伝統的工芸品ニュース

カテゴリー:商品

2018/11/12商品

超薄の越前焼リング、職人魂を腕時計に 協同組合が新機軸

 越前焼工業協同組合(福井県越前町)が、独自の薄作り技術を生かした腕時計の商品化を計画している。他の焼き物産地にはない技術を広く発信するとともに、商品幅を広げるきっかけにする。越前漆器の装飾技術も取り入れ、福井が誇る伝統的工芸品の魅力が詰まった逸品を目指している。
 同組合は2006年度、県工業技術センターと共同で高強度の陶土を開発。従来より薄くて軽い商品の生産が可能になった。近年は薄作りの酒器や茶器のシリーズを相次いで発売。安価な輸入品の増加やライフスタイルの変化で各焼き物産地が苦戦する中、他産地との差別化を図る商品として、国内外に売り込んでいる。

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2018/11/9商品

フィリップ・ワイズベッカーと中川政七商店が日本の郷土玩具をテーマにコラボレーション。

 その土地ごとに受け継がれてきた職人の技や想い、暮らしの知恵が息づく生活雑貨を数多く生み出している、1716(享保元)年創業の〈中川政七商店〉が、フランス人アーティストのフィリップ・ワイズベッカーとコラボ。全国の〈中川政七商店〉〈遊 中川〉〈日本市〉ブランド直営店にて、コラボアイテムの販売をスタートした。
 鉛筆で描く独特の “手仕事” が魅力のフィリップ・ワイズベッカーと、工芸産地の職人とともに “手仕事” を生かした暮らしの道具を作り続けてきた〈中川政七商店〉。“手仕事” を大切にする両者が、日本各地の郷土玩具の工房を訪ね、十二支のオリジナルデッサンと、その画をモチーフにした暮らしの道具を製作した。
 今回のコラボは兼ねてより日本の郷土玩具に興味を持っていたワイズベッカーが、2017年に〈中川政七商店〉とともにその作り手を訪ねる旅に出たことに端を発する。郷土玩具は江戸時代以降に寺社の授与品やお土産、節句のお祝いとして作られるようになり、製作された地域や時代、職人によって多種多様に存在している。今回は十二支にまつわる12の郷土玩具の作り手を訪れ、ワイズベッカーらしい独特のパースが効いた鉛筆画の数々が誕生した。
 《ワイズベッカー越前漆器 酒器》は福井県鯖江市で 200年に渡って漆塗りを継承してきた〈漆琳堂〉で、一つひとつ丁寧に塗り上げて製作した越前漆器。縁起のいい4色を用意している。《ワイズベッカー 伊万里焼 蕎麦猪口》は白地に青いデッサンが映える、すっきりとしたデザインが魅力。《ワイズベッカー 九谷焼 大皿》は、石川県の代表的な工芸である九谷焼の窯元〈上出長右衛門窯〉で作られた、ワイズベッカーのデッサンを中央に配した大皿だ。こちらの商品のみ受注生産品。そのほか、箸置、ふきん、越前和紙 ちぎり葉書き、ブリキ缶入り煎茶、手ぬぐいもラインナップしている。
 なお、 コラボレーション商品の発売を記念して、東京および大阪の一部直営店にて、原画巡回展「フィリップ・ワイズベッカーの郷土玩具十二支めぐり」開催。今回のコラボのために描き下ろした郷土玩具の原画12点を展示するほか、モノクロの原画の販売も行う。

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2018/11/9商品

ザクの頭からお湯が…職人技光る鉄瓶、シャア専用は断念

 アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ「ザク」が、岩手県の伝統工芸品「南部鉄器」になった。製造するのは本場、奥州市の職人たち。バンダイ(東京都)が8日、インターネットで予約受け付けを始めた。
 ザクの頭部を模した鉄瓶は高さ約16・5センチ、重さ約2・5キロ。約700ミリリットルが入る。南部鉄器づくりが盛んな奥州市の水沢鋳物工業協同組合が職人たちに呼びかけ、製作した。目の部分のへこみなどを再現するには特殊な工程が必要で、型を作るのに半年かかったという。
 日本の伝統や技術をガンダムとコラボして発信するバンダイのプロジェクトで、人気が高い「シャア専用ザク」の製作も考えたが、角の部分でやけどする可能性があるため、量産型のザクを選んだという。同組合販売課の佐藤康平さんは「ロボットと鉄で相性が良い。重量感、質感を楽しんでほしい」。

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2018/11/6商品

陶器干支キップ よい年に

◇信楽高原鉄道、15日から販売

 信楽高原鉄道(甲賀市)は、来年の干支えと「亥い」(イノシシ)をデザインした陶器製の「いのしし年親子キップ」を15日から信楽駅で販売する。1300枚限定。
 同鉄道は毎年、干支にちなんだ信楽焼の切符を販売。今回は、イノシシの親子が仲良く寄り添っている図柄で、縦12.5センチ、横16センチ。壁掛けにも利用できる。駅近くの社会福祉法人「信楽くるみ作業所」が製作した。
 1枚1380円。大人1人と子ども1人が信楽―貴生川駅間を往復乗車できる。販売は午前10時から。

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2018/11/5商品

デッドストックの京友禅紙を使用、パスザバトンが朱印帳を再販売

 「パスザバトン(PASS THE BATON)」が11月10日、今年2月に発売し好評を得た「PASS THE BATON オリジナル朱印帳」をパスザバトン京都祇園店で再販売する。
 PASS THE BATON オリジナル朱印帳は和紙製品を取り扱う「尚雅堂」が手掛けた朱印帳をベースに、デッドストックの京友禅紙とパスザバトンのオリジナルイラストをあしらったリメイク商品。デザインは植原亮輔と渡邉良重によるクリエイティブユニット キギ(KIGI)が担当した。価格は税別1,800円。

■PASS THE BATON オリジナル朱印帳
発売日:2018年11月10日(土)
展開店舗:PASS THE BATON KYOTO GION
住所:京都府京都市東山区末吉町77-6 
電話番号:075-708-3668
価格:税別1,800円
サイズ:H18cm×W12cm

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2018/10/29商品

世界を魅了する日本の伝統美 京手猫友禅の名門とのコラボ

 日本の伝統工芸を取り入れた新ブランド、リヴィール プロジェクトのボンバージャケットは、京手猫友禅の名門、木村染匠とのコラボ―レーションによって誕生した、息を呑むほどに美しいジャケットだ。

 世界を魅了する日本の伝統美“グローカル“という言葉がある。

 “Global“と“Local“をかけ合わせた造語で、特定の地域特有の文化を活かしつつも、世界に通じる価値を備えたモノなどを指す。タトラスのクリエイティヴディレクター坂尾正中氏が日本人としての存在意義を見つめ直し、日本の伝統文化を未来へとつなぐ「リヴィール プロジェクト」のボンバージャケットは、まさにグローカルの手本である。
 世界を魅了する日本の伝統美 京手猫友禅の名門とのコラボ「リヴィール プロジェクトのボンバージャケット」
挿し友禅(手描きの染付け)や刺繍など、約15の工程を経る友禅の技法を駆使した絵柄は息を呑むほど美しい。限定店舗にて受注(全7柄各6色展開)
 京手猫友禅の名門木村染匠とのコラボレーションによるジャケットは、キモノ同様の正絹を使用。背には伝統的な京手猫友禅の技法を駆使し、日本の歴史的な意匠や芸術家から厳選した7つの絵柄が表現される。まさに日本でしか生みだせない、世界を魅了するジャケットだ。

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2018/10/23商品

勢いある亥年に…縁起物ウイスキー「生産猛進」

 2019年の干支えと「亥い」をかたどった陶器ボトル入りのウイスキー「ローヤル<亥歳>ボトル」(600ミリ・リットル、税抜き希望小売価格8800円)の生産が、大阪府島本町のサントリー山崎蒸溜じょうりゅう所でピークを迎えている。
 年末年始の縁起物として、サントリーが1983年分から毎年生産している。今年は丸みを帯びた美濃焼のイノシシに、華やかな松竹梅の模様をあしらった。
 従業員らは、コンベヤーで運ばれてくるボトルを一つ一つ丁寧に磨いたり、箱詰めしたりする作業に追われている。担当者は「イノシシにあやかり、勢いのある1年を過ごしてもらえたら」と話していた。約1万7000本を出荷する予定で、11月6日から全国で発売される。

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2018/10/12商品

京都発「住職手帖」 盆や彼岸は予定欄広く、西陣織のメーカーが発売

 寺社仏閣の装飾品や仏具の金襴製品を手掛ける「加地金襴」で現在、「住職手帖」の受注が始まっている。
 手帳は、法衣店などが寺社にあいさつで渡す品として喜んでもらえる商品をと2016年に発売。A5サイズで、黒・紺・エンジの3色を用意する。法衣店や仏具店で主に扱われるため、宗派を問わずに使えるようにしている。
 スケジュール欄はお盆や彼岸、土曜・日曜の欄を広く取り、予定がたくさん書けるようにしたほか、友引は色を変えて表示する。欄外には法話に使える七十二候を掲載。巻頭には初七日や四十九日が何日になるか確認できる「忌日早見表」を載せた。
 企画開発を担当した山本秀容さんによると、初回以降は住職がどこでも自然に使えるよう表紙から「住職手帳」の文字を外したという。デザインも一般的な手帳と変わらないため土曜や日曜が仕事の人が使う例もあるという。
 山本さんは「今時はスマホを使うなどさまざまなスケジュール管理のやり方があるが、住職が便利に使えるようデザインしたので活用してもらえたら」と話す。

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2018/9/25商品

秋田の工芸品「角館の樺細工」新商品に活路 低落傾向に危機感

 秋田県を代表する工芸品「角館の樺細工」の関係者が、伝統の味わいを生かしたアクセサリーなどの新商品に活路を探っている。背景には売り上げが減り、材料となるヤマザクラの樹皮の入手も難しくなりつつあるという現状がある。低落傾向に歯止めをかけようと、秘められた魅力を引き出す努力を続ける。
 仙北市の樺細工製造「冨岡商店」は今月上旬、新ブランド「KAVERS(カヴァーズ)」を東京の展示会で発表した。
 第1弾は3000~8500円のブローチ。秋田市のデザイン会社と提携し、日本の伝統的な色や意匠を取り入れて仕上げた。樹皮を磨き上げて光沢を出した樺細工に、模様を彫ってカラフルに彩色した。
 若草や常盤緑といった色、市松や唐草などの模様を組み合わせた22パターンを用意。アクセサリーに加え、タイルやスマートフォンカバーの製品化も検討している。
 冨岡浩樹社長は「樺細工は茶色で地味な印象がどうしても強かった。今回の展示会では目を留めてもらえるデザインを提案できた」と胸を張る。

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2018/9/25商品

麻製コーヒーフィルター、愛好家に人気 滋賀、手入れ簡単

 近江上布伝統産業会館が、地元特産の麻を使ったコーヒーフィルターを試作し、コーヒー愛好家から好評を得ている。綿生地などのネルドリップに比べて手入れが容易といい、同館は「麻織物の新たな顧客獲得につなげたい」と期待する。
 同町は麻織物業が盛んで、上質な麻布「近江上布」は国の伝統工芸品に指定されている。同館は、麻布の利用拡大を目指してこれまでストールや布団のシーツ、名刺入れなどの商品を開発してきた。
 フィルター製作は、昨年12月ごろ、同館と交流がある地場産業を紹介するポータルサイトの運営者から「台湾で開かれるコーヒー関連のイベントに向け、麻を材料に使ってみないか」と提案されたのがきっかけ。提案を受けて、リネン(麻)のみと、リネンと綿を半分ずつ使った2種類を試作した。
 麻は、綿などに比べて繊維がけば立たず、通気性が良いのが特長。製作に携わった同館の西川幸子さんは「綿と同じく洗えば何度でも使える。綿などの一般的なネルより、コーヒーの粉が繊維にからみにくくて洗いやすい」と利点をアピールする。

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