【番外編】WAZA2022 にスタッフが行ってきました。

伝統工芸 青山スクエアのスタッフが出張リポート!

2月23日(水・祝)まで東武百貨店池袋店 8階催事場にて開催中の「伝統的工芸品展 WAZA2022」の会場にスタッフが行ってきました。

産地以外で目にすることが珍しい “技” の実演や、今回のアンバサダーの荒俣宏さんと、eatrip主宰/料理人の野村友里さん監修の特設コーナーのご紹介など、会場の見どころををあますところなくご紹介いたします!

 

*WAZA2022の最新情報は公式Instagramにてご確認いただけます。

 

 

 


其の1.匠の”技” の実演


 

宮城伝統こけし[宮城県]

✓こけし製作(足踏みロクロ)

職人さんの車に積まれて宮城から遠路はるばるやってきたのは大型の足踏みロクロ!

足踏みの名の通り、動力は人の足!

両足を動かしてロクロを回転させ、こけしの頭や胴体を挽いていきます。全身を使う作業は大変な重労働、愛らしいこけしが生まれる背景には職人さんの懸命な手仕事があることをしみじみと感じました。

三州鬼瓦工芸品[愛知県]

✓鬼面鬼瓦製作

三州鬼瓦工芸品は、なんとWAZA展初参加。初日からその迫力で注目を集めていました。

粗成形された巨大な粘土の塊を、「木べら」または「金べら」を用いて手作業によって仕上げていく実演。大胆に繊細にへらを使いながら一心に鬼面を形作っていく様は、魔除けや厄除けにふさわしい静かな迫力に溢れています。

※実演の様子は2月18日(金)に配信したインスタライブのアーカイブ配信でご覧いただけます。

 

 

国指定外のふるさと工芸品でも見ごたえのある実演が行われていました。こちらもインスタライブのアーカイブ配信でその様子をご覧いただけます。

 

 


其の2.「縁起物」と「えんぎものめぐり」


 

WAZA2022のテーマは「福、来たる。」

テーマにふさわしく、会場では「縁起物」が特集されていました。監修はなんと荒俣宏さん(作家・博物学・図像学研究家)。博識でチャーミングな荒俣さんらしいセレクトの「縁起物」が並ぶさまは圧巻のひと言!

そしてなんともご利益がありそうな「えんぎものめぐり」なんていうプチイベントも。

 

 

 

 

荒俣さんいわく「各地に根付く工芸品にの造形は 日本人の願いを宿している」とのこと。

祖父は職人という荒俣さんは、「伝統的工芸品には、文様や色に願いがこめられた様々な縁起物がある」といいます。会場内には開運、招福、立身出世、長寿など、古くから日本人の願いを宿している縁起物の数々が並んでいました。お気に入りの縁起物で“福”にあやかりたいものです。

 

「えんぎものめぐり」の目印は、垂れ幕に潜むかわいらしい荒俣さん!

見逃さないように目を凝らしてお楽しみください。あちらこちらの魅力的な工芸品や実演に目移りしすぎなスタッフは、うっかり見逃しを多発しておりました…。

 


其の3.器の楽しみ方!「飯碗×汁椀」


 

暮らしの基本を楽しむ

おうち時間が増えた昨今。今回のWAZA展では健康の源である食事にフォーカスし、「飯碗・汁椀」を特集しています。監修いただいたのは、eatrip主宰/料理人の野村友里さん@eatripjournal )。

 

「健康を考えたら、食事の基本はご飯とお味噌汁。毎日一番使う器こそ楽しんでほしい」

と語る野村さんの特設コーナーでは、15以上の産地から組み合わせられた6セットの「飯碗・汁椀」が並びます。見ているだけでお腹が空いてくるビジュアルに、本当にお腹が鳴ってしまいました。

 

 

会場には各産地のたくさんの「飯碗・汁椀」が並んでいました。WAZA2022で、自分だけの毎日一番使う器と出会えるかもしれませんね。

 


其の4.小さな”福”イベントと秀作展


 

色々と盛りだくさんなWAZA2022ですが、小さな”福”をもらえるイベントも見逃せません。

 

スタンプラリー

果報は寝て待て[博多人形]

会場内5か所でスタンプを捺すと、博多人形【果報は寝て待て】の絵が出来上がる重ね捺しのスタンプラリー。完成した方にはちょっとしたプレゼントを進呈しています。

※各日先着50名様


 

伝統工芸品のクイズにチャレンジ

伝統工芸品に関するクイズに挑戦!全問正解された方には、こちらもちょっとしたプレゼントを進呈。

※各日先着50名様

 


 

 

WAZA2022内の様々なイベントについての詳細は、会場内のインフォメーションにておたずねください。イベントごとのプレゼントの進呈は各日先着となりますので、終了の場合にはご容赦を。

 

 

また、同じ東武百貨店池袋店の6階「美術画廊・アートギャラリー」と4階「きものサロン」では、【第7回 日本伝統工芸士会秀作展】も開催されています。こちらは1日早く2月22日 (火) が最終日となります。磨き抜かれた冴えわたる技の数々は必見です。

 


さて、駆け足でのご紹介となりましたが、会場リポートはいかがでしたでしょうか?

「WAZA2022」は2月23日 (水・祝) 午後5時まで、東武池袋店 8階催事場にて開催中です。

沢山の工芸品と職人さん、産地の方々が運んできてくれた “福” を探しに、そして作り手との交流を楽しみに、会場を訪れてみてはいかがでしょうか?

 

 

WAZA2022 公式WEBサイト:https://waza.themedia.jp/

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