伝統的工芸品ニュース

カテゴリー:ニュース

2018/9/20ニュース

JR渋谷ハチ公前広場の「ハチ公ファミリー」設置28年目で初清掃へ

 ジョンソンが、JR渋谷駅ハチ公口のハチ公前広場に面したパブリックアート「ハチ公ファミリー」の清掃を行う。期間は9月20日から9月26日まで。
 今回の清掃活動は、東京五輪が開催される2020年に向けたプロジェクトとして実施。渋谷のシンボルとして親しまれてきた「ハチ公ファミリー」を本格的に清掃するのは1990年の設置以来、今回が初めての試みとなる。同作は食器としても利用される信楽焼の陶板レリーフで制作されており、洗剤はジョンソンが輸入販売元となっているクリーナーブランド「ミセスマイヤーズ クリーンデイ」のキッチン用洗剤が使われる予定だ。

■実施概要
清掃期間:9月20日(木)~9月26日(水)
[仮囲い設置] 9月19日(水)、20日(木)
[仮囲い撤去] 9月27日(木)、28日(金)
清掃場所:JR渋谷駅 ハチ公口 ハチ公前広場

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2018/9/18ニュース

三島町と台湾工芸で協定締結へ 「編み組細工」で地域創生

 福島県三島町は特産品で国指定伝統的工芸品の「奥会津編み組細工」による地域創生に向け、二十七日に台湾の国立台湾工芸研究発展センターとものづくりに関する友好交流協定を結ぶ。両国の技術者が知識や技術を伝え合い、工芸品の魅力向上や販路拡大につなげる。町は交流を足掛かりに奥会津地方への観光誘客を目指す。
 矢沢源成町長らが二十五日に台湾を訪問し、二十七日に台北市で協定を締結する方向で調整している。
 町によると、台湾はわら細工や木工細工、石細工、織物など工芸が盛んだ。町は協定締結を機に台湾との人材交流を進める計画で、双方の工芸の担い手らが年に数回程度行き来して情報を交換する。
 国立台湾工芸研究発展センターは民間への技術指導に力を入れており、町側は編み組細工の魅力向上や販路拡大に向けた助言を受ける。将来的には台湾の工芸文化を取り入れたコラボ商品を開発したい考えだ。
 編み組細工に励む町民は百人ほどいるが、六十歳以上が九割を超え、若い担い手の確保と技術向上が課題となっている。こうした状況を踏まえ、町内に移り住んで編み組細工を学んでいる生活工芸アカデミーの生徒や修了生にも積極的に台湾の工芸関係者と交流してもらう。
 近年、JR只見線や只見川沿線の景観が人気を呼び、台湾から奥会津を訪れる観光客が増えている。こうした状況を受けて町が協定締結を持ち掛けた。
 町は台湾出身の人気歌手の故テレサ・テンさんが四十年前に特別町民となった縁を糸口に今年度、台湾を訪ねて来町を働き掛ける予定。町地域政策課の鈴木庄蔵課長は「ものづくりとテレサさんの両面で台湾との交流を図り、新たな交流人口の発掘につなげたい」と話している。

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2018/9/11ニュース

沖縄の懐かしい民具・工芸品を収集 米ミシガンの美枝子クーパーさん シカゴ「日本祭り」で展示

 米国ミシガン州エピソラン市に住む美枝子クーパーさん=旧姓津波古、読谷村出身=は沖縄の民具や工芸品を収集している。陶器、漆器、染織、琉球人形など沖縄に帰省した時に買い集めた物や、結婚前に持っていた物、読谷村に住む母親の新垣トミさんが所有していた物もあり、収集品は200点余りに及ぶ。
 中には祖父の新垣新作さんが80年前に作ったオーダー(もっこ)、自身が子どもの頃に使っていたクチャ(髪洗い粉)の使い残し、10年前に親戚のお祝いで母親がもらってきたコーガーシー(砂糖菓子、らくがん)、友人の母親が戦前に着ていた着物など、実際に生活用品として使われた物や思い出の品が数多く含まれている。

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2018/9/10ニュース

海外の有名シェフが和歌山視察 紀州漆器伝統産業会館を訪問

 若手料理人(30歳以下)の世界一を決める国際料理コンクール「サンペレグリノ ヤングシェフ」で優勝した外国人シェフ2人が、和歌山県内の食材産地などを視察するために来日。8日は漆器や酢といった特産品を熱心に見て回った。
 コンクールを主催するイタリアの飲料メーカー「サンペレグリノ」の担当者によると、日本の食材は海外でも注目されており、コンクールでも多くのシェフがコンブなどを使った料理を披露するという。
 今回訪れたのはコンクールの優勝経験者で、アイルランド人のマーク・モリアティさんと米国人のミッチ・リーンハードさん。第3回大会で優勝した日本人シェフが国内大会で披露した料理に使われた古座川産のアユに興味がわき、7日に来県した。アユのほか、梅料理やしょうゆなど県特産品の生産者らを巡り、製造工程の視察や味見などを行った。
 8日は酢の生産者などのほか、海南市船尾の紀州漆器伝統産業会館を訪問。漆器を手に「軽くて薄く、使いやすそうだ」と驚いたり、「小さな漆器の箱にトリュフチョコを入れて出せたら、すてきだね」と想像を膨らませたりしていた。

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2018/9/6ニュース

和装の商慣行、改善を議論 京都できものサミット

 全国の和装関係者が集まり、着物産業の振興策について話し合う「きものサミットin京都2018」(同開催委員会主催)が5日、京都市で開かれた。京都での開催は9年ぶり。関係者400人以上が出席し、製造や流通、小売りのサプライチェーン(商品の仕入れ・供給網)全体で商慣行を改善する方針を打ち出したほか、成人年齢の引き下げに伴う成人式のあり方などについて意見を交換。サミット宣言を採択し、閉会した。
 商慣行改善を考えるパネル討論は、着物産地や流通、小売りの各団体などの4人が参加。サプライチェーン全体で着物産地への利益配分を増やすことや、すべての取引の書面化、不適切な業者との取引自粛など、5項目の取り組みを確認した。
 討論では、経済産業省の和装振興協議会が商慣行の改善を促す指針を策定した昨年5月以降、各団体が進めてきた取り組みや今後の課題を発表した。

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2018/9/6ニュース

箱根寄木細工。コンセプトは、“らしさ”でつなぐ新宿アンダーグラウンド 10月1日(月) 駅ナカ商業施設「小田急マルシェ新宿」

~ 新宿・箱根・江の島をデザインモチーフに、西口地下エリアを一体的な空間にします ~
 小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 社長:星野 晃司)は、2018年10月1日(月)、小田急新宿駅西口地下コンコースにおける「セブン-イレブン」の新規開店や、隣接する3店舗の改装とともに、エリア一体の名称を「小田急マルシェ新宿」としてグランドオープンします。
 「小田急マルシェ新宿」のオープンにあわせ、『“らしさ”でつなぐ新宿アンダーグラウンド』をコンセプトに、西口地下エリア全体のデザインを統一します。
 新たな統一デザインでは、地下エリアでありながらも、壁面や天井にガラスなどを使用することで、「新宿」の洗練された都会らしさが感じられる明るく開放感なデザインとします。また、小田急線の起点として、沿線観光地を結ぶターミナル駅にふさわしいデザインに一新します。店舗入り口の欄間部には「箱根」らしさをイメージした寄木細工模様を使用し、共用部の床や天井は、波打ち際や水の泡をモチーフとすることで「江の島」らしさを表現し、上質感や安らぎを創出します。
 小田急新宿駅西口地下エリアは、2014年10月から段階的に改修工事を実施しており、2017年には、西口地下改札口とお客さま用トイレをリニューアルしました。
 「小田急マルシェ新宿」のグランドオープンによって、駅の利便性を一層高めます。

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2018/8/30ニュース

小学校で上野焼陶芸教室

 今週から2学期が始まった福智町の小学校で地元の上野焼の窯元らによる陶芸教室が開かれました。
 この陶芸教室は、福智町の弁城小学校が地元の上野焼の共同組合と協力して開き、小学4年生から6年生までの児童41人が参加しました。
 教えたのは上野焼の窯元の5人で、子どもたちは陶器の作り方などを教わったあと、早速、作品作りに挑戦しました。
 子どもたちが作ったのはコーヒーカップや皿、それに花瓶などで、窯元のアドバイスを受けながら、それぞれ個性的な作品に仕上げていきました。
 中には、丸い皿の表面に立体的な花の飾りをあしらったものなどがあり、子どもたちは集中した表情で作品作りに取り組んでいました。

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2018/8/24ニュース

千年の歴史の備前焼を世界へ 陶芸家・松井宏之さんNY初個展

 ニューヨークの天理ギャラリー(43 West 13th Street)で備前焼陶芸家・松井宏之さんが初めての個展を8月20日から開催している。
 備前焼は、岡山県備前市周辺で製作される炻器。備前焼は古墳時代の須恵器の製法が次第に変化したもので、千年近い歴史があり、日本六古窯の一つとされている。 
 松井さんは野村証券、外務省職員(アジア局太平洋地域担当)を経て39歳の時に陶芸をはじめた。以来、途中で妥協せず、古きを温め、新たな素材・技巧・機会も貪欲に試すことを信条として作品づくりを行ってきた。日本では多数個展を開催してきたが、ニューヨークでの個展は今回が初めてとなる。
 今回の個展開催について、松井さんは「歳を重ねてから陶芸の道に入るにあたり、自分が求めるゴールに達する勝算があるか、陶芸を続ける資金があるかなどを、備前焼に対して求めるビジョンの中であえて明確に意識して、作品づくりをしてきた。人間国宝である備前の故藤原啓さんが、40歳近くになって備前焼をはじめ、実家が窯元などの陶芸関係の仕事をしているわけではなく、以前の仕事も陶芸と関係なかったことを知り、自分も勝負する励みになった。作品一つ一つに想いを込めているので是非みにきてほしい。」と意気込む。
 開催時間は月曜~木曜=12時~18時、土曜=12時~15時。入場料無料。8月25日まで。

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2018/8/23ニュース

博多織始祖の遺徳しのぶ 聖福寺で法要

 鎌倉時代に博多織の技術を宋から持ち帰ったとされる満田弥三右衛門をしのぶ法要が21日、墓所のある福岡市博多区御供所町の聖福寺で営まれた。発祥から777年を迎えた博多織。職人たちが業界の発展を先達に誓った。
 博多織は、博多の名刹・承天寺を開山した聖一国師とともに南宋に渡り、1241年に帰国した弥三右衛門が織物の製法を伝えたのが始まりとされる。
 この日は、博多織工業組合の幹部ら13人が参列。細川白峰住職の読経に合わせ祭壇に合掌。その後、境内の弥三右衛門の墓にお参りした。岡野博一理事長は「この伝統を次の時代にどうつないでいくか。秋のイベントに向けて歴史や魅力を発信していきたい」と話した。

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2018/8/23ニュース

「白備前」作家・木村さん、来年の干支早くも窯出し イノシシらしく突き進む年に

 「白備前」の伝承に取り組む備前焼作家、木村玉舟さん=備前市伊部=の“白い干支シリーズ”で、25回目となる来年用の「亥」が22日、窯出しされた。木村さんは「イノシシらしく突き進むような年になってほしい」と、早くも新年に思いをはせていた。
 白備前は鉄分の少ない特有の土で乳白色に焼き上げる技法。土はこれまで地元で調達してきたが、年々少なくなり、今回は瀬戸内市牛窓地区から採取。
 イノシシの造形は、東京・上野動物園まで出向いて実物をデッサンした。
 7月17~23日に窯だき。猛暑の時期でもあり、窯の温度管理(約1200度)は容易だったという。
 窯から出てきたイノシシは勇ましい面構えのものや、うり坊と呼ばれる愛らしい姿をした子供との親子愛を描いたものなど約40点。
 サイズは最大で長さ約35センチ、高さ約20センチ。最小はその半分程度。うち2点は年末に、イノシシを神の使いとする隣の和気町にある和気神社に奉納する。
 1点ずつでき映えを確認した木村さんは「登り窯も通常より半分のスペースしか使用しないなど、試行的要素が高い分だけ例年より2カ月前倒しで作業を進めたが、無難に仕上がった」と満足気に語っている。

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