暑い季節のおともに
~約400年の歴史を持つ丸亀うちわ~
関東でも梅雨が明け、本格的な夏がやってきました。
暑い季節をしのぐのにクーラーや扇風機も必要ですが、
日本の夏といえばやはりうちわではないでしょうか?
伝統的工芸品に指定されているうちわは、
「房州うちわ(千葉県)」「京うちわ(京都府)」「丸亀うちわ(香川県)」の三つ。
今回はその中でも、全国の生産量の約90%を占めている丸亀うちわをご紹介いたします。
丸亀うちわは1633年に金光院の住職が「渋うちわ」を考案したのが始まりとされていますが、
1600年に九州の宿に泊まりに行った僧が、
一泊のお礼にとうちわの作り方を教えたという話も残っており、
もしかするともう少し前から丸亀うちわは出来ていたのではないかという話もあるそうです。
僧侶が作っていた丸亀うちわは江戸時代になると、
藩士の内職として奨励されるようになり、
一層の発展を迎え、現在に至っています。
丸亀うちわの形は全部で五種類あり、
「中満月」「京丸」「七八タキ」「昭和」「一文字」と、それぞれに名前があります。
この中で四角っぽい形に見えるのが「昭和」「一文字」の二つです。
さらに絵柄も代表的なものは三種類あり、
「丸柄」「平柄」「組」と呼ばれています。
丸柄が一番古典的な作り方で、平柄、組となるにつれて、
工程は複雑化していくのが特徴です。
ただ、丸亀うちわは、青山スクエアのお店では購入することができません。
オンラインショップのみでの販売となっております。
この他にも、定番からちょっと変わったものまで各種揃えています。
青山スクエアのお店では、
丸亀うちわは置いておりませんが京うちわは数多くそろえています。
丸亀うちわとはまたちょっと違いますが、
お近くにお住まいの方は、ぜひぜひお立ち寄りください。
夏の贈り物としても最適な「うちわ」
ぜひ一度手に取ってみてくださいね。