技術・技法
1
次の技術又は技法により製織された織物とすること。
(1)
先染め又は先練りの平織りとすること。
(2)
製織には「いざり機」を用いること。
2
かすり織物におけるかすり糸の染色法は、「手くくり」によること。
3
「しぼ取り」をする場合には、地糸に使用するよこ糸の「追ねん」及び「湯もみ」によること。
工芸品名 | 結城紬 |
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よみがな | ゆうきつむぎ |
工芸品の分類 | 織物 |
主な製品 | 着物地、帯 |
主要製造地域 | 結城市、下妻市、筑西市、結城郡八千代町 栃木県/小山市、下野市、河内郡上三川町、真岡市 |
指定年月日 | 昭和52年3月30日 |
茨城県本場結城紬織物協同組合
〒307-0001
茨城県結城市大字結城3018-1
TEL:0296-32-1108
FAX:0296-32-1108
栃木県本場結城紬織物協同組合
〒323-0155
栃木県小山市福良2358
栃木県紬織物技術支援センター内
TEL:0285-49-2430
FAX:0285-49-2430
■海外から産地訪問
結城紬~産地訪問記事
■映像
手技TEWAZA「結城紬」
真綿から手で糸を引き出すため、長さの異なる百数十本の一つ一つの繊維が絡まり合うだけで、糸に撚(よ)りがない嵩高繊維(かさだかせんい)の代表格です。そのため、絹でありながら木綿織風の素朴さがうかがえるのが特徴です。
全工程が手作業です。糸紡(つむ)ぎ、絣括(くく)り、いざり機(はた)による機織りの3工程は、重要無形文化財に指定されています。1枚の着物を作るために、約30kmの糸を手で紡ぎ、600gもある大きな杼(ひ)で緯糸を3万回以上も打ち込みます。絣は1mmの誤差を争う、極めて細かな作業です。