二風谷アットゥㇱ

北海道

沙流川流域に古くから伝わり、江戸時代には沙流川流域の物産として他地域との取り引きが行われていました。
二風谷アットゥㇱは、百年以上前に使用されていた道具とほぼ同様の道具を現在も使って作られています。

  • 告示

    技術・技法

    1 糸は、次の技術又は技法によること。

    (1)「糸裂き」によること。

    (2)「機結び」によること。

    (3)「糸撚り」によること。

    2 機織りは、次の技術又は技法によること。

    (1)「受け糸取り」によること。

    (2)後帯機を使う「機織り」によること。

    原材料

    主原料は、オヒョウ若しくはシナノキとすること。

概要

工芸品名 二風谷アットゥㇱ
よみがな にぶたにあっとぅし
工芸品の分類 織物
主な製品 着尺、着物、手甲、脚絆、帯地、壁掛け、小物類など
主要製造地域 沙流郡平取町
指定年月日 平成25年3月8日

連絡先

■産地組合

二風谷民芸組合
〒055-0101
北海道沙流郡平取町二風谷77-14
一般社団法人 びらとりウレㇱパ
TEL:01457-3-7501
FAX:01457-3-7502

特徴

アットゥㇱとは、アッニ(オヒョウ)等の樹皮の繊維で糸を作り、アットゥㇱカㇻペ(機織り機)を使って織られた反物のことを言います。水に強く、通気性に優れ、天然繊維としては類稀な強靱さと独特の風合いを持っています。

※アットゥㇱの「シ」、アットゥㇱカㇻペの「シ」と「ラ」はアイヌ語表記上小文字で表します。

作り方

オヒョウ、シナノキの樹皮を剥いで加工し、2mm程度の幅に裂いて糸状にします。機結びにより紡いだ糸に撚りをかけ、糸延ばし、受け糸取りの後、座って機を織ります。

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