伝統工芸 青山スクエア

2018/5/24(木)

多彩な技の美、一堂に 京都で近畿展・染織展

 伝統に培われた技の美を一堂に集める「日本伝統工芸近畿展」と「日本伝統工芸染織展」(いずれも京都新聞、日本工芸会など主催)が23日、それぞれ京都市下京区の京都高島屋グランドホールと大丸ミュージアム京都で開幕し、工芸愛好家たちが作品に見入った。
 近畿展は陶芸、染織、漆芸、金工など7部門で、木工の村山明さんら重要無形文化財保持者(人間国宝)6人の作品や入選作の計204点を展示する。美しい木目と光沢が響き合う村山さんの欅拭漆(けやきふきうるし)盛器など、磨き抜かれた技術が息づく佳品が並んだ。京都新聞賞の津田昭子さんの紬織着物「花の交響」は、アカネやサクラなどで染めた色彩が、春の叙情と光の陰影を表現する。
 染織展は、森口邦彦さんや北村武資さんら京都の人間国宝のほか、友禅や紬織、型絵染など多彩な技を駆使する作家が着物、帯、屏風など計78点を出品する。最高賞の文部科学大臣賞に輝いた上原晴子さん(東山区)は浮織の技法を用いて、秋の熊野古道の印象をリズミカルな色彩と光のイメージで織り上げている。奨励賞・京都新聞賞は大高美由紀さん(神奈川県)が受賞した。

 いずれも28日まで。有料。

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