盛岡の伝統工芸展と肥後象がん&能登仁行和紙展が始まりました!
青山スクエアでは、今日から特別展「盛岡の伝統工芸品展~岩手山麓 夏ものがたり~」と匠コーナー「肥後象がん×能登仁行和紙 黒と白展」が始まりました。
盛岡の伝統工芸品展(8/9~8/22)
岩手県にある伝統的工芸品は、南部鉄器、浄法寺塗、秀衡塗、岩谷堂箪笥の4工芸品ですが、
今回出展されているのは南部鉄器と浄法寺塗の2工芸品です。
南部鉄器は普段も常設展に置いていますが、
特別展で飾られている南部鉄器はいつもよりも数が多く、色々な作り手の作品を見ることができます。
浄法寺塗と言えば、国産の漆で作られている漆器です。
漆は磨けば磨くほど輝きが出るものですが、浄法寺塗はあえてこの曇った状態で磨くのをやめています。
そうすることで、使い手の人が使えば使うほど光沢が出てきて、
買った時とは違う表情を楽しむことができるからです。
その他の工芸品も、綺麗なものから可愛いものまでそろっています。
織物も独特で、元々は反物として作られていましたが、
他の織物の産地と同じく小物類を作ることが増えました。
普段、青山スクエアでは見られないような織物がたくさん来ています。
反物から小物、ストールなど様々あるので、
織物が好きな人は必見です。
織物の他にも陶器や銀線細工なども盛岡にはあります。
定番のものから、今しか見れないようなものまでそろっています。
また、17日18日には浄法寺塗の実演もありますので、お楽しみに。
肥後象がん&能登仁行和紙展(8/9~8/15)
肥後象がんは熊本県の伝統的工芸品、能登仁行和紙は石川県の伝統工芸品です。
2つの産地に係り合いはないのですが、
青山スクエアで同じ日程で出店していたことがきっかけで今回コラボでの展示会を決めたそうです。
そしてこれは、せっかく一緒に出展するんだからということで作られた、
肥後象がんと能登仁行和紙が使われたピアスです。
黒い棒が肥後象がんで使われている材料。
棒で刺している長方形の物体が能登仁行和紙です。
夏にぴったりの涼やかなピアスに仕上がっています。
その他に、それぞれの作品もあります。
肥後象がんは、もともと刀の金具だったのが始まりです。
今は、アクセサリーや文鎮など、
現在の生活に合わせたものに変化を遂げています。
能登仁行和紙は、和紙の中に自然のものを閉じ込めて作られている和紙です。
元々は包装用紙として使われていましたが、
今は物を敷くために使われたり、
額縁に飾ったり、
天井から吊るしてみたりと観賞用として使われるようになりました。
和紙は、これからもまだまだ進化しそうです。
また、期間中(8/15まで)は毎日、
肥後象がんの作り手である麻生さんが、実演と体験を行っています。
麻生さんは英語も話せるので、
外国の人からも人気でこんな風に囲まれていました。
肥後象がんや能登仁行和紙に興味がある人は、
ぜひ青山スクエアに遊びに来てくださいね。