2019/11/11(月)

「現代の名工」に全国の150人選ばれる

伝統工芸から最先端の工業技術まで、ものづくりで特に優れた技能を持つ「現代の名工」に、全国の150人が選ばれました。

優れたものづくりの技能を広く知ってもらい、若者に受け継いでもらおうと、厚生労働省は「現代の名工」として毎年、職人や技術者を表彰していて、今年度は全国で150人が選ばれました。

このうち、東京の鋳込工 近藤幸男さん(88)は、伝統工芸品、「東京アンチモニー工芸品」など、貴金属製品の鋳造を手がける職人で「戻し吹き」と呼ばれる伝統的な技法の高い技術力が評価されました。 この技法では、型に注いだ合金の厚みを一定に保つのが難しいとされていますが、近藤さんは、手の感覚で温度を見極め、均一の厚みに仕上がるよう調整することができるということです。 アンチモニー産業は、明治初期に東京の地場産業として技術が確立され、140年以上の歴史があります。 近藤さんは、同じ職人だった父親の影響を受け、70年以上にわたって伝統的な技法による鋳造に取り組んでいて、地場産業を支えるだけでなく、技術開発にも力を注いでいます。
近藤さんは、「今度はどんな製品ができるかなと楽しんでやってきました。ふだんは日の当たらない業種ですが、これをきっかけに、携わっている同業の人も一緒になって、商売が発展していけばうれしいです」と話しています。 「現代の名工」の表彰式は、今月11日に東京で行われます。
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