伝統工芸 青山スクエア

2019/2/18(月)

67年ぶり京都・南座で「都をどり」公演 当時の衣装を復刻

 祇園甲部歌舞会は15日、67年ぶりに近くの南座で4月の舞踊公演「都をどり」を催すのを記念し、かつての南座公演の着物を模した衣装を仕立て、総踊りで披露すると発表した。復刻する青の京友禅、新調する赤の西陣織帯を16人の芸舞妓がフィナーレの演目でまとい、新天皇代替わりの祝意も込めて舞う。
 都をどりは1872年に始まり、戦争で中断。会場の祇園甲部歌舞練場は戦後、進駐軍に接収(後に返還)されてダンスホールなどにされたため、1952年まで3年間、復活公演を南座で催していた。今回の南座公演は同歌舞練場の耐震改修に伴う。
 復刻する着物は、52年時の図柄を現代風に仕立てた「瑞雲に雪輪草花文」。例年と同様、青色をベースにしだれ桜を肩口からあしらった上、裾にかけて雪輪の周囲にめでたいことの兆しに現れる瑞雲や松竹梅を描く。帯は新作「小槌(こづち)に分銅」で、赤色を下地に福徳を招く吉祥文様を配している。いずれも市内にある大丸京都店、京友禅の田畑染装美術研究所と岡重、西陣織の川島織物セルコンがデザイン・制作した。
 15日、一部の衣装が同歌舞練場で披露された。舞妓の市紘さんと美羽子さんは「青と赤の総踊りならではの衣装はあこがれで、これを着て舞台に立つのが楽しみ」と話した。

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