• Home
  • 伝統的工芸品ニュース

伝統的工芸品ニュース

2018/11/16イベント

越前和紙で工作しよう 18日、越前町で体験会

 越前和紙を使った工作体験会が11月18日、福井県越前町小曽原の越前古窯博物館「天心堂」で開かれる。
 サンドーム福井の福井ものづくりキャンパスで恒例で開かれている体験プログラム「MONO CAN」の出前企画。レーザーカッターで加工した和紙を使い、折り紙や切り絵、プチエコバッグなどの制作を楽しめる。
 このうち折り紙は、羽に水仙の花柄が浮かび上がるように特殊なカットが施された和紙でツルを折ることができる。越前ものづくりの里プロジェクト協議会の事務局職員が講師を務める。午前10時から午後5時まで。自由に参加できる。無料。
 また同館では同日午後1時から、陶片を分析する学芸員調査を体験できるワークショップ「カケラをよみとく」も開かれる。先着20人で要予約。参加費は茶菓子付き500円。両企画とも問い合わせは同館=電話0778(32)3262。

詳しく見る

2018/11/15イベント

二子玉川ライズで九州体感イベント「グリーンスカイフェスタ」が開催

 株式会社ソラシドエア(宮崎県宮崎市)が主催する九州・沖縄プロモータープロジェクト『ソラシドエア Presents グリーンスカイフェスタ』が、2018年11月11日と12日に東京の二子玉川ライズ ガレリアで開催。
 「見て、食べて、触れる」と銘打った九州を体感できる当イベントでは、マルシェコーナーでの九州物産品販売や、九州の民芸品作りのワークショップコーナーなど、さまざまな企画が実施。終日多くの親子連れやカップルで盛り上がった。
 マルシェコーナーでは、「薩摩切子」や「七島蘭ボトルケース」、「七島蘭なべ敷き」のご当地民芸品や、長崎県南島原市の「五三焼カステラ」、宮崎獲れのシイラとエソを練り合わせて作った魚100%の魚肉麺「宮崎魚うどん」、「そばの実」、「とうふのみそ漬け」、「乾燥きくらげ」等ご当地グルメが並ぶ。
 ワークショップのブースでは、 くにさき七鳥蘭のミサンガ作り、竹ひごを使った箸置き・キーホルダー作り、波佐見焼アクセサリー作りを体験を実施。親子連れで仲良く民芸品を作りを楽しむ場面も多く見られ、大いに賑わっていた。

詳しく見る

2018/11/15商品

輪島の冬は水ようかん 菓子店で製造始まる

 輪島市鳳至町の創業83年の菓子店「御菓子司(おかしつかさ)杉平」で14日、市内で冬に好んで食べられる「水ようかん」作りが始まり、店内に甘い香りが立ち込めた。15日から店頭に並び、贈答品や土産として帰省客らが買い求める年末年始に製造のピークを迎える。
 2代目店主の杉平淳一さんが、13日から水に漬けておいた寒天を釜で炊いて溶かし、砂糖とあんこをかき混ぜて沸騰させた。冷ましてから輪島塗職人が作った漆塗りの木枠に流し込んだ。一晩寝かせて形を切りそろえる。
 水ようかん作りは来年3月の彼岸のころまで続く。杉平さんは「こたつで過ごす家族団らんの場に、毎年変わらない味を届けたい」と力を込めた。
 輪島で冬に水ようかんを食べる風習の由来は分かっていないが、杉平さんは「寒天となる海藻が豊富に採れ、小豆も栽培されて材料を手に入れやすく、余った分を冬のおやつにしたのではないか」とみている。

詳しく見る

2018/11/12伝統的工芸品

学生がガイド、登り窯で知る京焼・清水焼の魅力

 京焼・清水焼の魅力を伝えるイベント「登り窯で知る京焼・清水焼 歩く器 食べる器 覗く器」が10日、京都市東山区の五条坂京焼登り窯であった。多くの来場者が通常非公開の登り窯の見学ツアーなどを楽しんだ。
 イベントは、京都造形芸術大と東山区役所が企画。同大学の1、2年生計11人が参加し、区内の陶芸職人が作品展示で協力した。
 会場では、学生たちがガイドとなって見学ツアーを行い、登り窯の歴史や京焼・清水焼の制作方法を解説した。作家の作品で抹茶や茶漬けを楽しむカフェコーナーもあり、2年生の眞先巧さんは「京焼・清水焼を知るきっかけになればうれしい」と話した。

詳しく見る

2018/11/12ニュース

グーグルが熱視線、現代の名工に 「電気を通す糸」開発

 厚生労働省が各分野で卓越した技能を持つ人を表彰する「現代の名工」に、今年は150人が選ばれた。東京都八王子市で織物工場を営む沢井伸さんは、IT大手の米グーグルも注目する織物職人。伝統の技を先端技術にも応用できる腕前が評価された。
 古くから織物の生産が続く八王子市で、創業約120年の歴史を誇る沢井織物工場は、先染めで色をつけた数種類の絹糸を使い、5種類の布を織り分ける「多摩織」を生産している。1980年に、国の伝統工芸品に指定された。
 バブル経済が崩壊した90年代、主力の着物が売れなくなった。「受け継がれた技術も、顧客の需要がなければ途絶える」と考え、主力商品を着物からマフラーなどのファッション小物に切り替えた。
 ほどなく、デザイン性の高さに有名ブランドが目をつけた。「時代を先取りする商品を」と難しい発注を受けたが、職人としての信条は「『できない』とは言わない」。苦労の末に生み出したマフラーはよく売れた。評判は業界に広まり、他のブランドからも依頼が殺到。有名ブランド10社以上のOEMを引き受けるようになった。
 評判は海外にも響き、2004年にはニューヨーク近代美術館が商品カタログの表紙に、同社製のマフラーの写真を採用した。
 そして、グーグルとつながりのある企画会社が、その技術の応用力に注目。14年冬に「電気を通す糸」の開発を要請された。髪の毛より細い銅線がすでに開発されており、課題はその銅線にどうやって強度を持たせるかだった。
 提案したのは、複数の糸を組み上げて強いひもにする「組みひも」の技術の応用だ。銅線の周りに何本もの化学繊維を組み合わせることで、銅線が切れにくくなった。この糸は、衣類の袖口にタッチパネルのような機能を持たせ、触るとスマートフォンを操作できる最先端の衣類に使われ、海外で市販されたという。
 「流行を追いかけると二番煎じになる。オリジナルのもので勝負したい」。この道50年。仕事への意欲に衰えはない。

詳しく見る

2018/11/12商品

超薄の越前焼リング、職人魂を腕時計に 協同組合が新機軸

 越前焼工業協同組合(福井県越前町)が、独自の薄作り技術を生かした腕時計の商品化を計画している。他の焼き物産地にはない技術を広く発信するとともに、商品幅を広げるきっかけにする。越前漆器の装飾技術も取り入れ、福井が誇る伝統的工芸品の魅力が詰まった逸品を目指している。
 同組合は2006年度、県工業技術センターと共同で高強度の陶土を開発。従来より薄くて軽い商品の生産が可能になった。近年は薄作りの酒器や茶器のシリーズを相次いで発売。安価な輸入品の増加やライフスタイルの変化で各焼き物産地が苦戦する中、他産地との差別化を図る商品として、国内外に売り込んでいる。

詳しく見る

2018/11/9商品

フィリップ・ワイズベッカーと中川政七商店が日本の郷土玩具をテーマにコラボレーション。

 その土地ごとに受け継がれてきた職人の技や想い、暮らしの知恵が息づく生活雑貨を数多く生み出している、1716(享保元)年創業の〈中川政七商店〉が、フランス人アーティストのフィリップ・ワイズベッカーとコラボ。全国の〈中川政七商店〉〈遊 中川〉〈日本市〉ブランド直営店にて、コラボアイテムの販売をスタートした。
 鉛筆で描く独特の “手仕事” が魅力のフィリップ・ワイズベッカーと、工芸産地の職人とともに “手仕事” を生かした暮らしの道具を作り続けてきた〈中川政七商店〉。“手仕事” を大切にする両者が、日本各地の郷土玩具の工房を訪ね、十二支のオリジナルデッサンと、その画をモチーフにした暮らしの道具を製作した。
 今回のコラボは兼ねてより日本の郷土玩具に興味を持っていたワイズベッカーが、2017年に〈中川政七商店〉とともにその作り手を訪ねる旅に出たことに端を発する。郷土玩具は江戸時代以降に寺社の授与品やお土産、節句のお祝いとして作られるようになり、製作された地域や時代、職人によって多種多様に存在している。今回は十二支にまつわる12の郷土玩具の作り手を訪れ、ワイズベッカーらしい独特のパースが効いた鉛筆画の数々が誕生した。
 《ワイズベッカー越前漆器 酒器》は福井県鯖江市で 200年に渡って漆塗りを継承してきた〈漆琳堂〉で、一つひとつ丁寧に塗り上げて製作した越前漆器。縁起のいい4色を用意している。《ワイズベッカー 伊万里焼 蕎麦猪口》は白地に青いデッサンが映える、すっきりとしたデザインが魅力。《ワイズベッカー 九谷焼 大皿》は、石川県の代表的な工芸である九谷焼の窯元〈上出長右衛門窯〉で作られた、ワイズベッカーのデッサンを中央に配した大皿だ。こちらの商品のみ受注生産品。そのほか、箸置、ふきん、越前和紙 ちぎり葉書き、ブリキ缶入り煎茶、手ぬぐいもラインナップしている。
 なお、 コラボレーション商品の発売を記念して、東京および大阪の一部直営店にて、原画巡回展「フィリップ・ワイズベッカーの郷土玩具十二支めぐり」開催。今回のコラボのために描き下ろした郷土玩具の原画12点を展示するほか、モノクロの原画の販売も行う。

詳しく見る

2018/11/9イベント

鋳物の神に感謝と祈り 高岡・有礒正八幡宮 「ふいご祭り」敷瓦鋳造

 鋳物の神に感謝と祈りをささげる「ふいご祭」が8日、高岡市横田町の有礒正八幡宮で行われ、高岡銅器の職人が木製の送風機「鞴(ふいご)」を使った昔ながらの方法で鋳造式に臨み、波模様の敷瓦を作った。
 鋳造式では、高岡銅合金協同組合(高田和喜理事長)の職人ら4人が鞴を手で動かして炉に風を送り込み、約1200度まで加熱。炉から溶けた銅合金を取り出して型に流し込み、敷瓦3枚を鋳造した。敷瓦は来年の神事で奉納する。
 会場では大勢の見物客が作業を見守った。地元の西条小学校3年生43人も見学に訪れ、佐賀遥斗君は「炎が迫力あった。あんなに燃えるのは初めて見た」と目を丸くした。
 式に先立って行われた神事には、金属加工の関係者ら約60人が出席。事業の繁栄を祈り、昨年鋳造した勾玉(まがたま)と玉串をささげた。高田理事長は「多くの人に高岡銅器について知ってもらい、業界を盛り上げていきたい」と話した。
 鋳物師(いもじ)の祖神「石凝姥神(いしごりどめのかみ)」が祭られている同八幡宮は、毎年11月8日に同祭を行っている。鋳造式は高岡鋳物発祥の地、金屋町が開町400年を迎えた2011年に復活した。

詳しく見る

2018/11/9商品

ザクの頭からお湯が…職人技光る鉄瓶、シャア専用は断念

 アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ「ザク」が、岩手県の伝統工芸品「南部鉄器」になった。製造するのは本場、奥州市の職人たち。バンダイ(東京都)が8日、インターネットで予約受け付けを始めた。
 ザクの頭部を模した鉄瓶は高さ約16・5センチ、重さ約2・5キロ。約700ミリリットルが入る。南部鉄器づくりが盛んな奥州市の水沢鋳物工業協同組合が職人たちに呼びかけ、製作した。目の部分のへこみなどを再現するには特殊な工程が必要で、型を作るのに半年かかったという。
 日本の伝統や技術をガンダムとコラボして発信するバンダイのプロジェクトで、人気が高い「シャア専用ザク」の製作も考えたが、角の部分でやけどする可能性があるため、量産型のザクを選んだという。同組合販売課の佐藤康平さんは「ロボットと鉄で相性が良い。重量感、質感を楽しんでほしい」。

詳しく見る

2018/11/9ニュース

ふるさと納税で伝統工芸後継育成

 伝統工芸の担い手不足が深刻な山形市は、後継者の育成などに必要な資金を「ふるさと納税」を活用して集めることになりました。
 山形市ではかつて鋳物作りなどの伝統工芸が盛んでしたが、現在、県内で活動している山形和傘の職人は1人になるなど深刻な後継者不足に陥っています。
 山形市は、伝統工芸の後継者を育成する事業者や、担い手となる人に対して助成や給付を行っていますが、さらに支援を充実させようと、「ふるさと納税」を活用して資金を集めることになりました。
 寄付をすると、金額の一部が住民税や所得税から控除されるのに加え、返礼品として鋳物の鉄瓶や和傘といった伝統工芸品などが山形市から贈られるということです。
 期間は9日から年末までのおよそ2か月間で、200万円を目標に一口1万円から寄付を受け付けます。
 伝統工芸の後継者の育成にふるさと納税を利用するのは全国でも珍しいということで、山形市の山形ブランド推進課は「伝統工芸を未来に引き継ぐのはもちろん、全国の人にも山形の伝統工芸を知ってもらいたい」と話しています。

詳しく見る