2015.12.22
夢見る金箔~金沢箔が魅せる黄金の美~
あなたは金と聞いてどんな印象を受けるでしょうか?
「豊かさ」「豪華」「高級」「成功者」などのプラスイメージと、
「成金」「派手」「傲慢」などのマイナスイメージの二つがあるかもしれません。
金が使われた伝統的工芸品、金沢箔が青山スクエアには置かれています。
金沢箔とは、
金を極限まで薄く延ばして作られるもので、
純金のものよりも中に銀や銅を混ぜて作られて物がほとんど。
ちなみに混ざっている方が価値が低いというわけではありません。
混ぜた方が加工をしやすく美しい金沢箔がつくれるので、価値が高いものもあるぐらいです。
ちなみに、金沢箔が出来るまでの工程をyoutubeにアップしています。
薄く綺麗な箔を作るまでにこれだけの工程を踏んでいます。
とくに金沢箔の中でも「縁付箔」は日本でしか製造できない技術で、
現在は金沢でしか作られていません。
金沢箔の歴史は戦国時代の後半にまで遡ることができますが、
とくに発展したのは箔座がなくなった明治維新後。
幕府の統制がなくなり江戸箔がすたれていく一方で、
金沢箔は力を取り戻し、さらに技術が高められることになりました。
商品を見ていると、
最初にあげたマイナスイメージは全くないのではないでしょうか。
ただ美しくて綺麗な金沢箔は、
上品で神々しい輝きを放っているのも特徴。
この他にも、
そして金沢箔の中でも最も人気なのが、
こちらの文具。
ボールペンはいくつか種類があり、
オンラインショップでも販売しています。
オンラインショップでも青山スクエアでも見ることのできる金沢箔の伝統的工芸品。
ぜひぜひ一度お手に取って、その美しさを堪能してみてください。