伝統工芸 青山スクエア

2018/2/26(月)

星降る古窯、火入れ待つ丹波焼最古の登り窯

 幾千の星明かりが降り注ぐ兵庫県の丹波焼産地の一隅で、「最古の登り窯」が静かに横たわる。全長47メートル。急斜面をはう姿は、大地に浮き出た竜のようにも見える。
 造られたのは1895(明治28)年。長年使い込まれて傷んでいたが、2014~15年に丹波立杭陶磁器協同組合などが修復。伝統的な姿をとどめたまま、120歳を超えた今も現役の窯として年1回ほど使われる。
 陶器を焼成する3昼夜は、登り窯に命の火が宿る。窯元たちが24時間態勢でまきをくべ、最高温度は1300度。星が巡る夜中も絶えない炎が美しい窯変を引き出し、人を魅了してやまない丹波焼を生み出す。
 美の極致を創造する窯の炎と、暗夜に輝く星々。熱と光の共演が古窯の里を幻想的に彩る。
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 5月2~4日に焼成作業の一般公開がある。同12日の窯出し作業も見学自由。同組合TEL079・597・2034

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