伝統工芸 青山スクエア

2018/7/20(金)

漆器でイヤリングも、伝統を守るため趣向を凝らす小田原漆器職人

 巧みなろくろ回しと彩色の技術により、木材の木目を際立たせて仕上げる小田原漆器。1926年に創業した大川木工所(神奈川県小田原市、大川肇代表)の3代目の大川肇代表は、日本に現在3人しかいない同漆器の伝統工芸士の1人だ。伝統を守る重責を自覚しつつ、今までにないモノづくりに果敢に挑戦している。
 現存する同漆器の伝統工芸士は、ベースとなる木地をつくり上げる木地師1人と、木地に漆などを塗る塗師2人。このうち大川代表は唯一の木地師を務める。1人の職人の手で完成しない漆器づくりで、その役割は非常に大きい。
 大学時代は経済学部で学んだ大川代表。家業の漆器づくりを継ぐ意思はなかったが、小学生のころから手伝いで関わったこともあり、大学卒業後に職人を目指す決断をした。ただ、やはり職人レベルの技術として求められる水準は高く、苦労の連続だった。同漆器の伝統工芸士の第1号である玉木一郎氏のもとで学び、「ろくろを回して木材を刃物で削る作業を、けがを負いながら体で覚えた」(大川代表)と振り返る。

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