技術・技法
1
「小割り」は、小刀を用いて浅く割った後、竹の繊維に沿って手で裂くこと。
2
穂の仕上げは、「味削り」、「しごき」及び「面伏せ」をすること。
工芸品名 | 高山茶筌 |
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よみがな | たかやまちゃせん |
工芸品の分類 | 木工品・竹工品 |
主な製品 | 茶筌、美術品、コーヒーの泡立て用 |
主要製造地域 | 生駒市 |
指定年月日 | 昭和50年5月10日 |
奈良県高山茶筌生産協同組合
〒630-0101
奈良県生駒市高山町6421
TEL:0743-71-3808
FAX:0743-71-3808
■映像
手技TEWAZA「高山茶筌」
高山茶筌は120種類もあり、茶道の流派と、薄茶用、濃茶用、献茶用、野点(のだて)用、茶箱用等の用途によって、素材や形、穂の数等が異なります。また、茶筌の味削りという工程のでき具合により、お茶の味が微妙に異なります。
原竹をそれぞれの寸法に切り、穂となる部分を、流儀や用途によって、60本~240本に小刀で細かく割り、それを湯の中で暖め、竹の台の上で内側から小刀で、穂先になるほど徐々に薄くなるように削り、へらでしごき、穂を曲げます。穂の両角を1本おきに面取りし、面取りした穂を1本おきに編み上げていきます。編み上がった茶筌を最後にきれいにして仕上げます。この間すべて手作りで行います。現在8工程で仕上げています。