2020/1/23(木)

世界に届け!!笠間焼の魅力 海外販路開拓協議会を設立

 笠間焼の販路を海外に広げようと、笠間焼協同組合が地元自治体などと一緒に、「笠間焼海外販路開拓協議会」を立ち上げた。協議会長に就任した組合の大津広司理事長は「笠間焼は英国で売れ行きが好調なので、ブランド化を進めて海外でもアピールしていきたい」と意気込んでいる。 (松村真一郎)

 組合などによれば、英国では近年、日本の工芸品への需要が高まっている。二年前からは、地方の工芸品などを国内外で販売するマーケティング業「ライヴス」(東京都)がロンドンで笠間焼を販売し、人気を博している。

 このビジネスチャンスの受け皿として期待されるのが協議会だ。組合を中心に、県、笠間市、日本貿易振興機構(ジェトロ)茨城などで構成され、ライヴスが支援する。当面は英国の陶磁器の一大産地であるストーク・オン・トレント市と連携し、英国内での市場調査や現地のデザイナーと商品開発などに取り組む。経済産業省の補助事業「JAPANブランド育成支援事業」への申請も検討している。

 二十一日に笠間市友部公民館で開かれた設立総会では、ライヴスの清家貴代表が基調講演し、ロンドンでの販売実績を紹介。作家のこだわりなど付加価値がある商品が売れる傾向にあるとして「消費者が納得や満足をしてくれる商品を作ることが大切だ」と強調した。

 笠間焼は江戸時代中期に始まったとされており、現在は約三百人の作家がいる。だが、一九九〇年代のピーク時と比べると、売り上げは三分の二ほどに減っている。笠間焼の販路を海外に見いだす試みには、こうした国内需要の減少も背景にある。

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