技術・技法
1
成形は、ろくろ成形、押型成形、手ひねり成形又は「たたき成形」によること。
2
素地の模様付けをする場合には、線彫り、印花、はり付け、浮彫り、イッチン又は飛びかんなによること。
3
下絵付けをする場合には、手描きによること。この場合において、顔料は、呉須又は「茶呉須」とすること。
4
釉掛けは、浸し掛け又は流し掛けによること。この場合において、釉薬は、「透明釉」、「青磁釉」又は「天目釉」とすること。
5
上絵付けをする場合には、手描きによること。
工芸品名 | 砥部焼 |
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よみがな | とべやき |
工芸品の分類 | 陶磁器 |
主な製品 | 飲食器、花器、置物 |
主要製造地域 | 松山市、伊予郡松前町、砥部町 |
指定年月日 | 昭和51年12月15日 |
砥部焼協同組合
〒791-2132
愛媛県伊予郡砥部町大南604番地
TEL:089-962-2018
FAX:089-962-6246
地元でとれる陶石を用いた温かみのある素地を生かし、それに大胆な筆使いの文様を青色で描いた染付(そめつけ)の食器や、天然の灰を使った柔らかい発色の青磁の花器等は実用的でしかも温かみのある独特のものです。
地元で採れる陶石を砕き、それを水に入れて泥水にし、粘土として使うものと不要なものとにより分けます。より分けた泥を乾燥させて粘土を作り、ろくろで形を作ります。それに呉須という焼くと青色になる絵具で絵付けをし、さらに釉薬(ゆうやく)を施して、約1,300度の高温で焼上げます。