伝統的工芸品ニュース

カテゴリー:伝統的工芸品

2018/7/13伝統的工芸品

大堀相馬焼の絵柄作り体験

 原発事故で被災した浪江町伝統の大堀相馬焼について、地元の子どもたちに知ってもらおうと、絵皿のデザイン作りを体験する教室が開かれました。
 この教室は、原発事故の影響で避難を余儀なくされ、一部の窯元が避難先で伝統を守り続けている大堀相馬焼について地元の子どもたちに知ってもらおうと、窯元などが12日、浪江町の小学校で開いたもので、この春に地元で再開した浪江町と富岡町の小中学生が参加しました。

 はじめに、西郷村で焼き物作りを再開した窯元の男性が、走る馬の伝統的な絵柄や、表面に入った細かなひび割れ状の模様などの伝統的な作品の見本を紹介しました。
 続いて、子どもたちは直径10センチほどの皿に付ける絵柄の下絵作りに挑戦し、プロのデザイナーの指導を受けながら、ふるさとの風景や好きな動物などを思い思いに描いていきました。
 子どもたちが絵柄をデザインした皿は、今後、窯元が作品に焼き上げて、届けられることになっています。
 生徒たちを指導したデザイナーの中村至男さんは、「地元でなじみがあって、みんなが知っている大堀相馬焼に自分のデザインが入ることはおもしろく、意味があることだ。」と話していました。

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2018/7/9伝統的工芸品

井波彫刻を鳴子に 南砺・富山のよさこいチームが製作体験

 南砺市の井波彫刻協同組合(藤崎秀平理事長)は8日、同市北川のいなみ木彫りの里で、市内外のよさこいチームのメンバーを対象に演舞で使う楽器「鳴子」に井波彫刻を施す制作体験会を開いた。今月29日に井波地域で開かれる太子伝観光祭で披露する演舞に活用してもらう。
 同組合は彫刻の町・井波が日本遺産に認定されたことを記念し、「鳴子プロジェクト」をスタートさせた。今回はプロジェクトの第1弾で、南砺、富山両市内3組のよさこいチームから約30人が参加。同組合の理事から指導を受け、動物や花といった思い思いの柄を彫刻刀で鳴子に刻み、色を塗って仕上げた。

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2018/6/29伝統的工芸品

井波彫刻受注相次ぐ 祭り屋台やだんじり

 南砺市井波地域の彫刻師に、各地から祭り屋台やだんじりの彫刻の受注が相次いでいる。全国有数の高い技術力が評価され、彫刻師らの励みになっている。
 南砺市山見(井波)の日展会友、土田信久さんは月末の納入を目指し、静岡県磐田市の屋台彫刻を作っている。屋台は唐破風(からはふ)の豪華な造りで、屋根の下に取り付ける彫刻は幅約180センチ、高さ約65センチ、厚さ約12センチ。鳳凰(ほうおう)が立体感たっぷりに彫られている。
 力神をかたどった部材の写真を、発注者の山本建築(同県森町)に送ったところ、写真共有アプリ「インスタグラム」を通じて拡散し、評判となった。

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2018/6/22伝統的工芸品

筆メーカーが生き残りをかけて一念発起した「熊野筆」成功物語

 新規市場に参入する際に勝つための「戦略」を練ることは一般的ですが、果たして、どのような要件が必要なのでしょうか? 今回の無料メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』では、化粧筆メーカー「白鳳堂」を例に挙げ、戦略ポジションについて解説しています。

 ポジションニング(位置取り)

 少し前の朝日新聞に、これは「戦略」的だと感心させられた記事がありました。
 それは化粧筆メーカー「白鳳堂」という1974年創業の会社のことです。「白鳳堂」の本社は広島県熊野町にあり、江戸時代から伝えられる「熊野筆」で知られており、地域には伝統技術が蓄積され良質の筆がつくられています。もともとは洋画筆メーカーだったのですが、中国へと生産が移転して注文も減少し生き残りについて考えなければならない状況になりました。
 そこで活路を見つけようとたまたま目をつけたのが「化粧筆」でした。よくよく調べてみると使い勝手のよい筆はなく、そこで一念発起して「戦略ポジション(ここで勝負する)」を見直して、ここで活路を見出すのだとしてこの「化粧筆」に賭けることにしたのでした。

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2018/6/11伝統的工芸品

「京都」が日本人に愛される理由とは? 西陣織の老舗12代目が語る

 放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。6月3日(日)のゲストは、京都の西陣織の老舗「株式会社 細尾」の12代目・細尾真孝さんです。西陣織の可能性を拡げ、クリスチャンディオールの店舗の壁紙やファブリックに使用されるなど、積極的に海外展開にも取り組む細尾さん。2016年からは、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボでディレクターズフェローとして活動しています。今回はその内容と今後の西陣織の展望について聞きました。

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2018/6/5伝統的工芸品

130年前の高柳快堂の有田焼、里帰り 香蘭社で絵付け 蒲地さん欧米で購入

 佐賀市久保田町出身の画家、高柳快堂(1824~1909年)が、明治初期に有田町の香蘭社で絵付けした大花瓶と皿が、百三十数年ぶりに欧州と米国から里帰りした。輸出用だった高柳の絵付けによる磁器は国内に残っているものが少ないといい、貴重な陶画といえそうだ。
 高柳は力強い筆致の作風で知られ、当時有田焼の輸出を進めていた有田に招かれ、香蘭社で焼き物の図案の下絵や商品開発に関わる傍ら、当時の白川小学校でも教壇に立った。
 里帰りしたのは「色絵山水図大花瓶」と「色絵鷹図皿」で、高柳が上絵を担った。輸出された有田焼の里帰りを手がける明治伊万里研究所の蒲地孝典所長=有田町=が、それぞれ欧州と米国にあったものを見つけ購入した。
 大花瓶は明治14(1881)年製で高さ77センチ。雪が降り積もった南画の雪渓図で、家屋などが薄青や花赤の淡い色彩で描かれている。鷹図皿(直径46・5センチ)も同時期とみられ、木の枝に止まった鷹が2匹の小鳥を狙う様子を、日本画調で大胆な配色で表現した。
 蒲地さんは「輸出に向けた品質向上のため、南画家と焼き物のコラボレーションを考えた先人の思いがうかがえる。物や自然を敬う高柳の思想を、今の有田でものづくりをしている人たちに見て、感じてもらいたい」と話している。
 見学(事前予約)は同町のギャラリー花伝、電話0955(43)3183へ。

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2018/6/5ニュース

伝統工芸 博多織・博多人形 新作表彰式 総理大臣賞など表彰 福岡県

福岡市の伝統工芸、博多織と博多人形の新作の表彰式が4日、行われました。

人形師が1年かけて製作した博多人形に、こちらには新作の博多織がずらりと並んでいます。
先月行われた審査会で博多織121点、博多人形79点の中から選ばれた31作品に、内閣総理大臣賞などが贈られました。
博多人形で内閣総理大臣賞を受賞したこちらの作品は、平安末期の歌人、西行法師をテーマに武士出身の西行の力強さを表現したところが評価されました。

一方、博多織では、幅広い世代に似合う色調と伝統的な文様、献上柄を生かした帯が最高賞を受賞しています。
博多人形の受賞作を集めた展覧会が、6日から福岡市で行われます

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2018/6/4伝統的工芸品

留学生、砥部焼に挑戦 地元陶芸家が手ほどき

 砥部焼を通じて国際交流を図ろうと、愛媛大と松山大の留学生によるろくろ回しと絵付けの一日体験が2日、砥部町宮内の砥部焼陶芸館であった。欧米やアジアなど8カ国の16人が地元陶芸家の手ほどきを受け、思い思いの作品を作った。

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2018/5/29伝統的工芸品

北海道初の伝統的工芸品に指定。アイヌ織物、二風谷アットウシとは?

 アットウシとは木綿が手に入るようになる前、アイヌ民族の服によく使われていた織物です。100年以上続く技術・技法がある、日用品であるなどの条件を満たし平取町の二風谷アットウシは二風谷イタ(お盆)と共に2013年北海道初の伝統的工芸品に指定されました。

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2018/5/29伝統的工芸品

カンボジアでモノづくり学校 金沢の陶芸家・東龍さん 陶器窯や建屋完成

 金沢市の陶芸家東龍知右門さんがカンボジア・プレアヴィヒア州に移り住み、「モノづくり学校」の整備を進めている。発展途上にあるカンボジアの現地住民が創造力を生かし、産業を生み出せるよう支援したいと仲間と取り組んでおり、陶器を焼く窯や建屋がほぼ完成した。8月までには窯を本格稼働させ、現地の土や炭焼き技術を生かしたものづくりの準備に入る。
 プレアヴィヒア州はタイとの国境に位置し、「天空の遺跡」と呼ばれる世界遺産「プレアヴィヒア寺院」がある場所としても知られる。
 東龍さんは仙台市出身で、2006年に拠点を石川県に移して陶芸家として活動を始めた。発展途上国への支援に関心を持ち15年、タイと紛争が終結したばかりのプレアヴィヒア州を訪ねた。
 現地で出会った政府関係者らと話す中で、ものづくりを通じた支援を決意、趣旨に賛同した輪島塗の伝統工芸士中山強さんらと「世界遺産プレアヴィヒア・モノづくりの会(PVVP)」(金沢市)を設立した。15年からカンボジアに拠点を移し、支援事業のための調査を進めていた。
 プレアヴィヒア州テチョウ村で昨年7月、政府の土地を借りて学校整備をスタートさせた。村の住人ら約50人の協力を得て、生い茂った草木を取り除き、現地にあった家庭用の炭窯を参考に土窯を造ったほか、作業場に使う建屋も仕上げた。
 東龍さんによると、現地には珠洲焼に似た陶器を仕上げられる土があるほか、住民の中には炭焼きや彫刻、家具制作などの技術を持つ人もいるといい、その技を生かした学校運営を進める。
 東龍さんは「ものづくりの技術を身に付けることは、生活を変える力になる」と話し、現地の人たちが感性を生かして土産品になる陶器、家庭用食器などを作り、生活の糧にできるよう支援していく。

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