2016.03.03

青山スクエアに兜がやってきました

年を明けてから、青山スクエアの中心部分には、

様々な産地の雛人形が飾られていました。

 

ですが、今日は3月3日。

そう、お雛祭りの日です。

 

お雛様は早く片付ける分にはいいのですが、

遅くに片づけてしまうとその家の女の子が結婚に行き遅れてしまうという、

言い伝えがあります。

 

というわけで、青山スクエアでもお雛様を一部だけ残して兜を飾り始めました。

 

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兜の周りには菖蒲が活けられています

ところで、みなさんはどうして端午の節句に兜を飾るかご存知でしょうか?

 

元々は武家の息子が一人前になった証として、

兜や鎧を神社や寺に奉納していたからと言われています。

 

ただ勘違いをされている人も多いのですが、

現代では兜や鎧は戦争の道具と思われているかもしれませんが、

当時はそんな発想はありませんでした。

 

武家の人たちにとって兜や鎧は、

自分の身を守ってくれるもの。

 

ケガをしないように、危ない目に合わないようにという、

親心が込められていたのです。

 

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兜と鎧がセットの置物

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上のものと似ていますが、兜が全く違っています

また、現代、兜や鎧を飾る意味としては、

「交通事故や病気から子どもを守ってくれるように」

という親の願いが込められているようです。

 

今日から飾られ始めた兜は、

まだ数は少ないですが、小ぶりのものも多く入っています。

 

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手のひらサイズの兜

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写真ではわかりづらいですが、大きさが結構違います

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小さな兜が11個並べられており、一番真ん中にあるのがこの兜

色んな武将の兜も取り揃えているので、

見ているだけでも楽しくなってきますね。

 

5月5日に向けて、

色んな伝統的工芸品の産地で作った兜が増えていく予定なので、

青山にお立ち寄りの際にはぜひのぞいていってみてくださいね。

 

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