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2020/1/31(金)

思い出の帯を使い、世界で一組のひな人形に 所沢の県認定伝統工芸士・小寺さん

 「思い出の帯」を再生したユニークなひな人形作りが、所沢市北秋津の「秋月 小寺人形」で最盛期を迎えている。県認定伝統工芸士の小寺香(かおる)さん(68)が、桃の節句までに全国からの注文に応えようと、懸命に作業を続ける。

 小寺さんの元には、地元・所沢や東京都、神奈川県のほか、青森、秋田、福島県など各地から注文が相次ぐ。今年は、フランスに住む孫の初節句のためにと祖母が自らの着物の帯を提供したケースや、母親が成人式で着た晴れ着帯で娘の人形づくりを依頼するケースがあったという。

 「たんすで眠っていた帯を人形にして年に一度表に出すことで、帯の持ち主の思い出を語ったり、世代間の会話のきっかけにしてもらえたら」と小寺さん。

 多い年は約七十組の男びなと女びなを制作する。「いただいた帯では、着物の左右対称柄を作れないこともある。店のストック布を組み合わせたり、ラインだけを対称にしたりして、世界に一組の作品になるよう心掛けている」

 一組を仕上げるのに一週間~十日ほどかかる。制作依頼はホームページ(店名で検索)の問い合わせ欄か、小寺人形=電04(2992)1444=へ。小寺さんは「注文状況により、応じられるかどうかを判断させていただきます」としている。 (加藤木信夫)

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