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伝統的工芸品ニュース

2018/4/23イベント

陶芸家・半泥子の作品ずらり 津の石水博物館で企画展

 津市垂水の石水(せきすい)博物館で、同館創設者で第6代百五銀行頭取の陶芸家、川喜田半泥子(1878~1963年)が、影響を受けた元の作品と自身の模倣作品などを集めた「生誕140年記念企画展I 川喜田半泥子と茶の湯の焼きもの」が始まった。7月8日まで。

  半泥子の生家の川喜田家は江戸時代初期から江戸に木綿問屋を営む豪商で、歴代当主はさまざまな文化活動に身を置き、茶道具や美術品などたくさんの逸品を所蔵。半泥子も幼いころから茶道に親しみ焼き物に興味を持ち、大正時代初期に津市に窯を構え作陶に没頭し始めた。
 企画展では、半泥子に影響を与えた朝鮮王朝時代の作品や桃山時代の古伊賀などのほか、これらの模倣の経験を越え、自らの作風を確立していった生涯の作品約110点をそろえた。
 半泥子が最も愛した所蔵品の「古伊賀水指 銘 鬼の首」は半泥子が京都の美術商に懇願してやっと手に入れた水指で、県指定文化財。伊賀焼特有のビードロ釉が美しい作品で、半泥子が入手後、「金婚式に招かれし日に割愛され、嬉しさに鬼の首をとって帰るや五月晴れ」との感想を持ったことから「鬼の首」と命名された。この作品を模して作ったとされる「伊賀水指」も近くに展示され比較できるようになっている。

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2018/4/23ニュース

朝鮮半島出身「有田焼の母」 29日に佐賀で像除幕式

 壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の際に朝鮮半島から日本に連れて行かれ、後に「有田焼の母」と呼ばれるようになった女性陶工・百婆仙(ペク・パソン、1560~1656)をたたえる像の除幕式が佐賀県で開かれる有田陶器市の開幕に合わせ29日に行われる。韓国陶芸協会などが22日、明らかにした。
 像の製作や除幕式は韓日両国が共同で進めてきた百婆仙に関する記念事業の一環で、陶磁器づくりで有名な利川などの都市を持つソウル近郊の自治体・京畿道も約1億3000万ウォン(約1300万円)を支援した。
 既に完成した像は高さ1.8メートルでチマチョゴリ(女性用の朝鮮の伝統衣装)を着た百婆仙が茶碗を手に持っている。
 百婆仙は陶工だった夫と日本に渡り、有田近郊の武雄で陶磁器をつくった。夫の死後、900人の朝鮮半島出身の陶工を引き連れ、有田に移住し、世界的に有名な有田焼を完成させたとされる。
 韓国陶芸協会と共に像の製作に携わってきた朝鮮陶工記念事業会のユン・テウン会長は「日本の陶磁の発展は朝鮮侵略によって成されたという歴史的事実を知ってもらい、国民が陶磁の歴史を振り返る契機になってくれれば」と話す。

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2018/4/20イベント

友禅染のアートこいのぼりを楽しめる「MIDTOWN OPEN THE PARK 2018」

 東京ミッドタウンは、2018年4月20日(金)から5月27日(日)まで「MIDTOWN OPEN THE PARK 2018」を開催する。新緑の中を泳ぐ約80体のアートこいのぼりを楽しめる企画を中心に、都会の中で豊かな新緑の季節とアートを堪能できるイベント。「アートこいのぼり」は4月20日(金)から5月6日(日)までの11:00〜21:00に開催され、浅葉克己氏、勝井三雄氏、菊地敦己氏、佐藤可士和氏、澁谷克彦氏、新村則人氏、永井一史氏、永井一正氏、松永真氏、ワビサビをはじめ、国内外のさまざまなアーティストやデザイナーが手掛けたオリジナルこいのぼりを鑑賞できる(入場無料 / 天候により中心となる場合あり)。
 本イベントは、GW期間を中心に多彩な企画が展開される青空のもとでの“アートピクニック”だ。5月4日(金・祝)と5月5日(土・祝)の各日11:00〜17:00には、ミッドタウン・ガーデンで、グラフィックデザイナーの藤代範雄氏が監修するワークショップ「アートこいのぼりをつくろう」を開催(雨天時はガレリア3Fで開催)。当日は10:00から整理券が配布され、大サイズ1000円 / 小サイズ700円の料金で参加できる。

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2018/4/20イベント

若松の本郷焼ショップ24日開店 観光客にアピール

 福島県会津美里町の会津本郷焼事業協同組合が会津若松市の七日町パティオに設けるアンテナショップは24日午前10時にオープンする。店名は瀬戸右衛門に決まった。
 オープンに先立ちテープカットする。組合加盟の13窯元の作品の展示販売、季節に合わせた焼き物の展示や会津美里町のイベント情報、歴史や文化などの魅力を発信する。
 訪日外国人客を含め多くの観光客が訪れる会津若松市で会津本郷焼をPRして知名度の向上を図り、会津美里町への誘客を目指す。
 28日から5月6日までのゴールデンウイーク期間中は商品を1割引きで販売する。29日から5月6日までは、午前10時から窯元による陶芸体験を有料で開く。
 店名は、400年以上前に本郷焼の基礎を築いたとされる水野瀬戸右衛門からとった。

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2018/4/20イベント

郷土ゆかりの美の世界に来たれ 岡山県立美術館30周年展20日開幕

 20日始まる岡山県立美術館(岡山市北区天神町)の開館30周年記念展「県美コネクション」の開会式と内覧会が19日あり、関係者らが一足早く、“郷土ゆかり”をテーマに集められた収蔵品が織りなす豊かな美の世界を楽しんだ。
 同館は瀬戸大橋開通の1988年に開館し、30年で収蔵品は当初の約千点から約5千点に充実した。
 記念展では全館を使い、えりすぐった名品を中心に約500点を2期に分け展示。室町時代の雪舟(総社市出身)の水墨画から人間国宝金重陶陽(備前市出身)らの備前焼、「I氏賞」受賞作家らの現代アートまで、多彩な作品がそろう。
 中でも、岡山をたびたび訪れた世界的板画家棟方志功の肉筆画は今年寄託され、今回が初披露。元は洋食店の壁画とされる高さ3メートルの大作「季妃頌(きひしょう)(芳松壁画)」は、ふくよかな女性4人と桜、朝顔など四季の草花が色鮮やかに描かれ、会場の祝賀ムードを盛り上げている。
 開会式では伊原木隆太知事らが「30年にわたり培ったものを披露する展覧会。素晴らしい岡山の美術に触れてほしい」とあいさつし、テープカットした。
 会期は7月1日まで。20日と2期初日の5月30日は入館無料。

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2018/4/19伝統的工芸品

有田国際陶磁展最高賞に石原さん、福田さん

 有田国際陶磁展(佐賀県・有田町・有田商工会議所主催、佐賀新聞社など後援)の審査が18日、有田町の県立九州陶磁文化館などであった。美術工芸品・オブジェ部門最高賞(文部科学大臣賞)に福岡県宮若市の石原祥嗣さん、産業陶磁器部門の最高賞(経済産業大臣賞)は有田町の福田雄介さん=福珠窯=が選ばれた。

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2018/4/19イベント

備前焼と藍を融合 魚リアルに 倉敷・旧野崎家住宅で「陶彫」展

 彫刻と焼き物を融合させた「陶彫」の作品展が、倉敷市児島味野の国重要文化財・旧野崎家住宅で開かれている。国産ジーンズ発祥の地・児島にちなみ、備前焼に染料の藍を塗った作品などが観光客らの目を引いている。
 日本陶彫会と、地元作家らでつくる瀬戸内想彫会が主催。備前焼作家木村玉舟さん=備前市=をはじめ、両団体の計20人が約100点を出品している。
 展示館には、タイやタコ、カレイといった魚を題材にした「白備前」に藍を塗布した木村さんの新作33点が並ぶ。瀬戸内海に見立てたデニム生地に、青みを帯びた魚が泳いでいるようだ。表書院や中座敷の前庭などにも動物をかたどった力作が置かれている。
 観光で訪れた横浜市の男性は「魚のリアルさとともに、ジーンズの風合いも感じられ素晴らしかった」と話していた。
 6月24日まで。月曜と祝日の翌日は休館。入館料は一般500円、小中学生300円(土・日曜、祝日は高校生以下無料)。

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2018/4/19イベント

青垣の陶芸家が展示・販売会 柏原で22日まで

 兵庫県丹波市青垣町口塩久の陶芸家、佐伯幸胤さんによる作品の展示・販売会が18日、同市柏原町柏原の「町家ギャラリーるり」で始まった。色も形も多種多様な食器や茶器、花器など約120点が並ぶ。22日まで。
 建築会社に勤めていた佐伯さんは27歳の頃に退社し、愛知県瀬戸市の窯元に弟子入り。6年間修行を積んで独立し、現在は主に丹波市内で作品展を開いている。
 特に食器は、瀬戸焼特有の深い緑色の大皿や、カブラをモチーフにしたかわいらしい小皿、焼き魚にぴったりな長皿などさまざま。とっくりとおちょこの晩酌セットや急須などもある。
 入場無料。午前10時~午後6時(22日は午後4時まで)。町家ギャラリーるりTEL0795・72・1608

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2018/4/19ニュース

「浅井長政の屋敷跡」から土塁 16世紀ごろの越前焼や信楽焼も発掘

 滋賀県長浜市の小谷城跡で、戦国時代の武将浅井長政やお市の方が住んだと伝わる区域から土塁や石積みの排水溝が見つかり、同市が18日発表した。今後の調査で屋敷の建物跡が見つかる可能性がある。
 屋敷跡は標高約140メートルの平地に位置し、広さは約2万平方メートル。高さ約2・5メートルの土塁のほか、幅と深さが約0・3メートルの排水溝が東西約2・5メートル以上にわたって見つかった。土塁付近からは16世紀ごろの越前焼や信楽焼、当時流通していた中国の北宋銭も出土した。
 屋敷には長政らが暮らしたとされるが、織田信長が1572年に攻め入った。

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2018/4/16イベント

白石こけしコンクール60回 工人、静かに燃える

 国内最大規模のこけしの祭典「全日本こけしコンクール」が5月、白石市で節目の第60回を迎える。地元の木地師の里、弥治郎地区。工房や展示施設が軒を連ねる弥治郎こけし村で、工人たちの準備作業が静かに熱を帯びている。
 コンクールは1959年、皇太子さま(現天皇陛下)のご成婚を記念して始まった。最高賞に内閣総理大臣賞が贈られる権威ある大会には「伝統」「新型」「創作」など5分野に国内外から800~900点が集まる。
 こけしのまち白石を全国に発信し続けてきた祭典に感謝を込めて。不忘山麓の谷あいに、ろくろびきの音が響く。

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