2019年度 全国伝統的工芸品公募展
内閣総理大臣賞
作品名むらくもカップ 朱・白
山中漆器/石川県
作者名有限会社浅田漆器工芸
講評
ゆらめく炎の表情と色合いは、主張しすぎず飽きのこないデザインで、適度な薄挽きの木地は、手に持った時の使用感が魅力的である。使ってみたいと思わせる質感とシャープなデザインが現代生活に合うと評価され、選定された。
プロフィール
生活の中で身近に使える山中漆器を提案しています。
山中伝統の木地(ろくろ挽)から漆を塗る作業までこちらの工房で 行っています。
気軽に入れる店内には国産の木にこだわった漆器類がならんでいます。実生活の場で使って木のぬくもりを 味わってほしいとの願いから、漆器の伝統を受け継ぎながらもカジュアルな作品が多いのが特長です。
弊社の商品むらくもカップが内閣総理大臣賞をいただき本当に光栄に思います。叢雲塗は決してメジャーな塗り方ではなく、あまり知られていない技法です。その技法を世に広めたいという思いで制作しました。木地、下地、上塗の職人一人抜けても成り立たない品物なので職人に感謝し毎日の仕事を精進したいと思います。