技術・技法
1 抄紙は、次のいずれかによること。
(1)局紙にあっては、次の技術又は技法によること。
イ「溜め漉き」によること。
ロ 簀は、金網製の物を用いること。
ハ「ねり」を用いないこと。
(2)局紙以外のものにあっては、次の技術又は技法によること。
イ「流し漉き」によること。
ロ 簀は、竹製又は紗製のものを用いること。
ハ「ねり」は、トロロアオイを用いること。
2 乾燥は、「板張乾燥」又は「鉄板乾燥」によること。
工芸品名 | 越前和紙 |
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よみがな | えちぜんわし |
工芸品の分類 | 和紙 |
主な製品 | 木版画、襖(ふすま)紙、印刷、免状、書道、日本画、色紙、封筒、便箋(びんせん) |
主要製造地域 | 越前市 |
指定年月日 | 昭和51年6月2日 |
福井県和紙工業協同組合
〒915-0232
福井県越前市新在家町8-44
TEL:0778-43-0875
FAX:0778-43-1142
温かみに満ちた優雅な肌合い、また紙そのものの持つ風格、強靱さ等言葉では言い表せない「生成(きなり)」の豊かな感性を持ち、「日本文化」が息づく和紙です。
コウゾ、ミツマタ、ガンピ、麻を原料にトロロアオイの粘液を加え、「流し漉き」、「溜(た)め漉き」等の技法で紙漉きを行っています。液状になった紙の材料の入った「漉き漕(そう)」の中で、「漉き桁(けた)」という簀(す)を使った道具を手で微妙に動かします。その微妙な揺り動かしに合わせて「漉き桁」の中の紙の水が簀の上を動きまわることで、和紙の繊維が絡み合い、一枚の美しい紙が漉き上がります。