技術・技法
1
次の技術又は技法により製織されたかすり織物とすること。
(1)
先染めの平織りとすること。
(2)
たて糸のかすりとよこ糸のかすりとを手作業により柄合わせし、かすり模様を織り出すこと。
2
地糸に使用するよこ糸は、米のりその他の植物性糊料を用いる「のり付け」をした後、「追ねん」をすること。
3
かすり糸の染色法は、「手くくり」、「手摺り込み」、「板締め」又は「型紙なせん」によること。
4
しぼ出しは、「湯もみ」によること。
工芸品名 | 本塩沢 |
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よみがな | ほんしおざわ |
工芸品の分類 | 織物 |
主な製品 | 着物地 |
主要製造地域 | 南魚沼市 |
指定年月日 | 昭和51年12月15日 |
塩沢織物工業協同組合
〒949-6435
新潟県南魚沼市目来田107-1
TEL:025-782-1127
FAX:025-782-1128
生糸を使用し、緯糸に強い撚(よ)りをかけて織り上げた後、湯の中でもんで出すシボの立った生地の風合いが特徴の絹織物です。そのサラリとした肌触りと、十字絣や亀甲絣(きっこうかすり)により構成された絣模様は上品さと優雅さで有名です。
先染めの平織(ひらおり)による絣織物で生糸を使います。その製造工程は図案、染色、絣作り、製織(せいしょく)、仕上げに分かれますが、緯糸に強い撚(よ)りをかけ、織り上げ後、湯の中でもんでシボを出すのが特色です。