2020年度 全国伝統的工芸品公募展
バイヤー賞
作品名市松長手二段重
輪島塗/石川県
作者名吉田宏之
講評
形状とパターンが合っており、飽きのこないデザインで多用途が考えられる。高級感があるが、若い家族の初めてのお重箱にもふさわしい作品。市松模様は昨今の漫画アニメ等の影響で人気も上がってきているので若い人達への更なる訴求が期待できると評価され、選定された。
プロフィール
1961年 輪島市生まれ
1984年 甲南大学理学部卒
吉田啓一のもとで漆器制作を始める
1991年 石川県立輪島漆芸技術研修所卒
2004年 第29回全国伝統的工芸品公募展 経済産業省製造産業局長賞
2005年 国際漆展・石川2005 金賞
第30全国伝統的工芸品公募展 全国商工会連合会会長賞
2006年 第31回全国伝統的工芸品公募展 生活賞
2007年 第32回全国伝統的工芸品公募展 経済産業大臣賞
2008年 全国漆器展 林野庁長官賞
2009年 漆の美展 (財)伝統的工芸品産業振興協会会長賞
2010年 経済産業大臣指定伝統的工芸品 輪島塗 伝統工芸士に認定される
全国漆器展 日本経済新聞社賞
2011年 石川伝統工芸フェア2011「美しい和のカタチ」グランプリ
2012年 輪島朝市通りに自営ショップ「La Quarta」をオープン
2013年 東京ドームテーブルウェアフェスティバルオリジナルデザインコンテスト 最優秀賞・東京都知事賞
2014年 国際漆展・石川2014 銀賞
第39回全国伝統的工芸品公募展 テーマ賞
2015年 第40回全国伝統的工芸品公募展 全国中小企業団体中央会会長賞
2017年 国際漆展・石川2017銀賞
2020年 全国漆器展 NPO法人食空間コーディネート協会賞
この度はバイヤー賞を頂きましてありがとうございます。自分なりに時代の流れやライフスタイルの変化を考えた結果、今回の作品にたどり着きました。これからも時代のニーズに合った漆器を作っていきたいと思います。