2019年度 全国伝統的工芸品公募展
日本商工会議所会頭賞
作品名錫 タンブラー 群星 (5色)
大阪浪華錫器/大阪府
作者名大阪錫器株式会社
講評
色鮮やかだが高級感があり、飲み物を美味しくしてくれそうな期待感が高まる。日本らしさのあるデザインは、錫を使うことへの親近感がある外国人にも向いており、輸出、さらには訪日外国人が増えるこれからにも期待できると評価され、選定された。
プロフィール
設立昭和24年(創業は江戸後期錫屋伊兵衛によると伝えられています)現在国の伝統工芸士6名(内現代の名工2名)大阪府の伝統工芸士1名が所属する職人集団であり、また製造担当約20名の内20代30代が11名と若いメンバーです。「伝統工芸品は止まったら終わり」の考えで昔からの技術を守りながら現代の感覚にあった錫器を作り続けています。
今回のタンブラーはベテラン・中堅・若手が各自の持つ能力を出しながらパソコンでの模様のデザイン構成に始まり、最後は社長による鋳型の細部の修整まで何度もやり直しを行い、やっと完成した製品なので賞に選んでいただけたこと、非常に嬉しく思います。これを機会に若いメンバーがやる気を出して、また新しいことにチャレンジしていってくれればと考えます。