技術・技法
1 素地成形は、次のいずれかによること。
(1) 鍛金にあっては、地金を金床に当て、木鎚又は金鎚を用いて成形すること。
(2)「ヘラ絞り」にあっては、地金を木型又は金型に当て、これらを回転させてヘラ棒を用いて絞りこむこと。
2 素地の接合をする場合には、「ろう付け」によること。
3 施釉は、次のいずれかによること。
(1)「植線」を行う場合には、区間された内外に、ほせ又は筆により釉薬を施すこと。
(2)「植線」を行わない場合には、下絵にそって、ほせ又は筆により釉薬を施すこと。
4 仕上げは、砥石又は木炭等で研磨すること。









名古屋の老舗「安藤七寶店」
素地の一部をくり抜いて施釉する透胎七宝
3年がかりで完成させた山車の四本柱
施釉と焼成を繰り返す七宝制作。集中力と根気が必要だ。
さまざまな色の釉薬が用意されている。
細かい図案への施釉は筆ではなく針を使う。
展覧会で受賞した作品。やはり現代的だ。




