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伝統的工芸品ニュース

2018/7/23伝統的工芸品

「福島復興のアピールに」 大堀相馬焼、英国へ

 二十三日に渡英する本宮市英国訪問団(団長・高松義行市長)は、現地の訪問先への記念品の一つとして、東京電力福島第一原発事故で浪江町から避難し、同市で工房を再開した大堀相馬焼「春山窯」の作品を贈る。十三代窯元で大堀相馬焼協同組合理事長の小野田利治さんは「福島復興のアピールになれば」と期待している。
 記念品として贈るのは直径二十九センチの絵皿。大堀相馬焼の特徴の美しい「青ひび」が入り、伝統の絵柄「走り駒」が躍動する。五月ごろに市から制作依頼があった。小野田さんは「昨年十一月に本宮に拠点を構えたばかり。声を掛けてもらえてうれしかった」と、支援への感謝と復興への思いを込めて仕上げた。
 絵皿は、同市と姉妹庭園協定を結んでいるロンドン・ケンジントン&チェルシー王立区、二〇二〇年東京五輪・パラリンピック「復興ありがとう ホストタウン」事業で関係構築を目指す英国オリンピック委員会、同パラリンピック委員会に贈る。馬の絵付けをした現代的なデザインのフリーカップも王立区や在英日本大使館に届ける。
 大堀相馬焼協同組合に所属する窯元は現在十七軒あり、このうち九軒が避難先で営業を再開した。小野田さんは「焼き物が英国に渡ることで、福島が誇る伝統の技を知ってもらえる。われわれ窯元にとって大きな励みになる」と話している。

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2018/7/23その他

丁寧にいれた日本茶のおいしさに感動芦屋にオープンした日本茶専門店

 阪神間の高級住宅街として知られる芦屋に、2018年5月、日本茶をゆっくりと楽しめるお店ができました。JR神戸線芦屋駅から北東へ歩くこと約7分。「茶庵 瀧家」は、宮川の畔のビルの1階にあり、入口には鮮やかな赤色の暖簾がかかっています。
 入口すぐのコーナーは、ギャラリーのよう。普段は、お店で使っている器の作家6人の作品が並んでいます。信楽焼、丹波立杭焼、唐津焼、備前焼、常滑焼と多彩。
 同じくお店で使用している木工品もあって、気に入ったら買って帰ることもできます。お店で飲めるお茶の茶葉だけでなく、こだわりの卵や調味料なども置いてあり、結構人気なのだそう。

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2018/7/20ニュース

最新の研究内容など紹介 石川県工業試験場でセミナー

 石川県工業試験場などの石川イノベーション促進セミナー・産総研石川サイト開所2周年記念セミナーは19日、金沢市の同試験場で2日間の日程で始まり、最新の研究内容などが紹介された。
 初日は同試験場機械金属部と電子情報部が発表し、研究員が熱と電気の変換素子を高効率化する研究や金属3Dプリンタの高機能化などについて話した。企業の発表もあり、アクトリー(白山市)はハイブリッド太陽エネルギー回収システム「iU―SOALA」を紹介した。
 産総研の特別講演では、製造技術研究部門の澤田浩之総括研究主幹がIoT(モノのインターネット)について「課題を抱える現場が使いこなせるかが重要だ」と強調した。20日は繊維生活部、化学食品部、九谷焼技術センターが発表する。

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2018/7/20伝統的工芸品

漆器でイヤリングも、伝統を守るため趣向を凝らす小田原漆器職人

 巧みなろくろ回しと彩色の技術により、木材の木目を際立たせて仕上げる小田原漆器。1926年に創業した大川木工所(神奈川県小田原市、大川肇代表)の3代目の大川肇代表は、日本に現在3人しかいない同漆器の伝統工芸士の1人だ。伝統を守る重責を自覚しつつ、今までにないモノづくりに果敢に挑戦している。
 現存する同漆器の伝統工芸士は、ベースとなる木地をつくり上げる木地師1人と、木地に漆などを塗る塗師2人。このうち大川代表は唯一の木地師を務める。1人の職人の手で完成しない漆器づくりで、その役割は非常に大きい。
 大学時代は経済学部で学んだ大川代表。家業の漆器づくりを継ぐ意思はなかったが、小学生のころから手伝いで関わったこともあり、大学卒業後に職人を目指す決断をした。ただ、やはり職人レベルの技術として求められる水準は高く、苦労の連続だった。同漆器の伝統工芸士の第1号である玉木一郎氏のもとで学び、「ろくろを回して木材を刃物で削る作業を、けがを負いながら体で覚えた」(大川代表)と振り返る。

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2018/7/20イベント

西陣織でメーテル、松本零士さんの世界表現 京都

 漫画家松本零士さんの代表作「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」の場面を西陣織や木版画、高品質印刷で表現した「松本零士の世界展」が19日、京都市上京区の西陣織会館で始まった。
 松本さんが今年で80歳になったのを記念し、同区の西陣織企画・販売会社「京都企画会議」会長の蔦田文男さんらが実行委員会をつくって企画した。蔦田さんは長年のファンで、銀河鉄道999に登場する女性メーテルを西陣織で表現した額を松本さんに見せたところ、精緻な仕上がりに驚いた松本さんが展覧会を快諾したという。
 45点を展示。和傘を手にしたメーテルが京都の街を背景にたたずむ様子をデザインした作品は、西陣織と木版画、印刷で制作した。織物の作品は、約3メートルの長さに11万本の横糸が織り込まれるなど、それぞれに高度な技を駆使していて、来場者は拡大鏡を使って細部まで楽しんでいる。22日まで。午前10時~午後5時。無料

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2018/7/19商品

アボリジニ楽器に輪島塗 輪島の漆器店「新境地開拓」 見た目に加え「響きも向上」

 輪島市河井町の八井浄漆器本店は18日までに、オーストラリアの先住民アボリジニが祝いの儀式などで使う管楽器「イダキ」に輪島塗を施した。富山市の奏者の依頼でこれまでに2本を仕上げたところ、堅牢優美な出来栄えだけでなく「響きが良くなった」と好評で、今月からさらに2本で取り掛かる。完成後は輪島でお披露目の演奏会が予定され、同店は輪島塗の新たな需要開拓に弾みを付ける。
 イダキはシロアリに食べられて空洞となったユーカリの木の筒を使った楽器で、唇を振動させて息を吹き込むと「ブォーン」と音が響き渡る。長いものは2メートルを超え、ディジュリドゥとも呼ばれる。
 輪島塗を依頼したのは、富山市八尾町のイダキ奏者浅岡秀彦さんで、上質な光沢を求めて2011年、八井浄漆器本店に長さ約160センチの2本で黒、赤の仕上げを注文した。同店によると、浅岡さんは「イダキをたくさん持っているが、輪島塗を施したものが一番音がいい」と気に入り、14日、新たに長さ約140センチの2本を発注した。
 今後は、強度を高める布着せや研ぎ出し、中塗り、上塗りといった輪島塗の手仕事の工程を積み重ね、3~4カ月掛けて完成させる。依頼があれば家紋や意匠を蒔絵の技法で入れる。

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2018/7/19伝統的工芸品

土面を知事に寄贈 「陶炎祭」コンクール受賞者の2人

 笠間焼の祭典「第37回陶炎祭」の作家土面コンクールで、最優秀の県知事賞に輝いた石岡市の佐野有子さん(43)と県議会議長賞を獲得した笠間市の安藤昌彦さん(47)の2人がきのう、県庁を訪れ、大井川和彦知事と山岡恒夫議長に受賞作品を寄贈した。
 佐野さんは東京都出身で笠間市の窯元で修行し、2005年に独立。受賞作は木目と歌舞伎を組み合わせた作品で、本物の木材を参考にしつつ、人間らしい表情にアレンジした。「受賞できたことは光栄。これを励みに、歌舞伎シリーズも作っていきたい」と意欲を見せた。
 安藤さんも東京都出身。受賞作はピカソの作品から着想した。「もやのかかったような表現や色使いにこだわった。受賞には驚いている」と喜びをにじませた。大井川知事は「笠間焼は若手がどんどん入っていて勢いを感じる。今後が楽しみ」と期待感を示した。

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2018/7/17商品

サムライワークス、西陣織と牛革を使用したiPhoneケースを発売

 サムライワークス株式会社は、「TSUMUGI」ブランドより、西陣織を使用したiPhoneケース「TSUMUGI 西陣織×牛革 iPhoneケース」を7月20日に発売すると発表した。
 同ケースは、「TSUGUMI」ブランドの第3弾となるケース。西陣織だけを使用するのではなく、牛革を取り入れることで色合いにアクセントを加えてデザイン性を高めた。
 着物の帯や能衣装などで使用されている西陣織の「金襴」を使用している。ICカードなどを収納できるポケットも装備している。デザインのラインアップは26柄(20柄は直営店舗限定販売)を用意している。

サムライワークス株式会社
価格:6800円(税抜)
URL:https://collaborn.com/feature/nisijin.php?pr2018

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2018/7/17伝統

夏の日差しで漆精製 輪島の工房、天日黒目始まる

 生漆を夏の日差しにさらして精製する「天日黒目(てんぴぐろめ)」の作業が16日、輪島市横地町の大徹漆器工房で始まった。気温30度を超す暑さの中、職人が汗を拭いながら漆を丁寧にかき混ぜた。
 天日黒目は、輪島塗の仕上げ工程「上塗り」用に漆を精製するため水分を減らす作業で、市無形文化財となっている。炎天下、職人2人が交代で、おけに入れた乳白色の漆を櫂(かい)でかき混ぜると、1時間半ほどで光沢のある茶色に変わった。
 同工房は長年、岩手県浄法寺町産の漆を使っており、今年は12キロを精製する。初日は4キロで、八井凡親会長は「暑すぎて冷ますタイミングなど調整は難しかったが、上質の漆ができた」と話した。

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2018/7/17ニュース

珠洲焼と備前焼が技術交流 粘土を交換、公開制作

 珠洲焼と備前焼の交流事業「アーティスト・イン・レジデンス珠洲」(北國新聞社後援)は16日、珠洲市陶芸センターで始まった。岡山県の備前焼作家3人が珠洲に滞在し、8月4日まで初の公開制作に取り組み、備前焼と同様に古代の須恵器(すえき)をルーツとする珠洲焼との技術交流を深める。初日は作家3人が陶芸愛好者18人に備前焼の技法を伝えた。
 備前焼作家の森大雅さんと藤田祥さん、備前焼宝山窯の森敏彰さんの3人が珠洲市の「日置ハウス」に寝泊まりし、市陶芸センターを拠点に制作過程を公開しながら作陶する。

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