伝統的工芸品ニュース

伝統的工芸品ニュース

アーカイブ:2018年05月

2018/5/31テレビ

無形文化財から技を受け継ぐ…NY出身の外国人甲冑師!「和風総本家」新企画第2弾「後継ぎはいますか?埼玉編」

 毎週木曜日よる9時からテレビ東京系列で放送中の「和風総本家」(テレビ大阪制作)。「ニッポンっていいな」をテーマに、日本の素晴らしさを再発見する番組。
 2018年5月31日(木)21:00〜21:54「和風総本家 後継ぎはいますか?埼玉編」 様々な街で「後継ぎがいるか?いないか?」を徹底調査する新企画の第2弾!今回、聞き込みをしたのは埼玉県。伝統を守り、後世へと伝える職人たちの想いと苦悩に迫る。
 歴史ある日本の伝統の技が変わった形で受け継がれている…それが甲冑。蕨駅前で出会ったアンドリューさんはニューヨーク出身でありながら、日本の甲冑技術に魅せられ来日。
 現在は無形文化財に認定された甲冑師・三浦公法さんに弟子入りし、現在は甲冑師として武具の製作や修理を手掛けるまでに。彼へ受け継がれた日本の伝統の技、果たして師匠はどう思っているのか?

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2018/5/31イベント

「日本伝統工芸染織展」岡山で開幕 人間国宝らの着物や帯78点

 全国有数の染織公募展「第52回日本伝統工芸染織展」(日本工芸会、山陽新聞社など主催)の岡山会場が30日、岡山市北区表町、天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で始まった。各地の暮らしに根差し、受け継がれてきた豊かな「衣」の文化が、訪れた人々の目を喜ばせている。
 染めと織りの優れた技を保護し、後継者を育てる狙いで1964年より開催。今回は入賞・入選作69点に友禅、刺繍、紬織などの重要無形文化財保持者(人間国宝)らの作品を加えた計78点の着物、帯、帯締めなどを展覧している。
 最高賞・文部科学大臣賞に選ばれた上原晴子さん(京都市)の「紬織着物『熊野路の秋』」は、熊野古道を歩いた印象をリズムと色があふれるデザインにまとめた。奨励賞・山陽新聞社賞を受けた松山好成さん(三重県名張市)の「組紐『色遊び』」は、孫が色鉛筆で楽しそうに引く線に触発されたという。
 伝統の技と現代人の感性が溶け合う優作がそろい、入場者は一点ずつゆったりと鑑賞。島根県松江市の女性は「毎年のお花見のように、この時季の開催を心待ちにしています。色や質感がどれもきれいで、見ているとうれしくなってしまう」と話していた。
 6月3日まで。入場無料。

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2018/5/29ニュース

「木彫刻美術館・井波」日本遺産認定祝う 瑞泉寺

 南砺市の井波彫刻を核にした「宮大工の鑿一丁から生まれた木彫刻美術館・井波」の日本遺産認定記念セレモニーが27日、井波彫刻発祥の地とされる井波別院瑞泉寺(同市井波)で行われた。地元関係者ら約250人が喜びを分かち合い、観光振興など地域活性化への貢献を誓った。
 日本遺産は、さまざまな文化財を一つのテーマでまとめ、文化庁が認定している。「木彫刻美術館・井波」は井波彫刻を中心に瑞泉寺山門、太子堂など計33の有形、無形の文化財で構成。彫刻工房や町家が並ぶ同寺周辺が美術館のような空間を形成し、五箇山など広いエリアに彫刻文化の影響が及んでいるという物語性が評価された。

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2018/5/29伝統的工芸品

北海道初の伝統的工芸品に指定。アイヌ織物、二風谷アットウシとは?

 アットウシとは木綿が手に入るようになる前、アイヌ民族の服によく使われていた織物です。100年以上続く技術・技法がある、日用品であるなどの条件を満たし平取町の二風谷アットウシは二風谷イタ(お盆)と共に2013年北海道初の伝統的工芸品に指定されました。

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2018/5/29イベント

ものづくりの未来 岐阜・高山で考察 産地カンファレンス開催

 手作業が中心となる伝統工芸や、ものづくりの未来を考える会議「産地カンファレンスin高山2018」が2日間の日程で岐阜県高山市で開かれ、全国各地の伝統工芸品の職人など約400人が参加した。
 地元高山で飛騨家具の製造を手掛ける飛騨産業の岡田贊三社長が「飛騨の匠を育てる」と題して基調講演を行い、職人を育成するための養成所「飛騨職人学舎」を2014年から開設していることを紹介。「これからも全力でものづくりに賭ける若い人を応援したい」と語った。
 パネルディスカッションでは、石川県輪島市で輪島塗の塗師を務める赤木明登氏、生活雑貨工芸品を手掛ける中川政七商店(奈良市)の中川政七会長らが登壇。
 日本の工芸品出荷額がピークだった1983年の5分の1にまで落ち込み、少子高齢化や過疎化で後継者不足が深刻になっていることなどの課題が紹介された。
 赤木さんは「伝統工芸の世界は個人業が中心。できる限り法人化し、社員を雇って技能を継承し、全国から仕事を受けるような枠組みを作る必要がある」と指摘。
 中川会長も「作り手の顔が見えるものづくりが求められている」などと語った。

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2018/5/29伝統的工芸品

カンボジアでモノづくり学校 金沢の陶芸家・東龍さん 陶器窯や建屋完成

 金沢市の陶芸家東龍知右門さんがカンボジア・プレアヴィヒア州に移り住み、「モノづくり学校」の整備を進めている。発展途上にあるカンボジアの現地住民が創造力を生かし、産業を生み出せるよう支援したいと仲間と取り組んでおり、陶器を焼く窯や建屋がほぼ完成した。8月までには窯を本格稼働させ、現地の土や炭焼き技術を生かしたものづくりの準備に入る。
 プレアヴィヒア州はタイとの国境に位置し、「天空の遺跡」と呼ばれる世界遺産「プレアヴィヒア寺院」がある場所としても知られる。
 東龍さんは仙台市出身で、2006年に拠点を石川県に移して陶芸家として活動を始めた。発展途上国への支援に関心を持ち15年、タイと紛争が終結したばかりのプレアヴィヒア州を訪ねた。
 現地で出会った政府関係者らと話す中で、ものづくりを通じた支援を決意、趣旨に賛同した輪島塗の伝統工芸士中山強さんらと「世界遺産プレアヴィヒア・モノづくりの会(PVVP)」(金沢市)を設立した。15年からカンボジアに拠点を移し、支援事業のための調査を進めていた。
 プレアヴィヒア州テチョウ村で昨年7月、政府の土地を借りて学校整備をスタートさせた。村の住人ら約50人の協力を得て、生い茂った草木を取り除き、現地にあった家庭用の炭窯を参考に土窯を造ったほか、作業場に使う建屋も仕上げた。
 東龍さんによると、現地には珠洲焼に似た陶器を仕上げられる土があるほか、住民の中には炭焼きや彫刻、家具制作などの技術を持つ人もいるといい、その技を生かした学校運営を進める。
 東龍さんは「ものづくりの技術を身に付けることは、生活を変える力になる」と話し、現地の人たちが感性を生かして土産品になる陶器、家庭用食器などを作り、生活の糧にできるよう支援していく。

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2018/5/28伝統

奄美産の天蚕糸活用へ 大島紬新ブランドも期待 有識者や織元が取り組み

 天蚕と呼ばれる蚕の繭から取れる糸を大島紬に織り込んで、新たな製品づくりにつなげようという試みが奄美大島で進んでいる。昆虫に詳しい研究者と奄美市の織元が連携した取り組み。関係者は、奄美大島に分布する天蚕の糸は成分などが本土産と異なる可能性があるとみて、新ブランド創出にも期待している。
 天蚕は国内に分布するヤママユガの幼虫。体長約10センチで、緑色が鮮やか。採取される天蚕糸(テグス)は織物の原料にも使用され、光沢があってしなやかでしわになりにくいことから「繊維のダイヤモンド」ともいわれる。江戸時代に天蚕飼育が始まった長野県安曇野市では天蚕糸を原料とした和装、洋装品が生産、販売されている。
 奄美大島での研究は東京農工大学農学研究院の横山岳准教授など有識者4人による研究グループと、大島紬織元の南修郎さん(奄美市名瀬)、奄美昆虫同好会事務局長で奄美市立小宿小学校教諭の鮫島真一さんが連携。一般財団法人大日本養蚕会の助成を受け、2017年度にスタートした。

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2018/5/28イベント

久留米絣の美、小物で感じて 札幌/北海道でイベント

 福岡県筑後地方の伝統工芸、久留米絣の創始者、井上伝の没後150年に合わせた「森山虎雄・哲浩・久留米絣展」が29日まで、札幌市北区の石の蔵ぎゃらりぃはやしで開かれている。
 明治初期から続く森山絣工房のワンピースやズボン、ポーチ、マフラーなどの小物を展示・販売。井上伝の資料を見ることもできる。工房3代目の森山哲浩さんは「作品をぜひ触って、今までにない綿の感触を感じてほしい」と話していた。

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2018/5/25イベント

中野区産業振興センターで「伝統工芸展」 実演や体験コーナー、お茶席も /東京

 中野区産業振興センター(中野区中野2)で6月8日から3日間、「中野区伝統工芸展(Nakano Traditional Craft Exhibition)」が開催される。主催は中野区伝統工芸保存会。
 江戸時代から伝わる中野区内の伝統工芸を中心に紹介する同展は今年で27回目。同区で活躍する伝統工芸職人による「手描友禅」「着物仕立て」「東京無地染」「佐賀錦」「曲物」「江戸木彫刻」「型紙彫刻」「江戸べっ甲」「陶芸」「和人形」「木彫り人形」「江戸表具」「竹工芸」「漆工芸」「組みひも」「彫刻ガラス」「楽器オルゴール」などの展示を予定する。
 作品の展示や即売会のほか、曲物職人の大川良夫さんや楽器オルゴールの永井淳さん、竹工芸の実演をする齋藤敏さんらの実演コーナー、「手書き友禅」「東京無地染め」「着物仕立て」「彫刻ガラス」「江戸表具」「和人形」「陶芸」などの製作体験コーナー(有料)、群馬県みなかみ町「たくみの里」による特別展示や即売会、入り口脇の「お茶席」では和菓子付きの「お抹茶」(500円)も提供する。
 開催時間は10時~17時(お茶席は16時まで)。入場無料。6月10日まで。

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2018/5/25商品

紅型、ミンサー 壁紙に 一般住宅向けに展開

 グラフィックデザインや内装・外装の事業などを手がけるJ&Sインターナショナル(浦添市、高良俊男代表)が、沖縄らしさを取り入れた壁紙ブランド「りゅうそう」を設立した。既存のメーカーがカタログに掲載している一般的なデザインと異なり、琉球紅型や八重山ミンサー織などを壁紙に描き出した。高良代表は「沖縄らしさを表現できる壁紙をつくりたかった」と話している。

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