技術・技法
1
抄紙は、次の技術又は技法によること。
(1)
「流し漉き」又は「溜め漉き」によること。
(2)
簀は、竹製又は紗製のものを用いること。
(3)
「ねり」は、トロロアオイを用いること。
2
乾燥は、「板干し」又は「鉄板乾燥」によること。
工芸品名 | 越中和紙 |
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よみがな | えっちゅうわし |
工芸品の分類 | 和紙 |
主な製品 | 染紙、書画・版画用紙 |
主要製造地域 | 下新川郡朝日町、富山市、南砺市 |
指定年月日 | 昭和63年6月9日 |
富山県和紙協同組合
〒939-2341
富山県富山市八尾町鏡町668-4
桂樹舎内
TEL:076-455-1184
FAX:076-455-1189
■映像
手技TEWAZA 「越中和紙」
越中和紙は古典的な障子紙、半紙、提灯紙、近代的な書画、版画用紙や100種以上にも及ぶ染紙等多品種が生産されています。また、強靱なコウゾ紙は、型染絵加工品として全国で売られています。
製造工程は、コウゾを煮る─コウゾの煮熟、打解、叩解、紙漉(す)き、乾燥等全国の産地と同様ですが、書院建築の障子に使用する「書院紙」や文化財補修用紙、提灯紙等はコウゾを雪に晒(さら)してから煮ます。また、染紙には草木染め、染料染め、顔料染め等色々な技術を使っています。