2018/3/22(木)

人間国宝・松枝さん作品展 久留米絣作家、大木町の生家で

 大木町出身で久留米絣の重要無形文化財(人間国宝)保持者、松枝玉記さん(1905~89)の作品展「絣の花を咲かせましょう~松枝玉記の世界」が21日、同町笹渕の生家で始まった。「花」をテーマにした着物20点や、大正-昭和の布資料30点を展示している。22日まで。入場無料。
 松枝さんは、大溝村(現大木町)の久留米絣の機屋の3代目として生まれ、旧制八女中学を卒業後、本格的に織りを始めた。普段着や農作業着だった久留米絣が高級織物としての需要が高まった戦後、淡い青色を出す「淡藍」や、糸を染め分けて機にかけ、絵を織り込む「絵絣」など高度な技法を取り入れ、久留米絣のイメージを一新させた。
 松枝さんの孫で、久留米絣技術保持者会長の哲哉さんと妻の小夜子さんが生誕113周年を記念し、初めて企画。生家の母屋は1868(明治元)年の建築で、松枝さんが84歳まで暮らした座敷もその当時のまま公開している。工房は現在「久留米絣工芸研究所」として使用されており、昨年6月から町の地域おこし協力隊員2人が技術を学んでいる。
 工房では織機での機織り体験もできる。哲哉さんは「大木町がかつて久留米絣の一大産地だったこと多くの人に知ってほしい」と話している。時間は午前10時~午後4時半。

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