技術・技法
1
製織は、次の技術又は技法によること。
(1)
先染めの平織り又は綾織りとすること。
(2)
よこ糸の打ち込みには、「手投杼」を用いること。
2
染色は、手作業による浸染とすること。この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又はシイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木灰又は泥土とすること。
工芸品名 | 本場黄八丈 |
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よみがな | ほんばきはちじょう |
工芸品の分類 | 織物 |
主な製品 | 着物地、帯 |
主要製造地域 | 八丈島八丈町 |
指定年月日 | 昭和52年10月14日 |
黄八丈織物協同組合
〒100-1621
東京都八丈島八丈町樫立346-1
TEL:049-967-0516
FAX:049-967-0516
本場黄八丈の色は黄色・茶色・黒の3色で、その渋みのある色合いが優雅な絹織物です。
すべて島に自然に生えている植物性の天然染料を用います。天然染料を煎じた液で数十回染色した後、黄色や茶色はツバキやサカキの木を焼いた灰で作った液につけ、また黒色は鉄分を含んだ沼の泥をこした水につけ、糸を染めます。染色された生糸を整経し、昔ながらの高機(たかはた)で手投げ杼(ひ)を用い、隅々にまで気を配って織り上げます。