技術・技法
1
抄紙は、次の技術又は技法によること。
(1)
「流し漉き」又は「溜め漉き」によること。
(2)
簀は、竹製、かや製又は紗製のものを用いること。
(3)
「ねり」は、トロロアオイ又はノリウツギを用いること。
2
乾燥は、「板干し」又は「鉄板乾燥」によること。
工芸品名 | 土佐和紙 |
---|---|
よみがな | とさわし |
工芸品の分類 | 和紙 |
主な製品 | 書道用紙、手工芸用紙、表具用紙、障子紙、絵画版画用紙、和紙加工品 |
主要製造地域 | 南国市、土佐市、吾川郡いの町、高岡郡津野町他 |
指定年月日 | 昭和51年12月15日 |
高知県手すき和紙協同組合
〒781-2128
高知県吾川郡いの町波川287-4
TEL:0888-92-4170
FAX:0888-92-4168
和紙の原料、和紙作りのための道具、和紙作り、すべてが地元で賄われています。土佐で採れる豊富で質の良い原料をふんだんに使うため、優れた品質です。また、一軒一軒が異なる紙を漉いているため、その品種の豊富さに特徴があります。
コウゾ、ミツマタ、ガンピ、麻、竹またはワラ等原料となる植物の皮から土や砂を取り除いて煮ます。煮たものの繊維ではない部分と残ったアルカリ分を水で洗い流し、漂白して、ちりを取り除き、打解して紙の材料となる繊維を取り出します。なお紙を漉(す)くときに、繊維を溶かした水に粘り気を与えるのにトロロアオイを使用します。また、紙漉きの技法には「流し漉き」と「溜(た)め漉き」があります。