2019/10/21(月)

卯辰山の草花 手描き友禅に 東山で小物作り体験

金沢市の卯辰山を散策し、出合った草花を題材に手描き友禅の小物を仕上げる体験プログラムが十九日、市内であった。ドイツ人の夫妻ら三人が参加し、金沢の自然と伝統美に触れた。

 自然体験に関する団体「TABITAIKENネット」(金沢市)の案内で、参加者は卯辰山を一時間半ほど歩いて草花を観察し、友禅のタペストリーとハンカチに描く図案を考えた。東山の「アトリエ淑々庵(しゅくしゅくあん)」で加賀友禅の伝統工芸士中西淑子(すみこ)さんから手ほどきを受け、友禅の下図、のり置き、彩色を体験した。

 ドイツ・フランクフルト出身で七月から金沢大大学院で数学を研究しているニコラス・コルベさん(31)はつる草の「ヤマノイモ」を、妻のフランチェスカさん(31)はモミジを図案にし、それぞれハンカチと小さなタペストリーに彩色した。

 二人は「卯辰山の散策では、ドイツと違う野草が見られて良かった。加賀友禅の複雑で繊細なプロセスを知り、その価値が分かった」と話していた。

 体験は市観光協会のプログラムに採用され、十一月十八日にも催される。参加費は昼食代や材料費込みで一人九千五百円。

 (問)TABITAIKENネット090(1637)2826(押川恵理子)

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