技術・技法
1 下地は、大豆汁、カゼイン等を繰り返し塗付すること。 2 塗漆は、精製生漆を「すり漆」した後、精製透漆を塗付すること。 3 木地造りは、次のいずれかによること。 (1) 挽き物にあっては、ろくろ台及びろくろがんなを用いて成形すること。 (2) 板物又は曲げ物にあっては、「小割り」、「へぎ目起こし」又は「手かんなによる仕上げ削り」をしたものを、「留付け」、「すみ丸」若しくは「すみ切り」により、又はころ等を用いて成形すること。
工芸品名 | 飛騨春慶 |
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よみがな | ひだしゅんけい |
工芸品の分類 | 漆器 |
主な製品 | 盆、花器、重箱、菓子器、茶道具、文庫、卓上品、和家具 |
主要製造地域 | 高山市、飛騨市 |
指定年月日 | 昭和50年2月17日 |
板を立体的に仕上げる曲げの技法は特に優れており、色々な製品に活かされています。飛騨春慶は、透明で木肌の持つ美しさをそのまま活かすところに特徴があります。
木地の変形を防ぐため十分な自然乾燥の後、形を作ります。生漆から独自の製法で透き通った漆を作り、この透漆(すきうるし)によって仕上げます。