ。
 桑折町のパート佐藤キミさんは五輪の大会マスコット「ミライトワ」とパラリンピックの「ソメイティ」をあしらったシールを購入した。はがきに貼り、知人らに送るという。「県民として少しでも五輪盛り上げの力になりたい」と語った。
 開店に先立ち店内でオープニングイベントが開かれた。坂牧政彦組織委員会マーケティング局長が「伝統工芸品を復興五輪の象徴の一つにしたい。この公式ショップが五輪と福島県民のつながりを深めるきっかけになればうれしい」とあいさつした。
 公式ショップは二〇二〇年九月三十日まで営業する。営業時間は午前十時から午後八時半(土日祝日は午後九時)まで。商品の価格は大堀相馬焼のぐい飲みが三個セットで一万六千二百円。白河だるまは金色が三千二百四十円、白色が二千百六十円(いずれも税込み)など。

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2019/3/12イベント

若宮広場で東美濃の地酒と美濃焼のイベント 五平餅やマーケットも

 岐阜県・東美濃エリアの地酒を美濃焼の酒器で楽しめるイベント「MEETS HIGASHI-MINO 東美濃の地酒とやきもの」が3月16日・17日、若宮広場(名古屋市中区大須3)で開催される。

 多治見市、土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市など地域連携でPRを目的にしたイベント。全市町に共通してある酒蔵と、多治見・土岐・瑞浪を中心に作られる美濃焼を軸に、美濃焼の酒器で味わう地酒の飲み比べを用意する。一昨年、昨年は名古屋テレビ塔下で開いてきたが公園の改修工事を理由に会場を変更。今年は可児市、御嵩町も加わった。
 参加酒蔵は千古乃岩酒造、中島醸造、三千櫻、林酒造など12蔵で過去最大。各蔵が3種類ずつ(1蔵のみ2種類)出品し、全35種類が会場に集まる。参加者が自分で選べる美濃焼の酒器に1杯(60ミリリットル程度)を通貨のコイン1枚で提供する。
 地酒5杯分のコインとオリジナルのつまみが付く「おつまみ付きチケット」は、つまみを盛り付ける皿(直径約21センチ)も美濃焼で15種類から選ぶことができる。「お酒だけチケット」は地酒7杯分。いずれも、選べる美濃焼の酒器、ペットボトルの水などが含まれる。使い終わった酒器や皿は持ち帰ることができる(器選びは先着順)。チケットは前売り=2,700円、当日=3,000円。

 今年はマーケットも初めて展開する。「お酒のお供」になるような菓子や加工食品、ジュースなど地域の飲食物、美濃焼の器やアクセサリー、地域の木材で作ったカトラリーや小物入れなどの木製品、野菜などの生鮮食品などが並ぶ。
 そのほか、五平餅が3店舗出店し、単品(1本150円~)と食べ比べセット(1,000円、日本茶と陶磁器付き)を販売。そのほか、「焼きたてお猪口」「銅版転写絵付け」などのワークショップも行う。

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