技術・技法
1
抄紙は、次の技術又は技法によること。
(1)
「流し漉き」によること。
(2)
簀は、竹製又は紗製のものを用いること。
(3)
「ねり」は、トロロアオイ又はノリウツギを用いること。
2
乾燥は、「板干し」又は「鉄板乾燥」によること。
工芸品名 | 美濃和紙 |
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よみがな | みのわし |
工芸品の分類 | 和紙 |
主な製品 | 本美濃紙、美術工芸紙、箔合紙 |
主要製造地域 | 美濃市 |
指定年月日 | 昭和60年5月22日 |
美濃手すき和紙協同組合
〒501-3788
岐阜県美濃市蕨生1851-3
美濃和紙の里会館内
TEL:0575-37-4711
FAX:0575-37-4712
■映像
手技TEWAZA「美濃和紙」
美濃和紙は、「流し漉(す)き」の方法で漉くので、紙面に漉きムラがなく繊維が絡むため、出来上がった和紙は薄い紙でも布のように丈夫でしかも美しく出来ます。障子紙を始め、保存文書用紙等に最適です。
一般的な製紙法は、紙の材料を枠で囲った簀(す)の上にすくい上げたままで放置する「溜(た)め漉き」と、「流し漉き」の方法があります。美濃和紙は「流し漉き」といって、紙の材料を簀の上に放置しないで、縦、横に簀を揺り動かして手に伝わる感覚に従って捨て水を行い、何回も繰り返して漉き、ムラのない紙を作ります。