匠を訪ねて
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産地レポート_Vol.2

江戸切子 : 東亜硝子工芸株式会社

江戸切子の制作現場、東亜硝子工芸株式会社を訪ねて。

2015年2月 伝統工芸青山スクエアのtwitterを担当するスタッフIさんが、今年も匠訪問を行いました!産地レポート第2弾。お楽しみください。

江戸切子の企業の多くは江東区に集中してありますが、
東亜硝子工芸株式会社さんは、大田区に工場を構えていらっしゃいます。

江戸切子は表面にだけ色のついた硝子を、回転する刃でカットして模様を施す工芸品です。色の付いている部分は約1mm以下だそうです。鹿児島県に薩摩切子がありますが、江戸切子の方が色の付いている層の厚みが薄いということも、大きな違いのひとつです。

カット前のぐい呑み(手前) と、カットを施したぐい呑み(奥)

模様をつける際に使う刃は、ダイヤモンドホイールと呼ばれ、ダイヤモンドを焼き付けた金属の円盤でできています。様々な大きさ、刃の形があり、多くの商品は、10枚以上のダイヤモンドホイールを使い分けて模様をつけます。
円盤状の大きなダイヤモンドホイールは既製品ですが、小さなダイヤモンドホイールは元々写真中央左のような形のものを、希望の形にカットできるように写真上部のように削ってオリジナルを作るそうです。

固定されたマジックにグラスをあててまっすぐな線を引きます。

先ほど入れた線を使って作られたのがこの模様。

こちらは先ほど紹介したダイヤモンドホイールと違って、円盤の面でガラスを削ります。口や底を削ったり、平面のカットを施したりするときに使います。上の三角の部分から金剛砂(こんごうしゃ)と水を流しいれて使います。

工程でどうしても削れたガラスなどが排水に混じるので、特別な設備が必要です。時代とともに切子の需要が減り、工場の面積は小さくなっても、厳しくなる産業廃棄物の規制に合わせて、排水設備は以前より場所をとっているとか。

そうして出来上がって、青山スクエアの展示台に並ぶ江戸切子。
滑らかにカットされた線はキラキラした感じ、鈍くカットされた線は透明感が魅力です。

江戸切子の工芸品は、伝統工芸青山スクエアの店舗ばかりでなく、

オンラインショップでも取り扱っておりますので、ぜひチェックしてみてください!