2020/1/15(水)

かわいさに悶絶!伝統&モダンなこけしに会いに宮城へ

エッセイストの柳沢小実です。普段は衣食住、暮らしについて書いていますが、旅も大好き。仕事の合間に、年10回以上は国内や海外へ出かけています。

「東北の伝統工芸品は、かわいいものが多いよね」
友人とふいに、「こけし」の話になりました。東北を旅しながらこけしを集めている彼女によると、東北地方の各地域でこけしは作られており、形や顔つき、柄なども地域によってさまざまだそう。話を聞いていたらむくむくと興味が湧いてきたので、いろいろと調べて仙台へ向かうことにしました。

 

 

東京駅

仙台のこけし文化を学ぶ旅

JR東京駅から、東北新幹線でJR仙台駅まで約90分。仙台市は、緑が多いことから「杜の都」と呼ばれる、宮城県の県庁所在地です。東を太平洋、北を松島丘陵、西を奥羽山脈、南を名取川に囲まれており、海が近いため東北地方の中では比較的温暖な気候です。

今回は仙台を起点に、遠刈田と作並のこけし工房をめぐる旅。東北のこけしは、伝統的なものからモダンなものまで、作風も作家さんによってさまざまです。
東北新幹線

グリーンの車体の東北新幹線で出発進行!

伝統こけしは、江戸時代に木のお椀やお盆などを挽く木地屋が、東北の湯治場を訪れる客への子ども向け玩具として作ったものといわれています。こけしの形や顔つきは土地ごとに異なる特徴があり、

・鳴子こけし(宮城県大崎市鳴子温泉)
・遠刈田こけし(宮城県刈田郡蔵王町)
・土湯こけし(福島県福島市土湯温泉町)

この3つが、「三大こけし」といわれています。

 

 

 

遠刈田温泉

いこいの里、遠刈田温泉

仙台駅前で食事をし、お腹が満たされたところで、仙台駅から遠刈田温泉まで、宮城交通のバスで移動します(約1時間)。遠刈田温泉は古くから湯治場として知られる温泉街で、スキー場として有名な蔵王連峰の東麓に位置します。

車窓遠刈田温泉の入り口神の湯

神の湯

街には温泉宿と、遠刈田温泉バス停から徒歩5分圏内に公衆温泉が2軒あります。「壽(ことぶき)の湯」は、小ぶりな歴史ある建物でお湯は熱め。刈田嶺神社に隣接する「神の湯」は、温度の異なるお風呂が2つ。そのため、観光客には神の湯が入りやすいよと地元の方に教えていただきました。

温泉で軽く汗を流して、ほてった体を冷ましながら散策し、神の湯から徒歩2分ほど、「はせがわ屋」の豆乳ソフトでクールダウン。甘さ控えめで、さっぱり美味しい。
豆乳ソフト

 

さっぱり軽い豆乳ソフト

 

 

みやぎ蔵王こけし館

こけしの絵付けに挑戦!

さて、今回の旅の目的、こけしに会いにいきましょう。はせがわ屋などがある遠刈田温泉の中心部から徒歩で約10分のところにある「みやぎ蔵王こけし館」は、全国の伝統こけしと木地玩具5,500点が展示され、こけしの絵付け体験もできます。

みやぎ蔵王こけし館

地元の名工の作品や、貴重な資料類の展示も。

みやぎ蔵王こけし館

「日本三大こけし」のひとつである遠刈田こけしは、最も古くに誕生し、こけしはここから発祥したのではないか、といわれています。遠刈田こけしの特徴は、比較的大きめの頭と、切れ長な目の大人っぽい表情にあります。また、胴模様には菊などの花のモチーフが多用されています。

展示を見終えたら、こけしの絵付けに挑戦しましょう。私は美術的センスがゼロで、もちろん絵心も壊滅的ですが、工人(こけし作家)さんが親切にご指導くださり、描き方のテキストもあるので安心です。筆を扱いなれていない人は、筆ペンを使うと描きやすくなりますよ。私も顔部分は筆ペンを使いました。

こけしの絵付けこけしの絵付け

絵付けは、黒、赤、緑と一色ずつまとめて、顔→頭→胴体という順で描いていきます。一筆一筆はうまく描けなかったとしても、全体で見るとそれなりにまとまるのでご安心を。胴体の模様の線部分は、機械を使って描きました(※)。最後に工人さんが、全体にろうを塗る「ろう仕上げ」をして仕上げてくださいます。

 

 

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