東京手彫り印章

東京都 神奈川県

東京手彫り印章は、江戸時代から続く伝統的な技術で、文字のデザインから彫刻まで全ての工程を職人が手作業で行う印章です。機械では再現できない精巧な彫刻が特徴です。寛永元年(1624年)2月に印判職(印判師(いんばんし))が京都から江戸へ移り、江戸に産地が形成されました。

  • 技術・技法・原材料

    技術・技法

    1 印稿(いんこう)は、出来上がりの印影を想定し、彫刻する文字を用紙に下書きすること。

    2 字入れは、印稿を基に、筆にて、彫刻する文字を印材に逆字で書き入れること。

    3 荒彫りは、篆刻(てんこく)台、巻き竹で挟んで固定した印材を、印刀にて、字入れした文字以外の部分を均一の深さに彫り下げること。

    4 仕上げは、仕上げ刀にて、文字の太さや起筆終筆に注意し、線質を繊細に表現できるよう枠と字の周りを整えること。

     

    原材料

    印材は、柘植、水牛又はこれと同等の材質を有するものとすること。

概要

工芸品名 東京手彫り印章
よみがな とうきょうてぼりいんしょう
工芸品の分類 その他の工芸品
主な製品 印章
主要製造地域 東京都 千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、中野区、杉並区、豊島区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区、八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、青梅市、小金井市、東村山市、国立市、西東京市
神奈川県 川崎市
指定年月日 令和7年10月27日

連絡先

■産地組合

東京印章協同組合
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-4
TEL: 03-3261-1017
FAX: 03-3230-4159

http://www.tokyoinsho.jp/

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