伝統的工芸品ニュース

伝統的工芸品ニュース

アーカイブ:2018年06月

2018/6/29イベント

安全「人手足りず無理」 浅野川・燈ろう流し中止 山野市長に加賀染振興協報告

 金沢市の浅野川で1日夜に行われた「第44回加賀友禅燈ろう流し」での火事を受け、協同組合加賀染振興協会の住田敏理事長らは28日、市役所に山野之義市長を訪ね、来年の燈ろう流しの中止を報告した。理由について住田理事長は「安全面を考えると、高齢化で人手が不足しているわれわれの組織では無理だと判断した」と述べた。
 燈ろう流しは同協会などでつくる実行委員会が主催し、市役所には住田理事長のほか、小川甚次郎顧問と中川聖士事務局長が訪れた。市長への報告は非公開で、報告後に住田理事長と小川顧問が会見した。
 2020年以降の再開についても住田理事長は「限りなく不可能に近い」と説明した。火事では全体の半分に当たる約600基の燈ろうが焼失しており、資金的にも再開は困難とした。1975年から続く伝統行事が途切れることについては「非常に残念だ」と無念そうに話した。

詳しく見る

2018/6/28イベント

全国こども陶芸展inかさま 入選150点決まる

 全国の小中学生が制作した独創的な陶芸作品を公募する「第18回全国こども陶芸展inかさま」(茨城新聞社、笠間市、同市教委主催)の審査会が27日、笠間市箱田の旧箱田小で行われ、入選作品150点が決まった。
 応募総数は学年別3部門合わせて1466点。各部門ごとに、文部科学大臣賞や県知事賞など13の特別賞と優秀賞、選奨を陶芸の専門家ら11人の審査員が選定した。各部門の文科大臣賞は、神栖市立息栖小3年の野口竜靖さん、沖縄県那覇市立泊小6年の井上凰さん、石岡市立八郷中2年の米川倖聖さんがそれぞれ受賞した。
 審査した県立笠間陶芸大学校の佐藤茂副校長は「ストーリー性のある作品や現代アートに近いものまで、豊かな表現と感性のある作品が多かった」と講評。入選と中学3年生の作品による展覧会は、7月27日から8月30日まで、同市笠間の県陶芸美術館で行われる。

詳しく見る

2018/6/28商品

リラックマのメイクブラシ「リラックマクマノフデ」日本一の筆の産地・熊野職人が制作

 人気キャラクター「リラックマ」をイメージした熊野化粧筆「リラックマクマノフデ(熊野筆)」が登場。2018年7月20日(金)よりそごう広島店、横浜店、あべのハルカス近鉄本店で開催されるイベント及びリラックマストアにて発売予定だ。
 熊野筆は、日本一の筆の産地である広島県熊野町で生まれたメイクブラシ。職人がひとつひとつ心を込めて作り上げた、そのクオリティの高さから女性から高い支持を集めている。そんな熊野筆から、「リラックマ」をイメージした3型の新モデルが登場する。
 [リラックマフェイス] フェイスブラシは、3色の原毛1本1本を職人が手仕事により、丁寧に整えリラックマの顔を毛先に描き出した。軸には桜の木を使用し、リラックマの線画とロゴを刻み込んでいる。毛先を切らずに揃える、伝統の製法を取り入れることで、肌あたりやわらかな極上の化粧筆が完成した。

詳しく見る

2018/6/26イベント

沖縄の美のルーツは琉球王国にあり!六本木のサントリー美術館で「琉球 美の宝庫」展

◆沖縄の美のルーツは琉球王国にあり!六本木のサントリー美術館で「琉球 美の宝庫」展

 沖縄の地で15世紀から400年以上にわたって栄えた琉球王国は、中国・日本からそれぞれに影響を受けて独特の文化が花開いた場所。その時代の鮮やかな染織、琉球絵画、漆器などの工芸品を集めた「琉球 美の宝庫」展が、六本木のサントリー美術館で開催される。時代を超えて受け継がれている琉球王国の輝きを、美しいコレクションで堪能してほしい。

詳しく見る

2018/6/26商品

津軽塗のチョコレートが話題に 県外からの注文多数 /青森

 青森の洋菓子店「Angelique(アンジェリック)」で提供するチョコレート菓子「津軽香々欧(つがるかかお)」がネット上で話題となっている。
 青森県内で3店舗を構え、焼き菓子やマカロンなどを提供する同店。「津軽香々欧」は、カカオバターを使ったクッキー生地の表面に津軽塗の模様をあしらったチョコレートで、同店で2008年に販売を始めた。
 話題となった発端は、東京在住の女性がツイッター上で「闇の魔術みたいに止まらないくらい綺麗だし美味い(原文ママ)」と発信したことから。5000以上のリツイートや9000以上の「いいね」が付き話題となっている。女性は「青森の親戚から送ってもらったことがきっかけで、お願いするようになった。大好きな商品なので話題になってうれしい」とコメントする。

詳しく見る

2018/6/25伝統

小松の歌舞伎文化、金沢和傘で発信 石川の伝統文化PRへ制作

 小松市に息づく歌舞伎文化を発信する「金沢和傘」が制作される。小松市高堂町の九谷焼作家北村隆さんが歌舞伎役者の隈取りをデザインし、金沢市千日町の「松田和傘店」の3代目松田重樹さんが仕上げる。24日には歌舞伎「勧進帳」に込められた「智仁勇」の言葉が傘に記された。8月ごろ小松市への寄贈を予定する松田さん、北村さんは「『小松和傘』として石川の伝統文化をPRする機会に活用してほしい」と話している。
 県の伝統的工芸品の一つである金沢和傘を手掛ける松田さんは、伝統工芸の九谷焼を鑑賞するのが好きで、歌舞伎などの伝統芸能にも興味があるため、小松市を頻繁に訪れている。

詳しく見る

2018/6/25イベント

手仕事の美、一堂に 日本民藝協記念工芸展が開幕 那覇市

 日本民藝協会全国大会が24日、23年ぶりに沖縄で開催される。会場となる那覇市久茂地のタイムスビルでは23日、大会を記念して沖縄を代表する工芸の逸品を一堂に集めた展覧会「民藝 その美・技」(主催・沖縄民藝協会、共催・沖縄タイムス社)が始まった。27日まで。入場無料。
 精緻な型紙で色を差した紅型や県内各地の多様な織物や、多種の技法が詰まった漆器、100点近い陶器などの計137点が並ぶ。
 日本民藝協会の會田秀明会長は「手仕事をこんな高みまで完成させた沖縄の人たちに感動する」と話した。

詳しく見る

2018/6/22イベント

柔らかな光、新旧の岐阜提灯競演 岐阜市で展示

 岐阜市の伝統工芸品「岐阜提灯」の作品を紹介する展示が、同市若宮町の商工中金岐阜支店ロビーで開かれている。伝統的な提灯から、現代の住環境に合わせたデザインまでの13点が並び、幅広い岐阜提灯の世界に触れることができる。
 同店では、各地の地場産業を紹介するロビー展を企画しており、今回は岐阜提灯協同組合(尾関守弘理事長)の協力で地元の伝統工芸品をそろえた。
 手すきの美濃和紙を使ったり、脚に蒔絵を施したりした古来のスタイルを受け継ぐあんどんが中心に据えられている。また、インテリアとして活用できるデザインを押し出した小型の提灯も紹介。新旧さまざまな作品が並んでいるが、どれも和紙を生かした柔らかい光が目を引く。
 尾関理事長は「和風から洋風まで、岐阜提灯にもいろいろな種類があることを知ってもらえれば」と話していた。展示は8月上旬までの予定。

詳しく見る

2018/6/22商品

スタバや星野リゾートともコラボ…伝統工芸品「津軽びいどろ」工房のスゴさ

 北洋硝子(青森市)は、青森県指定伝統工芸品「津軽びいどろ」を唯一製造している硝子工房。25名の職人のうち青森県伝統工芸士が3人在籍する実力ある企業だが、平均年齢は30歳と若く活気がある。
 「技法を多く覚えればできる仕事も増えるが、無理強いはしない。職人たちの向上心を汲み、良いところを伸ばす方針」と優しい物腰の中川洋之工場長だが、100色以上の色開発や技法研究で約1000種の製品を販売する探究心と情熱は先代から受け継ぐ会社の原動力だ。
 今日も職人たちはそれぞれの力を活かし、津軽びいどろを生み出している。NEBUTAシリーズは、「青森ねぶた祭り」をイメージした作品。8色の色使いで色彩豊かなねぶたを表現していたが、2010年から採用され始めたLED電球の影響でねぶたの印象が白くなったことを受け、作品にも白を追加し現在の印象に近づけた。
 伝統技術に時代に合った調整を施したこの作品は、「日本が誇るべきすぐれた地方産品」としてThe Wonder500に3年連続で選出されている。
 他企業との連携にも積極的だ。現在、青森県内に3つのホテルを構える星野リゾートは、その全てのホテルで北洋硝子の硝子製品を採用。中でも青森の文化体験をテーマにした「星野リゾート 青森屋」は、温泉施設「元湯」に津軽びいどろを取り入れて改装、4月から公開した。浴場の窓にはめ込まれた5色、約100枚の硝子が湯船に映り込む。湯上がり処には浮玉の照明が揺らめき、身も心も温まる空間となった。

詳しく見る

2018/6/22伝統的工芸品

筆メーカーが生き残りをかけて一念発起した「熊野筆」成功物語

 新規市場に参入する際に勝つための「戦略」を練ることは一般的ですが、果たして、どのような要件が必要なのでしょうか? 今回の無料メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』では、化粧筆メーカー「白鳳堂」を例に挙げ、戦略ポジションについて解説しています。

 ポジションニング(位置取り)

 少し前の朝日新聞に、これは「戦略」的だと感心させられた記事がありました。
 それは化粧筆メーカー「白鳳堂」という1974年創業の会社のことです。「白鳳堂」の本社は広島県熊野町にあり、江戸時代から伝えられる「熊野筆」で知られており、地域には伝統技術が蓄積され良質の筆がつくられています。もともとは洋画筆メーカーだったのですが、中国へと生産が移転して注文も減少し生き残りについて考えなければならない状況になりました。
 そこで活路を見つけようとたまたま目をつけたのが「化粧筆」でした。よくよく調べてみると使い勝手のよい筆はなく、そこで一念発起して「戦略ポジション(ここで勝負する)」を見直して、ここで活路を見出すのだとしてこの「化粧筆」に賭けることにしたのでした。

詳しく見る