日本最北の漆器~堅牢なる津軽塗~
気温の高い毎日。
こんな時は日本の北国に思いをはせてみてはいかがでしょうか?
伝統的工芸品として認定されている漆器で、
日本の最北にあるものなんだと思いますか?
それは、津軽塗。
津軽塗は津軽地方で作られている漆器全般のことを指します。
独特な味わいのある津軽塗には四つの有名な技法があります。
◇唐塗
◇ななこ塗
◇紋紗塗
◇錦塗
一般的によく見かけるのは唐塗で、その次がななこ塗だと言われています。
紋紗塗は明治維新後に作られた作例は少なく、
なぜ紋紗塗と言われていたのか、
どうやって作るものが正解なのかということが、
現在では把握しきれていません。
それでも、炭粉と黒漆を使った変わり塗の一種で、
表現の仕方は決められていなかったのではないかと考察されています。
また錦塗は、四つの技法の中では一番難易度が難しいと言われ、
現在の津軽塗の作り手の中でも、
一部の職人しか作れないもののため、
めったに見ることができません。
ただ技法は、一番新しいもので、
一番華やかだと言われています。
一般的な唐塗は、
塗って、乾かし、砥ぐという工程を何度も繰り返し、
ようやくこの模様を表現できるようになります。
どんなに早く作ろうと思っても、
一か月半から二か月かかるそうです。
それに対してななこ塗は、
津軽塗独自のものではないという見方がされていますが、
作る際に実際に菜の花を用いて、
この柄を作り上げるという、
変わり塗の漆器。
「七子」「魚子」などと言ったりすることもあります。
そんな津軽塗を、
青山スクエアのオンラインショップでも購入することができます。
この商品は青山スクエアのお店には置いていない、
青山スクエアでは唐塗の四角いお盆を置いていますので、
実物を見てから考えたい方は、
形状は違うもののイメージの助けになる商品を見ることは出来ます。
また青山スクエアのお店には器だけではなく、
お箸も数種類置いています。
様々な技法を使った津軽塗の個性豊かなお箸を見ることができるので、
見ているだけでも楽しめるはずです。
たくさんの表情を持つ津軽塗に興味を持ったら、
ぜひ青山スクエアまで遊びに来てくださいね。