技術・技法
1 次の技術又は技法により製織されたかすり織物とすること。
(1)先染めの平織りとすること。
(2)かすり糸は、よこ糸又はよこ糸およびたて糸に使用すること。
(3)よこ糸は、ねん糸とすること。
(4)かすり糸のかすり及び耳印を手作業により柄合わせ及び耳合わせし、かすり模様を織り出すこと。
2 しぼ出しは、「湯もみ」によること。
3 かすり糸の染色法は、「手くくり」又は「手摺り込み」によること。この場合において、よこ定規には、「木羽定規」を用いること。
工芸品名 | 小千谷縮 |
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よみがな | おぢやちぢみ |
工芸品の分類 | 織物 |
主な製品 | 着物地、洋服、室内インテリア |
主要製造地域 | 長岡市、小千谷市、十日町市 |
指定年月日 | 昭和50年9月4日 |
小千谷織物同業協同組合
〒947-0028
新潟県小千谷市城内1-8-25
小千谷市伝統産業会館(サンプラザ)内
TEL:0258-83-2329
FAX:0258-83-2328
小千谷縮は、苧麻(ちょま)と言われる麻の繊維から作られており、水分を吸いやすく、吸い込んだ水分を良く発散させるため、すぐ乾燥します。その上、小千谷縮独特のシボを作っているため、肌にベタつかず夏の着物として快適です。
苧麻の繊維を紡(つむ)いで糸を作り、小千谷縮の特徴であるシボを出すために緯糸に強い撚(よ)りをかけます。絣模様は織る前の糸に絣付けという柄付けを行い、織りながら柄を合わせていきます。織り上がった布に仕上げの工程でシボを出します。