阿波正藍しじら織

徳島県

阿波しじら織は、18世紀の末に阿波地方で盛んに織られていた「たたえ織」という木綿縞に、明治時代の初めに、改良が加えられて織られるようになったものです。
改良のきっかけについては色々な説がありますが、いずれの説も、濡れた布地を、そのまま日光で乾かしたところ、布の面に自然な面白い縮が出来たのを発見したのがきっかけだと言われています。

  • 告示

    技術・技法

    1 次の技術又は技法により製織されたしぼ出し織物とすること。
    (1)先染めの平織りと緯畝織りとの混合組織織りとすること。
    (2)たて糸は、「地たて糸」と「たたえ糸」とし、「地たて糸」及び「たたえ糸」の綜絖通し及び筬羽への引込みは、手作業により行うこと。
    (3)「地たて糸」と「たたえ糸」との張力差を均一に保つよう「綾竹」の位置の調整を行いつつ製織すること。
    (4)しぼ出しは、「湯もみ」によること。

    2 染色は、手作業による浸染とすること。この場合において、染料は、藍を原料とする植物性染料とすること。

     

    原材料

    使用する糸は、綿糸とすること。

概要

工芸品名 阿波正藍しじら織
よみがな あわしょうあいしじらおり
工芸品の分類 織物
主な製品 着物地、のれん、ランチョンマット、ネクタイ、ハンカチ、タピストリー
主要製造地域 徳島市
指定年月日 昭和53年7月22日

連絡先

■産地組合

阿波しじら織協同組合
〒779-3122
徳島県徳島市国府町府中字宮ノ西679-2
国府町商工会内
TEL:088-642-0258
FAX:088-642-0231

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