匠に聞いてみよう! ~ 大館曲げわっぱ:柴田 昌正さん~
伝統工芸青山スクエアでは4/11(金)~4/23(水)まで、
産地選抜 第1回 DENSAN『ザ・職人展』を開催しています。
【匠コーナー】では4/16(水)と4/17(木)の2日間、
柴田 昌正さんによる 『大館曲げわっぱ』の制作実演を行っています。
午前中に実演中の柴田さんを直撃しました。
匠コーナーには桜皮などの素材や、
各工程のサンプルが並べてあるので併せてご覧ください。
桜皮を通す穴は、
あらかじめまとめて開けてあるのではなく、
通しては開け、通しては開け… と、繰り返していくそうで、
根気のいる作業です。
新学期ということで、
今回の展示作品のイチオシはお弁当箱だそうです。
このタイプは細身なので、ビジネスバッグの底にぴったり収まります。
持ち運びしやすいサイズで、
スタッフのひとりもこの春購入し毎日使っています。
この『つくし弁当』、
実は柴田さんのお嬢さんの名前が『つくし』ちゃんだそうで、
彼女がまだ小さな頃、
彼女のために作ったお弁当箱なんだそうです。(現在は中学生)
このお弁当箱にはからくりがあって。。。
1段目と2段目を分けて、2段目の蓋を取って。。。。
2段目を逆さまにして1段目に被せると、
つくしちゃんが小さいころ使っていた 小さなお弁当箱に変身します!
沢山食べたい時は2段で、
少しだけ食べたい日は1段で。
食べ終わったらコンパクトに収納出来るのもスグレモノです。
※写真は天地逆に撮影してしまいましたが、
実際に使用する時は 2段目にお弁当が入り、
1段目が蓋になりますね。。。(^^;)
つくしちゃんのお弁当箱の話をされた時の、
柴田さんのちょっとはにかんだ微笑みに家族愛を感じ、
なんだかほっこりしてしまいました。
柴田さん、お忙しい中 お話ありがとうございました。
『大館曲げわっぱ』の制作実演は明日4/17(木)まで行っています。