2014.04.16

匠に聞いてみよう! ~ 大館曲げわっぱ:柴田 昌正さん~

伝統工芸青山スクエアでは4/11(金)~4/23(水)まで、

産地選抜 第1回 DENSAN『ザ・職人展』を開催しています。

 

【匠コーナー】では4/16(水)と4/17(木)の2日間、

柴田 昌正さんによる 『大館曲げわっぱ』の制作実演を行っています。

 

午前中に実演中の柴田さんを直撃しました。

 

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匠コーナーには桜皮などの素材や、

各工程のサンプルが並べてあるので併せてご覧ください。

 

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桜皮を通す穴は、

あらかじめまとめて開けてあるのではなく、

通しては開け、通しては開け… と、繰り返していくそうで、

根気のいる作業です。

 

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新学期ということで、

今回の展示作品のイチオシはお弁当箱だそうです。

 

このタイプは細身なので、ビジネスバッグの底にぴったり収まります。

持ち運びしやすいサイズで、

スタッフのひとりもこの春購入し毎日使っています。

 

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<奥>白木 長手弁当 大 13,000円+消費税
<手前>漆 長手弁当 大 20,000円+消費税
作者:柴田慶伸商店 秋田杉

 

この『つくし弁当』、

実は柴田さんのお嬢さんの名前が『つくし』ちゃんだそうで、

彼女がまだ小さな頃、

彼女のために作ったお弁当箱なんだそうです。(現在は中学生)

このお弁当箱にはからくりがあって。。。

 

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白木 つくし弁当 12,000円+消費税
作者:柴田慶伸商店 秋田杉

 

1段目と2段目を分けて、2段目の蓋を取って。。。。

 

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2段目を逆さまにして1段目に被せると、

つくしちゃんが小さいころ使っていた 小さなお弁当箱に変身します!

 

沢山食べたい時は2段で、

少しだけ食べたい日は1段で。

食べ終わったらコンパクトに収納出来るのもスグレモノです。

 

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※写真は天地逆に撮影してしまいましたが、

実際に使用する時は 2段目にお弁当が入り、

1段目が蓋になりますね。。。(^^;)

 

つくしちゃんのお弁当箱の話をされた時の、

柴田さんのちょっとはにかんだ微笑みに家族愛を感じ、

なんだかほっこりしてしまいました。

 

柴田さん、お忙しい中 お話ありがとうございました。

『大館曲げわっぱ』の制作実演は明日4/17(木)まで行っています。

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