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伝統的工芸品ニュース

2018/11/8イベント

職人の仕事、間近で感じて 岩手県南で工房見学イベント

 岩手県の県南地域で9~11日、工場や工房を訪れ、ふだん見ることのできない職人の仕事ぶりに触れられる「オープンファクトリー 五感市」が開かれる。伝統工芸品の南部鉄器や岩谷堂箪笥(たんす)など26カ所を原則として無料で見学できる。
 県や一般社団法人世界遺産平泉・一関DMOなどでつくる実行委員会の主催。一関市、奥州市、平泉町にある日本酒や染め物、和菓子、しょうゆ、漆器、呉服、ワイナリーなどの工場や工房を自由に見学できる。
 ただ、鉄器の鋳型づくりや小たんすづくり、漆塗り、藍染めなどの体験は有料で予約が必要。若手職人が案内するバスツアー(有料)もある。
 オープンファクトリーは来場者との交流で職人は新たな気付きを得られ、消費者は楽しみながらモノづくりの価値を知ることができるイベントとして広まりつつある。実行委の蜂谷淳平委員長は「魅力的な企業があることを地元の人に知ってほしい。地域全体の活性化につなげたい」と話す。3日間で1万人の来場を目指している。

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2018/11/8伝統的工芸品

「奈良墨」が国の伝統的工芸品に 県内3品目の指定

 県産業振興総合センターは7日、奈良市内で生産されている「奈良墨」が、経済産業相から国の伝統的工芸品に指定されたと発表した。国の指定を受けるのは、県内では昭和50年の「高山茶筌(ちゃせん)」、52年の「奈良筆」に次いで3品目。
 奈良墨は室町時代に興福寺(奈良市)で燈明(とうみょう)のすすを集め、膠(にかわ)と合わせて油煙墨(ゆえんぼく)を作ったのが始まりとされる。社寺が多い奈良では、写経などで墨を使う機会が多いことから墨作りが産業として発展し、現在では国内シェアの9割を占めている。
 今年6月、市内の製墨業者でつくる奈良製墨組合が初めて指定の申し出を行い、実現した。後継者不足が深刻といい、今後は県や奈良市がパンフレットを作成するなど、県内外へのPRを強化するという。
 同組合の綿谷昌訓理事長は、「大変うれしい。これを機に、多くの人に墨になじみを持ってもらえるよう活動し、奈良墨の技術を後世に継承していきたい」とコメントした。

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2018/11/8伝統的工芸品

沖縄の楽器「三線」国の伝統的工芸品に指定 楽器は全国2件目

 琉球王国時代に中国から伝わり、独自の発展を遂げ、広く庶民に普及した三線が7日、国の伝統的工芸品に指定された。経産省が官報に掲載した。県内からの指定は2017年の「南風原花織」以来で、16品目となる。楽器が指定されるのは全国で2件目。
 沖縄県三線製作事業協同組合は、県産三線普及ブランド化委員会を16年に発足させ、ブランド化事業の一環として指定を目指してきた。同組合が経産省に6月末に申請し、8月の伝統的工芸品指定小委員会での審議などを経て、正式に決定した。
 指定を受け、生産者の後継者育成や販路開拓、技術の伝承などに対して、経産省からの補助金が得られる。
 同組合理事長の渡慶次道政氏は「感無量でうれしい。三線の普及・ブランド化に取り組みたい」と話した。
 国の伝統的工芸品の指定には、日用品であることや100年以上続く伝統的な技術・技法であることなどの五つの要件がある。

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2018/11/6イベント

京町家を内側から照らす「都ライト」 西陣の住民によるツアーも

 京町家のライトアップ企画「都ライト」が11月9日から始まる。
 照明を外側から当てるのではなく、住居を含む町家や工場の内側にライトを設置して、「暮らしの明かり」に見立てるのが特徴の同企画。学生らで作る同実行委委員が地域の行事に参加するなどして地域に理解を得ながら準備を進めてきた。
 会場は、西陣織の工房が今でも多い浄福寺通大黒町や五花街の一つ上七軒(かみしちけん)通、新しい住人も多い五辻通、六軒町通、上立売通の3カ所。それぞれ通りの特徴に合わせて「つくる」、「みせる」「いきかう」というテーマの明かりを設置する。
 期間中、町家の見学や老舗和菓子店「老松」のコラボ和菓子を用意した即席茶会(500円)のほか、11日は映画「古都」(1963年)の鑑賞とそのロケ地となった手織工場を見学できる「西陣シネマ」(11日のみ、ウエルカムドリンク付き、2,400円、要予約)を行う。地元の人や地元の行事などに参加してきた実行委員が案内する「都ライト地域ツアー」も行う。
 担当者は「都ライトは住民の方と一緒に作る地域密着のイベント。京町家と底に根付く暮らしや文化を感じてもらえたら」としている。
 開催時間は会場ごとに異なる。撮影に三脚を使う場合は要申し込み。今月11日まで。

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2018/11/6商品

陶器干支キップ よい年に

◇信楽高原鉄道、15日から販売

 信楽高原鉄道(甲賀市)は、来年の干支えと「亥い」(イノシシ)をデザインした陶器製の「いのしし年親子キップ」を15日から信楽駅で販売する。1300枚限定。
 同鉄道は毎年、干支にちなんだ信楽焼の切符を販売。今回は、イノシシの親子が仲良く寄り添っている図柄で、縦12.5センチ、横16センチ。壁掛けにも利用できる。駅近くの社会福祉法人「信楽くるみ作業所」が製作した。
 1枚1380円。大人1人と子ども1人が信楽―貴生川駅間を往復乗車できる。販売は午前10時から。

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2018/11/6ニュース

「地域の宝」破損の恐れも…佐野常民の壁画移設、心配する住民 佐賀

 「佐賀の七賢人」の一人、佐野常民の功績を伝える有田焼の陶板壁画の行方に、佐野の出身地である佐賀市川副町早津江の人たちが気をもんでいる。壁画は地元の中川副公民館に設置されているが、老朽化で施設の移転新築が決定。壁画を損なうことなく新公民館に移設できるか、まだはっきりしていないからだ。
 現公民館は1971年に完成。公民館としてだけでなく、佐賀藩海軍の創設に尽力し、日本赤十字社の前身となる博愛社を創設した佐野の顕彰を目的とした記念館の役割も担っていた。
 館内でゆかりの史料を展示するほか、2種の巨大な陶板壁画で佐野の業績を紹介。「佐賀藩三重津海軍所俯瞰(ふかん)の図」(縦2メートル45センチ、横6メートル90センチ)は、佐野が責任者を務め、遺構が世界文化遺産となった三重津海軍所に国内初の実用蒸気船「凌風丸」などの船が集まり、人々が作業している様子を再現している。「西南之役における博愛社の救護所の図」(縦2メートル45センチ、横4メートル60センチ)は、西南戦争の際に博愛社が救護所を設け、負傷兵を分け隔てなく助ける様子を描いている。
 2004年、早津江に佐野常民記念館が新設された際、公民館にあった史料約100点は記念館に移されたが、陶板壁画は公民館に残った。現在は自由に見学でき、壁画目当てに多くの人が県内外から訪れるという。「『こんな素晴らしいものがある公民館はほかにはない』とみんな驚く。地域にとっての大切な財産だ」と、公民館の木原昇館長(75)は語る。
 市公民館支援課によると、新公民館は記念館そばに整備される予定。来年度に着工し、20年度までの完成を目指している。

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2018/11/5伝統的工芸品

子どもの成長見守った人形に手合わせ、感謝込め別れ惜しむ「捨てるのは忍びない」 さいたまで人形供養

 さいたま市岩槻区太田の岩槻城址公園で3日、恒例の「人形供養祭」が行われ、市内外から訪れた約6千人が人形との別れを惜しんだ。
 岩槻人形協同組合が毎年この時期に行っており、1965(昭和40)年に始まり、今年で54回目。飾らなくなった人形を心を込めて供養しようと、ひな人形などの日本人形だけでなく、西洋人形や縫いぐるみなど、さまざまな人形を受け入れている。今年は各店などに事前に寄せられた約7千体と、会場に持ち寄られた約1万5千体の計約2万2千体が供養された。
 持ち寄られた人形は公園内に建てられた「人形塚」脇の黒門前に並べられ、愛情を注ぎ、子どもたちの成長を見守った人形たちに感謝の言葉を送るとともに、静かに手を合わせる人々の姿が見られた。式典では岩槻仏教会の僧侶による読経の中、参加者による献花、焼香が行われた。

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2018/11/5イベント

越前焼資料3万点一挙 水野コレクションの変遷迫る

 福井県越前町の越前陶芸村に昨秋オープンした越前古窯博物館の開館1周年を記念したイベントが11月3日から、同館などで開かれている。館内に収蔵されている3万点超に及ぶ陶磁器資料群「水野コレクション」が初めて一堂に公開され、全容が紹介される。越前焼が日本六古窯に数えられ日本遺産にも選ばれる原動力となった資料だけに、陶磁器ファンの注目を集めそうだ。25日まで。
 同館は越前焼の歴史や魅力を茶の文化と融合して研究、発信する施設として県が整備し、昨年10月28日に開館した。展示や研究の中核となる水野コレクションは、昭和期の越前焼研究の第一人者、故水野九右衛門氏(1921~89年)が収集した古代~近世の大甕(がめ)、壺(つぼ)などの陶器や陶片が中心。越前の焼き物生産の変遷を物語る重要な資料として、国の登録有形文化財にも指定されている。
 今回のイベントは越前焼の魅力をさらに広く知ってもらおうと県が企画。敷地内の施設の一つとして水野氏の自宅古民家を同町熊谷から移築、再生させた「旧水野家住宅」をメインの展示スペースとした。丹生山地の伝統的な木造家屋の趣ある和室に、素朴な風合いの江戸期の壺や甕などが並べられた光景は見応え十分。その他、常設展示スペースなども含め館内全体で3万点以上の陶磁器資料を見学できる。
 越前焼の歴史を語る上で欠かせない窯跡群や伝統技法ねじたて成形についても、写真パネルなどで紹介している。
 期間中の毎週土日に午前10時からと午後2時からの2回、普段入ることのできない資料館のバックヤード見学ツアーも実施。水野氏が収集し、窯跡別に分類された約600箱分の陶片が収蔵されている空間を学芸員が案内し、一部の陶片に触れることもできる。予約不要。

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2018/11/5商品

デッドストックの京友禅紙を使用、パスザバトンが朱印帳を再販売

 「パスザバトン(PASS THE BATON)」が11月10日、今年2月に発売し好評を得た「PASS THE BATON オリジナル朱印帳」をパスザバトン京都祇園店で再販売する。
 PASS THE BATON オリジナル朱印帳は和紙製品を取り扱う「尚雅堂」が手掛けた朱印帳をベースに、デッドストックの京友禅紙とパスザバトンのオリジナルイラストをあしらったリメイク商品。デザインは植原亮輔と渡邉良重によるクリエイティブユニット キギ(KIGI)が担当した。価格は税別1,800円。

■PASS THE BATON オリジナル朱印帳
発売日:2018年11月10日(土)
展開店舗:PASS THE BATON KYOTO GION
住所:京都府京都市東山区末吉町77-6 
電話番号:075-708-3668
価格:税別1,800円
サイズ:H18cm×W12cm

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2018/11/5イベント

奇祭「狸の腹鼓大会」自慢のお腹で6連覇達成 滋賀・信楽の美容師

 信楽焼を代表する名物のタヌキにちなんで、腹をたたいて音の立派さを競う第9回「全国狸の腹鼓大会」が4日、滋賀県甲賀市信楽町長野の新宮神社で行われた。出場者らはタヌキをモチーフにした仮装姿で、自慢の腹鼓を境内に響かせていた。
 石川県や大阪府など県内外から12組16人が参加。腹鼓の音量と音色、会場を盛り上げるパフォーマンス度などを競った。
 今年の優勝は地元の美容師、奥田勉さんで、今回で6回目の栄冠となる。演奏とともに手品を披露し、ひときわ会場を湧かせた大阪市中央区のマジシャン、佐々木泰さんは惜しくも準優勝。佐々木さんは「お客さんが盛り上がってくれてうれしい。来年はパフォーマンスをさらに磨き、優勝を目指す」と話した。

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